
女の子の健やかな成長と幸せを願って飾る雛人形。
その大切な意味はそのままに、近年注目されているのが「和モダンな雛人形」です。
昔ながらの雛人形は立派だけれど、「自宅のインテリアに合うか不安」「少し重たい印象がある」と感じる方も少なくありません。
そんな現代の住まいと感性に寄り添う形として生まれたのが、伝統と今の暮らしをやさしくつなぐ和モダンスタイル。
この記事では、
・和モダンな雛人形とは何か
・どんな特徴があるのか
・なぜ人形工房ふらここの雛人形が和モダンと呼ばれるのか
・失敗しない選び方のポイント
を、初めて雛人形を選ぶ方にもわかりやすくご紹介します。
和モダンな雛人形とは?伝統と現代が融合する新しいスタイル
「和モダン」とは、日本の伝統的な美意識や技法を大切にしながら、現代的なデザインや暮らしに合う要素を取り入れたスタイルのこと。
雛人形の世界では、
格式や意味
職人の技
吉祥文様に込められた願い
といった“変えてはいけない部分”をしっかり守りながら、
色使いや素材、サイズ感などを今の住環境に合わせて再構築しています。
伝統的な雛人形は、金襴の豪華な衣装や朱塗りの台、金屏風など、晴れやかで重厚な佇まいが魅力です。
一方、和モダンな雛人形は、木目調の飾り台、淡い色合いの衣装、装飾を抑えた屏風など、控えめで洗練された美しさが特徴。
和室だけでなく洋室やリビングにも自然に馴染み、
「毎年、気負わずに飾れる」
そんな距離感の近さも、和モダンが選ばれている理由のひとつです。
和モダンな雛人形の5つの特徴
特徴1:ナチュラルな色合いの飾り台

白木調や木目調、ベージュやグレーなど、やさしい色合いが主流。
黒塗りや朱塗りに比べて圧迫感が少なく、リビングの家具とも調和しやすいのが特徴です。
木の温もりを感じられる飾り台は、北欧風・ナチュラル・和モダンなど幅広いインテリアと相性がよく、
「雛人形だけが浮いてしまう」心配もありません。
特徴2:淡く優しい色使いの衣装

パステルカラーやアースカラーなど、柔らかく上品な色合い。
赤や紫といった伝統色も、トーンを抑えることで洗練された印象になります。
柄には、桜・梅・手まりなどの吉祥文様をベースにしながら、
チューリップやミモザなど、現代的な花モチーフを取り入れることも。
伝統と新しさが自然に溶け合っています。
特徴3:シンプルで洗練された屏風

金屏風ではなく、和紙やアクリルなど素材感を活かした屏風が人気。
余白を大切にしたデザインだからこそ、お人形の表情や衣装が際立ちます。
格子模様や円形モチーフなど、幾何学的な要素を取り入れた屏風も増えています。
特徴4:親しみやすい表情のお顔

切れ長でおすまし顔、という従来のイメージとは異なり、
丸みのある輪郭と、やさしく微笑むような表情が特徴。
「怖いと思っていた雛人形の印象が変わった」
そんな声が多いのも、和モダンならではです。
特徴5:コンパクトなサイズ感

横幅30〜50cm前後が主流。
マンションやアパートでも飾りやすく、チェストやサイドボードにも無理なく収まります。
小さくても、作りや素材に妥協はなく、きちんと節句飾りとしての存在感があります。
なぜふらここの雛人形は和モダンなのか|6つの理由
理由1:赤ちゃん顔という現代的な解釈

ふらここの最大の特徴は、赤ちゃんのようなふっくらとしたお顔。
伝統的な技法で作られながらも、「かわいい」「親しみやすい」と感じられる表情です。
「我が子に似ている気がして」
そんな理由で選ばれることも多く、20種類以上のお顔から選べるのも魅力です。
理由2:伝統技法×現代的デザイン

衣装は、京都の織元と何度も試作を重ねて完成したオリジナル生地。
吉祥文様の意味を大切にしながら、現代の感覚で配色や柄を再構成しています。
外来の花モチーフを自然に取り入れている点も、和モダンらしい自由さです。
関連:ふらここのお人形づくり
理由3:ナチュラルカラーの飾り台と屏風

白木調・ブラウン系を中心に、木の質感を活かした飾り台。
屏風も和紙や繊細な装飾を施したものなど、軽やかで上品な印象です。
理由4:優しく洗練された色使い

水色・ピンク・ベージュ・グレー・ラベンダーなど、
リビングに飾っても違和感のない色合い。
どこか「春の空気」を感じさせる、穏やかな配色が特徴です。
理由5:現代の住環境に合うコンパクト設計

