初孫の出産祝いに何を贈ったら良いか悩んでいる祖父母の皆さまへ。
待ちに待った初孫の誕生は、祖父母にとってかけがえのない喜びであり、家族にとって大きなお祝いの節目です。
しかし「どんな出産祝いを贈れば喜ばれるだろう?」「今の子育て事情に合ったギフトは何だろう?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
現代の子育ては新しいグッズや考え方が次々と登場しています。そのため従来の常識だけで選ぶと、せっかくのプレゼントが使いにくかったり、ママ・パパのライフスタイルに合わなかったりすることも。
そこで本記事では、
- ママ・パパの気持ちに寄り添い、生活環境にフィットする出産祝いの選び方
- 祖父母だからこそ意識したい役割とプレゼントの工夫
- 現代ならではの便利グッズや子育て事情
この3つの観点から、初孫の誕生を祝うにふさわしいギフトアイディアをご紹介します!
【定番品】選び方のポイントも解説!初孫への出産祝い・ベビー用品
■ べビー用品の定番アイテム
子育てをする上でかかせないベビー用品。毎日使うものや赤ちゃんが触れるものなので、ママ・パパも安全性にとても気を遣います。
そのためベビー用品を出産祝いとして選ぶときは、PSC・SC・STといった安全基準マークを満たしているかどうかを確認し、生活に合った機能性があること、さらにママ・パパの要望を事前に聞いておくことが、定番ギフトを贈る上で大切なポイントです。
特にベビーカーやベビーベッドなど、高価なベビー用品は祖父母からの初孫プレゼントとして喜ばれますが、場所を取ったり新生児期しか使えない場合もあります。そのため家庭によっては、レンタルやサブスクを利用するほうが経済的な負担を抑えられ、合理的であることも考えられます。パパ・ママにとってどんなベビー用品が理想的なのか、しっかり耳を傾けてみましょう。
● ベビーカー
誕生後すぐに使えるA型のベビーカーは、赤ちゃんを寝かせられるフラットなシートになっていて、安定感があり機能性も充実しています。
一方で新生児期はほとんど外出しない場合もあるので、赤ちゃんがしっかりお座りできる頃から使える、軽量でコンパクトなB型のベビーカーのほうが経済的で長く使えます。
【A型・B型の違い】
《A型ベビーカー》
適用月齢:生後1ヶ月(または生後4ヶ月)を過ぎた頃から
連続使用時間:2時間以内
特徴:座面がリクライニングできるので、首が据わる前の赤ちゃんも乗せられる
メリット:衝撃や振動を吸収するクッション性能や、両対面式で赤ちゃんと自分を向かい合わせに乗せたり、景色を見せるなど切り替えられる機能性が高い。
デメリット:重量があり高価。座面が広いため収納場所を取る。
《B型ベビーカー》
適用月齢:生後7か月を過ぎた頃から
連続使用時間:1時間以内
特徴:コンパクトに折り畳めて、軽いので持ち運びしやすい
メリット:操作性が良く小回りが利き、A型に比べ安価。
デメリット:背面式のみで荷物を置くスペースが少ない。
● ベビーベッド
従来からある木製のベビーベッドはインテリアに馴染みやすいだけでなく、子どもの成長に合わせ床板の高さを変えることができたり、ベビーサークルにもなるなど機能性も高くなっています。
“持ち運べるベビーベッド”と呼ばれる「ベッドインベッド」は、大人の寝具の上に置いて赤ちゃんの添い寝ができるため、近年人気が高まっています。
● 抱っこ紐
抱っこ紐は妊娠中期以降、お腹が大きくなる前にママ・パパが実際に装着して使用感を試し購入しておくのがお勧めです。
抱っこ紐には「ベビーキャリア」「スリング」「ヒップシート」など形状に種類があり、赤ちゃんの抱き方や使用できる年齢・月齢が異なります。
さらに、近年の危険な暑さに配慮した抱っこ紐用の保冷シートなど、本体以外のオプションも併せて用意してあげるとより良いでしょう。
● おむつやミルク・ベビー服(消耗品)
おむつやおしりふきは実用的かつ消耗品のため、まとめ買いが重宝します。
ママ・パパや赤ちゃんによって使いやすい商品・メーカーを選んであげると良いでしょう。
新生児期の小さくて可愛いベビー服はすぐにサイズアウトしてしまいやすいので、プレゼントは80cm以上がお勧めです。
また、ファッションは特にママ・パパの好みが出やすいので、肌着など何枚あっても良いもののほうが喜ばれるケースも。
■ 赤ちゃんとの生活を豊かにするアイテム
赤ちゃんの豊かな成長と日々かかせない家事や掃除が便利・快適になるようなお役立ちアイテムは、時代とともに多様化しています。
だからこそママ・パパの生活環境だけでなく、赤ちゃんの月齢や性格に合ったものを選ぶことが大切になっていきます。
