2021年1月18日

雛人形 購入について

雛人形「誰が買う問題」、決まりはないが多数派は母方の両親!購入時のよくあるトラブルとあわせて解説

\ 「雛人形って必要?」と悩んでいる人にこそ読んでほしい! /

 

雛人形を「誰が買うのか」に決まりはある?

現代においては、雛人形を「誰が買う」という具体的な決まりはありません。
ただ、昔の風習では「母方の両親が購入する」のが主流であり、その流れが現代でも引き継がれているようです。

株式会社ベビーカレンダーが行った「雛人形は誰が購入したか?」の調査結果によると、ママの両親(母方の祖父母)が購入した家庭は全体の67.4%でした。
10家庭中、約7家庭はママの両親が購入している計算です。
(株式会社ベビーカレンダー 2019年2月19日発信『初節句(ひな祭り)に関する実態調査』から引用)

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昔は、雛人形や五月人形など子どもの成長を願う品のほとんどは嫁入り道具として扱われていた背景があったとされており、「嫁に嫁ぐ=男性の家庭に入る」という意味合いが現在よりも明確であったことから、女性側の両親は自分の娘に会いづらくなる傾向がありました。そのため、お祝い事があるたびにお祝いの品を購入し、娘や孫に会いに行くことが習慣化していたことも理由のひとつといわれています。

現代では、婚姻形態や居住スタイルの変化とともに伝統やしきたりに縛られない考え方が好まれるようになったため、雛人形の購入に関してもさまざまなパターンが見られるようになりました。

たとえば、ご両家で平等に負担するケースもあれば、父方の実家が贈るというケースもありますし、さらには実家に頼らず赤ちゃんの両親が自らお金を出して購入するケースも増えてきています。

ですが、やはり昔からの風習が根付いているのか、冒頭の調査結果のように現代でも母方の祖父母が購入するパターンが主流となっています。

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祖父母に購入してもらうケースでよくあるトラブル2つ

ここでは、母方の祖父母や父方の祖父母が購入する場合によくあるトラブルをご紹介します。


代表的なものに次の2つがあります。
①好みと違う・サイズが合わないものを購入されてしまった
②両家から届いたり、どちらの家が買うかで揉めてしまった

それぞれ、解決方法とあわせて詳しく解説します。

トラブルその①:好みと違う・サイズが合わないものを購入されてしまった

・気づいたときには実家が勝手に選んで注文してしまっており、好みのデザインではないものが届いた
・実家が選んだものはサイズが大きく、設置・収納するスペースがない

・・・などのトラブルが最も多く起こりがちです。

せっかく購入してもらっても、好みに合わなかったり、サイズが大きくて飾れなかったりすると悲しいですよね。
これを回避するためには、事前の話し合いをしっかり持つことが大切。

ちなみに、どちらのご実家に購入してもらうにしても、雛人形は実際に飾るご夫婦の意見を反映させながら選ぶことをおすすめします。
一生ものの大切なお人形ですので、ご希望のタイプをお迎えできるように「お人形の具体的なイメージ」や、「お部屋のインテリアに合うか」などをチェックし、ご夫婦が主導権を握る形で雛人形選びを進めていきましょう。

義理のご両親には特に、希望を伝えづらいと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、毎年飾るものですので遠慮せず相談して一番気に入るものを選びましょう。
ご両親と話し合うのも楽しみの一つとして、積極的にコミュニケーションを取りながら選べると良いですね。

関連記事:雛人形の選び方とは?チェックしたい6つのポイント

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見れば見るほど可愛らしい赤ちゃん顔の雛人形です。わが子に似たお顔を探したり、好きなお顔だちを選んだり、みんなで一緒に話し合うのも楽しみの一つとなるはず。お気に入りのお顔を探してみてください。

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トラブルその②:両家から届いたり、どちらの家が買うかで揉めてしまった

・双方の実家から送られてきてしまった
・両家とも買いたいと申し出があり、対応に困った
・片方の実家のみに相談し購入してもらったため、もう片方の実家との関係性がこじれてしまった

十分に相談をしないまま進んでしまうと、こんなトラブルも。

よく話し合い、ご両家のバランスも意識されるとトラブル回避につながります。
たとえば「雛人形は母方の実家で五月人形は父方の実家」、あるいは「雛人形は父方の実家で、初節句のお祝い膳は母方の実家」などのように、持ちつ持たれつのバランスで初節句の準備をされることがポイントです。

両家の分担として、次のようなパターンがあります。
双方が納得のいく形で分担が決められるよう、下記を参考に事前に関係者で相談しておくと良いでしょう。

【分担のパターン例】
・雛人形は母方、五月人形は父方のように分担する
・両家の実家が折半して共同で贈る
・両家の実家からお祝い金をもらい、節句人形はパパママが選んで購入する
・節句人形はどちらかのご実家が購入し、もう一方のご実家は他の節句飾り(つるし雛、名入れ商品など)やお祝いなどを用意する

★お人形以外の贈り物・オプション商品

ふらここでは、お人形以外にもひな祭りに関連するアイテムをたくさんご用意しています。
お祝いの気持ちを示し当日を盛り上げるのにピッタリ!
ご両家で分担される際の参考として、ぜひご覧ください。

まとめ お子さまの健やかな成長を願って

雛人形選びにおいては「誰が買うのか」という点に注目が集まりやすいですが、そもそも雛人形は赤ちゃんの健康と成長を願って飾るもの。
ご両家のお気持ちやご事情に配慮しながら準備を進めて、大切な初節句の日を円満にお迎えしましょう。

もしもご親族とともに雛人形選びを楽しまれたい場合には、オンライン上で商品をお選びいただける「ふらここ」のサイトをチェックされてみてはいかがでしょうか。
ぜひ可愛らしい赤ちゃん顔の雛人形で、笑顔あふれるひな祭りをお過ごしください!


この記事の監修者
代表取締役 原 英洋

1963年東京生まれ。祖父:原米洲(人間国宝)、母:原孝洲(女流人形師)。慶応義塾大学経済学部卒業後、大手出版社・集英社に入社。1987年父親の急逝により、家業である人形専門店に入社。1988年専務取締役就任。2008年に独立して株式会社ふらここを創業。女性活躍推進活動に注力し、2015年に経済産業省『ダイバーシティ経営企業100選』の認定を受ける。
スタッフ全員に光をあてたチーム体制を大切にし、人形業界全体の再興を見据え、「お客様に望まれる商品が多く作られるようになれば、業界も元気が出てくる。その先駆けになるものづくりを進める」ことをモットーとし、日本の美しい文化を次世代に伝えていくことをミッションとする。

代表取締役 原 英洋