
お部屋になじむ「シンプルな雛人形」や、写真映えする「かわいいお雛様」を選びたい——そんな声が近年ますます増えています。飾りやすく、インテリアとしても楽しめる雛人形は、忙しいご家庭や省スペースでもお祝いをしたいご家庭に大人気。とはいえ、シンプルと言っても素材やお顔立ち、衣装の色味、飾り台のデザインなど、選ぶポイントは意外と多く迷ってしまいがちです。
本記事では、初めての方でも失敗しないシンプルな雛人形の選び方をわかりやすく解説しながら、かわいい雛人形が選ばれる理由についても詳しくご紹介します。あなたのお部屋やライフスタイルにぴったりの雛人形選びの参考にぜひお役立てください。
シンプルな雛人形とは?現代に求められるお雛様のかたち

シンプルな雛人形とは、余計な装飾を控え、洗練されたデザインに仕上げた現代的なスタイルの雛人形です。従来のような豪華な七段飾りではなく、男雛と女雛だけを並べる“親王飾り”が主流で、お人形の数を最小限にすることで、すっきりとした見た目を実現します。飾り台や屏風もシンプルな色合いや素材でまとめられているため、どんなインテリアにも自然と溶け込み、限られたスペースでも飾りやすい点が魅力です。
シンプルな雛人形の特徴

シンプルな雛人形の魅力は、何よりもその“飾りやすさ”にあります。コンパクトサイズで場所を選ばず、棚の上やチェストの一角など、限られたスペースでも気軽に飾れるのが特徴です。無駄を省いた美しいデザインだからこそ、お人形の表情や衣装の質がより一層引き立ち、素材の良さや職人技が際立ちます。
また、色味や装飾が控えめにまとめられているため、和室だけでなく洋室のインテリアにも自然に馴染みます。「シンプル=質素」ではなく、「洗練された美しさ」を追求したスタイルで、本当に大切な部分にこだわった現代的なお雛様として人気が高まっています。
なぜ今、シンプルな雛人形が選ばれるのか?
住環境の変化

近年はマンションやアパートなどの住まいが増え、昔のような大型の段飾りを置くスペースが確保できないご家庭も多くなっています。そのため、リビングを中心とした生活スタイルに合わせて、コンパクトに飾れる雛人形の人気が高まっています。
また、和室がない家庭も珍しくない現代では、洋室のインテリアに自然と馴染むデザインかどうかも大切なポイント。シンプルで洗練された雛人形は、限られたスペースでも飾りやすく、現代の住環境にフィットする新しいスタイルとして選ばれています。
インテリア意識の高まり

北欧風やナチュラル、モダンなど、家庭のインテリアスタイルが多様化する中で、「雛人形も部屋に合うかどうか」が重要な選び方の基準になってきました。シンプルで洗練されたデザインの雛人形は、インテリアの雰囲気を壊さず、お部屋に自然に馴染むのが魅力です。
さらに最近では、おしゃれなインテリアの一部として“季節を問わず一年中飾って楽しみたい”という声も増えています。雛人形を伝統的な行事だけでなく、日常の空間を彩るアイテムとして取り入れる家庭が増えているのも、シンプルな雛人形が選ばれる理由のひとつです。
時短・手軽さのニーズ

共働き家庭が増え、飾り付けや片付けに時間をかけられないご家庭も多い中、シンプルな雛人形が注目を集めています。コンパクトで扱いやすいデザインなら、飾る準備も収納もスムーズ。忙しい毎日の中でも無理なく季節の行事を楽しめる点が大きな魅力です。
「仕事も育児も忙しいけれど、雛祭りはきちんと祝ってあげたい」——そんな現代の家族にぴったりなのが、シンプルで飾りやすい雛人形。省スペースかつ手間いらずで、暮らしに寄り添う新しい雛人形のスタイルとして選ばれています。
本質を大切にする価値観

近年は「たくさん飾るよりも、質の良いものを長く大切にしたい」という考え方が広がり、雛人形選びにもその傾向が強く表れています。お人形の表情の美しさや、衣装の仕立て・素材感といった“本当に大切な部分”にこだわるご家庭が増えています。
シンプルな雛人形は装飾を抑えている分、職人の技やお人形本来の魅力が際立つのが特徴。無駄を省いた分だけ、表情の優しさや衣装の上質さがより伝わり、本格的な雛人形を選びたい方にもぴったりのスタイルです。
ふらここの雛人形はシンプルさとかわいさが「ちょうどいい」バランス