飾りやすく、しまいやすいサイズ感。
それでいて、節句飾りとしての意味や格はきちんと守られています。
理由6:洋室にも和室にも調和するバランス

和の要素を大切にしながら、洋の空間にも溶け込む。
この絶妙なバランスこそが、ふらここの和モダンです。
ふらここの雛人形は、伝統を大切にしながらも現代の住宅事情に寄り添ったデザイン。
ご家族の「すき」を、ぜひふらここで見つけてください。
和モダンな雛人形が選ばれる理由
和室がなくても飾れる
現代の住まいでは、和室や床の間がないご家庭も珍しくありません。
和モダンな雛人形は、木目調の飾り台ややさしい色合いを取り入れることで、リビングやダイニング、洋室にも自然に馴染むデザインに仕上げられています。
「雛人形のために飾る場所を用意する」のではなく、いつもの暮らしの中に無理なく置ける点が、多くのご家庭に選ばれている理由です。
若い世代の感性に合う
「雛人形は少し怖い」「古風すぎる」というイメージを持つ若い世代にとっても、和モダンな雛人形は親しみやすい存在。
やさしい表情のお顔や、淡く洗練された色使いは、インテリアやSNSの世界観とも相性がよく、“かわいい”“おしゃれ”と感じやすいのが特徴です。
写真に残したり、家族で眺めたりする時間も、自然と楽しいものになります。
祖父母世代にも納得してもらいやすい
和モダンな雛人形は、見た目は現代的でありながら、節句飾りとしての意味や伝統的な技法はきちんと守られているのが大きなポイント。
吉祥文様や格式を大切にした作りは、祖父母世代から見ても安心感があり、「これは雛人形としてちゃんとしている」と納得してもらいやすい存在です。
世代間の価値観の違いを、やさしくつないでくれます。
流行に左右されず、長く楽しめる
和モダンな雛人形は、奇抜さではなく調和の美しさを大切にしたデザイン。
そのため流行に左右されにくく、何年経っても古さを感じにくいのが魅力です。
娘が成長してからも、毎年変わらず飾りたくなる――そんな**“長く付き合える雛人形”**として選ばれています。
和モダンな雛人形の飾り方アイデア

以下のようなちょっとした工夫で、和モダンな雛人形をより魅力的に飾ることができます。
生活に溶け込みながらも、ひな祭りの特別感を演出してみてください。
家具の色味と合わせて飾る

和モダンな雛人形は、空間との“調和”が美しさの鍵になります。
まずは、飾る予定の家具を確認してみましょう。
・明るいオーク系の床や家具 → 白木調の飾り台
・ウォールナットなど濃い色味 → ブラウン系の台
・白を基調とした空間 → ナチュラル〜淡色系がなじみやすい
ポイントは、近い色味でまとめること。
コントラストを強くしすぎないことで、空間にやさしく溶け込みます。
テレビボードやサイドボードの中央に置き、左右に余白をとると、より洗練された印象になります。
季節の花を一輪添える

和モダンな雛人形には、花を“たくさん”ではなく、一輪そっと添えるのが似合います。
おすすめは、
・桃の花
・菜の花
・チューリップ
・ミモザ
・桜の枝もの
衣装の色と花の色味を合わせると、全体に統一感が生まれます。
たとえば、
・ピンク系の衣装 → 淡い桃やチューリップ
・ベージュ・グレー系 → ミモザや枝もの
高さのある枝物を選ぶと、縦のラインが出て空間に動きが生まれます。
間接照明でやさしい陰影をつける
自然光が入る場所に飾ると、やわらかな雰囲気になりますが、
夜は照明で印象が変わります。
おすすめは、
・スタンドライト
・間接照明
・あたたかみのある電球色
正面から強く当てるのではなく、少し横や斜めから光を当てると、
陰影が生まれ、お顔立ちがより立体的に見えます。
ただし、直射日光は色あせの原因になるため避けましょう。
やさしい光で包むように演出するのが和モダンらしさです。
背景はシンプルに整える
雛人形をより美しく見せるためには、背景の“引き算”が大切です。
・壁にポスターや装飾が多い場合は一時的に外す
・壁色が白やベージュならそのままでOK
・和紙や布を背面にさりげなく敷くのも◎
和モダンは余白の美しさを大切にするスタイル。
背景をすっきりさせることで、雛人形そのものの存在感が際立ちます。
つるし飾りやお名前旗で縦のアクセントを