ふらここの雛人形が支持される理由は、シンプルさと可愛らしさの絶妙な「ちょうどいい」バランス。その特徴をご紹介します。
赤ちゃん顔の愛らしいお人形

“丸みのある、愛らしいお顔”は、ふらここが生み出した独自のかわいい「赤ちゃん顔」。
お顔の種類は全部で20種類(2025年12月時点)となり、お子さまに似ている、雰囲気が近いなど、お好みのお顔からお探しいただけます。
わが子の成長とともに、飾るたびに感動できる、毎年のひな祭りが楽しみになる雛人形です。
コンパクトで飾りやすいサイズ

横幅30cm〜50cm程度のコンパクト設計。一番豪華な十五人飾でも50㎝×50㎝以内の省スペースで楽しめます。リビングの棚やチェスト、テレビボードの上にも気軽に飾ることができるのが特徴です。
小さなお人形と細やかな雛道具で構成されたシンプルなセットだから、飾りつけや収納も簡単なのも嬉しいポイントです。
洗練されたデザイン

「ママの目線でものづくりをしたい」という想いのもと、ママ世代の女性スタッフたちが女性ならではのやわらかな感性を活かしてデザインしています。
生活の中に自然に馴染み、リビングや玄関、ダイニングなど、どこに飾っても、飾った瞬間からほがらかで優しい空間を演出します。
職人による丁寧な作り

小さいながらも、日本人形の伝統技法を継承した本物のお人形は、お衣装や装飾品などの細部にいたるまで、職人の手仕事が光ります。お届け前には細やかな最終仕上げをほどこし、愛らしくも上質感あふれるお人形です。
また、修理などのアフターサービス(お人形病院)も充実。
いつまでも想いをつないでお飾りいただけるよう、お届け後もお客様にしっかりと寄り添い続けます。
関連:「雛人形の名前をおさらい!それぞれの特徴や並び方もチェック」
関連:「ふらここお人形病院」
ふらここのシンプルな雛人形|おすすめ商品例
親王飾り
シンプルな雛人形の代表的な形が、男雛と女雛の2体だけを並べる親王飾りです。コンパクトで場所を選ばず、棚の上やリビングの一角などにも気軽に飾れるのが魅力。シンプルな分お人形の表情の優しさや衣装の美しさがより一層引き立ち、素材や職人技の良さをじっくり味わえる飾り方として人気があります。
おすすめの親王飾り

ケース入り飾り
ガラスケースやアクリルケースに入ったシンプルな雛人形は、現代のライフスタイルにとても人気があります。ケースに入っているためホコリが付きにくく、日々のお手入れがほとんど不要。ペットがいるご家庭にもぴったりな飾り方です。
ふらここのケース飾りは、高級感のあるガラスケースタイプや、コンパクトに収納できる組み立て式アクリルケースタイプをご用意。ご家庭に合うひとつを見つけてみてください。
おすすめのケース入り飾り

RE-02127300 れいれい 相鳥花菱文・桃色(組み立てケース入)
立雛
男雛と女雛が立った姿で並ぶ立雛(たちびな)は、シンプルでスタイリッシュな雛人形として人気が高いスタイルです。雛人形の原型ともいわれる最も古典的な形式でありながら、すっきりとした縦のラインが特徴で、現代の住まいやインテリアにもよく馴染みます。
横幅を取らないため、棚の上やコンソールテーブルなど限られたスペースにも飾りやすい点が魅力。
ふらここの立雛もコンパクトながら存在感がありつつも、飾りつけはとても簡単。
ちょこんとお人形が立つ姿は、なんともほほえましい気持ちになります。
おすすめの立雛

シンプルな雛人形の選び方|3つのポイント
【ポイント1】お人形の表情

シンプルな雛人形を選ぶうえで最も大切なのは、“お人形の表情”です。
ふっくらとした赤ちゃん顔の可愛らしい雰囲気が好きか、凛とした古典的な顔立ちの上品さを求めるか──雛人形の印象は表情で大きく変わります。
シンプルだからこそ、お気に入りの表情を選ぶことが、長く大切に飾れる雛人形選びのポイント。毎年飾るたびに「このお顔にして良かった」と思える、心からときめくお顔を選びましょう。
ふらここの雛人形は20種類。お子さまに似ている、雰囲気が近いなど、お子さまにぴったりの雛人形がきっとみつかります。
【ポイント2】飾り台と屏風のデザイン

シンプルな雛人形は、飾り台と屏風のデザインが全体の印象を大きく左右します。
木目調やナチュラルカラーなど、飾り台の色や素材をお部屋のインテリアに合わせて選ぶことで、より統一感のある雛飾りに仕上がります。
さらに、近年は金屏風だけでなく、刺繍や和紙を使用した優しい風合いの屏風や、木製のシンプルな屏風も人気。
お部屋のテイストに馴染みやすく、現代の住まいに合う“ミニマルでおしゃれな雛人形”を楽しめます。
シンプルなコーディネートだからこそ、飾り台と屏風選びが雛人形の魅力を引き立てる重要なポイントです。
【ポイント3】サイズと飾る場所

雛人形を選ぶ前に、飾る場所の横幅・奥行き・高さをしっかり測定しておくことが大切です。
コンパクトな雛人形でも、周囲に少し余裕を持たせて飾ることで、美しくすっきりとした印象になります。
また、実際に飾る場所をイメージしながら選ぶことで「思ったより大きかった」「バランスが合わなかった」といった失敗を防げます。
サイズとスペースを踏まえて選ぶことが、後悔しない雛人形選びのポイントです。
ふらここの雛人形は横幅30cm〜50cm程度のコンパクト設計。リビングの棚やチェスト、テレビボードの上にも気軽に飾ることができるのが特徴です。またコンパクトなので、飾りつけや片づけも簡単に行なうことができます。
関連:「雛人形を飾る場所はどこがいい?風水的におすすめの方角やタブーな場所もチェック」
シンプルな雛人形をもっと楽しむ|飾り方のコツ
つるし飾り・お名前旗で華やかさをプラス

シンプルな雛人形には、脇につるし飾りやお名前旗を添えることで一気に華やかさが増します。
縦のラインをつくり、コンパクトな雛飾りでも立体感と存在感がアップ。
シンプルな親王飾りに少しアクセントを加えたい方や、お祝いの雰囲気をより高めたい方にぴったりのアレンジです。
おすすめのつるし飾り
おすすめのお名前旗
季節の花を添える

一輪挿しに桃の花や桜を飾るだけで、雛飾りの周りがぐっと春らしい雰囲気になります。
シンプルな雛人形と季節の花を組み合わせることで、空間にやさしい彩りが添えられ、より洗練された印象に。
手軽に取り入れられる季節演出として人気があり、写真映えも抜群です。
照明で雰囲気づくり
シンプルな雛人形は、間接照明やLEDキャンドルを組み合わせることでぐっと高級感が高まります。
やわらかな光が陰影をつくり、お人形の表情や衣装の美しさを一層引き立ててくれます。
ひな祭りの定番の灯りといえば雪洞(ぼんぼり)。
雛人形をやさしく灯して、特別な空間を演出するのもよいでしょう。
おすすめの雪洞(ぼんぼり)

まとめ|シンプルな雛人形で、自分らしい雛祭りを

シンプルな雛人形は、現代の暮らしに寄り添う洗練されたスタイルです。
コンパクトで飾りやすく、リビングなどの洋室インテリアにも自然と馴染むため、忙しいご家庭でも手軽にひな祭りを楽しめます。
洗練されたデザインだからこそ、お人形の表情の可愛らしさや、衣装の美しさがより一層際立つのが魅力。
シンプルだからこそ、本当に大切にしたいものが浮かび上がり、毎年飾るたびに心が満たされます。
ふらここの雛人形なら、飾るたびに嬉しくなるような、特別なひな祭りをお迎えいただけます。
ぜひふらここで、大切なわが子にぴったりの雛人形を見つけてみてください。
1963年東京生まれ。祖父:原米洲(人間国宝)、母:原孝洲(女流人形師)。慶応義塾大学経済学部卒業後、大手出版社・集英社に入社。1987年父親の急逝により、家業である人形専門店に入社。1988年専務取締役就任。2008年に独立して株式会社ふらここを創業。女性活躍推進活動に注力し、2015年に経済産業省『ダイバーシティ経営企業100選』の認定を受ける。
スタッフ全員に光をあてたチーム体制を大切にし、人形業界全体の再興を見据え、「お客様に望まれる商品が多く作られるようになれば、業界も元気が出てくる。その先駆けになるものづくりを進める」ことをモットーとし、日本の美しい文化を次世代に伝えていくことをミッションとする。