親王飾りは横の広がりが中心になるため、
縦の要素を加えるとバランスが整います。
・シンプルなつるし飾り
・ナチュラルカラーのお名前旗
色味を抑えたものを選ぶと、和モダンの雰囲気を崩しません。
縦のラインが入ることで、空間に立体感が生まれ、
写真に撮ったときも美しくまとまります。
和モダンな雛人形の選び方|5つのチェックポイント
1.自宅のインテリアとの相性を確認する
まず大切なのは、「どこに飾るか」を具体的にイメージすること。
・床や家具の色は明るい木目?
・白を基調とした空間?
・ウォールナット系の落ち着いた色味?
和モダンな雛人形はナチュラルカラーが中心ですが、
木の色味が合っていないと、わずかな違和感が生まれることもあります。
ポイントは、
・床や家具の色と“同系色”を選ぶ
・迷ったら、明るめの白木調は合わせやすい
・壁が白・ベージュならほぼ失敗しない
インテリアの一部として自然に溶け込むと、
「飾るのが楽しみ」になります。
2.お顔の表情は“直感”を大切に
雛人形は毎年向き合う存在。
だからこそ、お顔はとても重要です。
和モダンな雛人形は、丸みのある輪郭ややさしい微笑みが特徴ですが、
実際に見てみると
・きりっと上品なお顔
・少し幼さの残る赤ちゃん顔
・目元がやわらかいタイプ
など、印象は少しずつ違います。
選ぶときは、
「なんだかこの子が気になる」「我が子に似ている気がする」
そんな感覚を大切にしてください。
理屈よりも、心が動くかどうか。
それが、後悔しない選び方です。
3.衣装の色・柄は“空間との調和”を見る
衣装は雛人形全体の印象を大きく左右します。
和モダンなら、
・パステルカラー
・アースカラー
・トーンを抑えた赤や紫
などが主流です。
柄も重要で、
・桜・梅・手まりなどの吉祥文様
・チューリップやミモザなどの花モチーフ
など、デザインの方向性が違います。
チェックしたいのは、
・部屋のアクセントカラーと合っているか
・派手すぎて浮かないか
・数年後も飽きずに眺められそうか
衣装は「写真映え」だけでなく、
10年後に見ても好きでいられるかを意識すると失敗しません。
4.飾り台と屏風の“素材感”を見る
和モダンは、素材の質感がとても大切です。
飾り台は、
・白木調(やわらかく軽やか)
・ブラウン系(落ち着きがある)
など色味だけでなく、木目の出方にも個性があります。
屏風は、
・和紙(やさしく温かみがある)
・アクリル(透明感があり軽やか)
・格子や円形モチーフ(現代的)
など、印象が大きく変わります。
ポイントは、
“主役はお人形”になっているかどうか。
台や屏風が主張しすぎず、
全体が静かに調和しているものが、和モダンらしい美しさです。
5.サイズと品質のバランスを確認する
和モダンな雛人形はコンパクトサイズが多いですが、
「小さい=簡素」ではありません。
確認したいのは、
・衣装の縫製は丁寧か
・お顔の仕上がりにムラはないか
・小物まできちんと作られているか
サイズは、
・横幅30〜40cm → チェスト向き
・横幅40〜50cm → サイドボード向き
・50cm以上 → ゆとりのある空間向き
と考えると選びやすいです。
小さくても、きちんと“節句飾りとしての格”を感じられるものを選びましょう。
和モダンとシンプルモダンの違い
雛人形を探していると、「和モダン」と「シンプルモダン」という言葉を目にすることがあります。
どちらも現代的なデザインですが、実は大切にしている“軸”が少し違います。
■ 和モダンとは
伝統の意味や格式を大切にしながら、現代の空間に調和させたスタイル。
・吉祥文様や伝統的な衣装の構造は守る
・節句人形としての意味や役割を大切にする
・その上で、色味や素材感を今の暮らしに合わせる
つまり、
「中身はしっかり“伝統”、見た目はやわらかく現代的」
というバランス型です。
たとえば、衣装に桜や梅の吉祥文様が入っていても、
配色を淡く整えることで軽やかな印象になります。
屏風が和紙であれば、和の素材感は残しつつ、金屏風ほどの重厚感は出ません。
和モダンは、
“意味を削らず、印象を整える”デザインといえます。
■ シンプルモダンとは
装飾を極限まで省き、ミニマルな美しさを追求するスタイル。
・無地に近い衣装
・装飾の少ない台や屏風
・直線的で洗練されたデザイン
和の要素を意識的に減らし、
よりインテリア性を重視します。
雛人形というより、
“アートピース”や“オブジェ”のような存在感に近いものもあります。
その分、空間には溶け込みやすいですが、
伝統的な節句の意味や格式は、やや控えめになる傾向があります。
ふらここの和モダンな雛人形ラインナップ

RE-01241802 れいれい 京刺繍・桜色(ナチュラル)




まとめ
和モダンな雛人形は、
伝統を守りながら、今の暮らしにやさしく寄り添う存在。
ふらここの雛人形は、
親しみやすいお顔、洗練されたデザイン、確かな品質で、
現代の家族にちょうどいい和モダンスタイルを叶えてくれます。
1963年東京生まれ。祖父:原米洲(人間国宝)、母:原孝洲(女流人形師)。慶応義塾大学経済学部卒業後、大手出版社・集英社に入社。1987年父親の急逝により、家業である人形専門店に入社。1988年専務取締役就任。2008年に独立して株式会社ふらここを創業。女性活躍推進活動に注力し、2015年に経済産業省『ダイバーシティ経営企業100選』の認定を受ける。
スタッフ全員に光をあてたチーム体制を大切にし、人形業界全体の再興を見据え、「お客様に望まれる商品が多く作られるようになれば、業界も元気が出てくる。その先駆けになるものづくりを進める」ことをモットーとし、日本の美しい文化を次世代に伝えていくことをミッションとする。