● ベビーモニター
住空間の広さや間取りによって必要性が分かれるアイテムですが、家事をしながら赤ちゃんの寝起きや寝返りを確認できるため、精神的な安心感を得やすく育児と家事の両立をサポートしてくれます。
カメラ性能や取り付け方法、スマホ連携の有無、音声や温度検知などの機能に違いがあり、スマホやタブレットを複数持っていればアプリで代用できる場合もあります。
● ベビーバス・お風呂グッズ
沐浴用のベビーバスは新生児期に必須ですが、使用期間が短いため成長に合わせてバスチェアなどに切り替えると良いでしょう。
近年は空気を入れて膨らませるソフトタイプが人気で、コンパクトに収納できてデザイン性も豊富です。
また、赤ちゃんを寝かせても背中が冷たくない発砲ポリプロピレン製など、ママ・パパだけでなく赤ちゃんにとっても快適なアイテムも開発されています。
● 知育玩具・絵本
ママ・パパの好みや教育方針が反映されやすいアイテムですが、赤ちゃんの成長を豊かにサポートし、長く楽しめる点で祖父母からのプレゼントにもぴったりです。ただし、大きなぬいぐるみやパーツの多いおもちゃは収納や片付けに手間がかかるため、贈る際はママ・パパと相談するとより喜ばれるでしょう。
■ ママ・パパへ労いを!サポートアイテム
出産前後のママはホルモンバランスの影響で心身ともに疲れやすく、生活サイクルも大きく変わるため、ストレスや負担を和らげる商品やサービスが喜ばれます。
ベビー用品やベビーグッズはママ・パパ自身で選びたい場合や、友人・知人からのお祝いと重なることもあるため、初孫の出産は同時に“ママ・パパの誕生”でもあることを忘れず、労わりの気持ちを込めたプレゼントを選ぶことが大切です。
● 産後ケア用品
出産を終えたママへ、身体の痛みや不調を和らげられるような補正ウェアや、普段使いのものよりワンランク上のスキンケアアイテムで身体や心のサポートができます。
● 家事代行サービス、宅配ミールキット
遠方に暮らすなどで祖父母が育児や家事の手助け・協力が難しい場合に代わって手助けしてくれるプロの家事・掃除代行。サービスにもよりますが時間制が基本で、1時間あたり2,000〜5,000円程度かかるので、複数回の利用が可能なギフト券は重宝されるでしょう。
また、定期宅配のミールキットはメニューが豊富で栄養バランスも摂れており、家事の時短だけでなくママ・パパの体力づくり・疲労回復に役立ちます。
● カタログギフト
ママ・パパ自身が本当に欲しいと思うものを贈りたい方には「ママ・パパがギフトを選べる」という選択肢で失敗しない出産祝いになります。
【記念品】一生の思い出をカタチに!初孫祝いのギフトもおすすめ
■ 記念品としてのプレゼントの価値
赤ちゃんの成長に伴ってベビー用品は次第に使われなくなっていきますが、思い出にのこる記念のプレゼントは、初孫の成長の節目を繰り返し見返すことができ、家族の歴史を刻むものとなります。そして赤ちゃんが大きくなったときに記念品は祖父母からの深い愛情や願いが込められた証となることでしょう。
● 名前入りアイテム、オーダーメイド品
普段使いするアイテムから記念品まで、赤ちゃんのお名前が入ることで世界に1つだけの特別なプレゼントになります。
名前入りアイテムは受注生産品であることが多いため、出産祝いなどは名前が決まったら速やかに購入するのが肝心です。
関連:名前旗(命名旗)とは?出産祝いや初節句にぴったりなギフトとして大注目!
● プロによる出張撮影チケット、手形・足形アートキット
赤ちゃんの誕生や成長の証を美しくのこせるだけでなく、体験自体が家族の思い出になります。また、撮影した記念写真や手形・足形は家族みんなで共有することができます。
【節句人形】初節句を迎える初孫へ!雛人形・五月人形の選び方
◎ 節句人形が特別なプレゼントの理由
雛人形や五月人形は、子どもの健やかな成長を願い、災いや病から守ってくれると古くから伝えられています。平安時代の宮中から始まった人形を飾る習慣は、江戸時代には庶民の暮らしにも広がり、今日まで大切に受け継がれています。
つまり人形は、いつの時代も変わらぬ「子どもを思う気持ち」を形にしたものです。贈ることで「どうか元気に育ってほしい」という願いを子や孫に託し、家族の絆を深める特別な贈り物となります。
◎ 「初節句」は一生に一度の大切な行事
子どもが生まれて初めて迎える桃の節句・端午の節句を「初節句」といいます。
地域の風習によってお節句のお祝いをする時期が異なる場合や、赤ちゃんの生まれ月によっては人形店で人気の商品が完売し、ママ・パパの希望する節句人形が手に入りにくいこともあります。そのような時は、柔軟に翌年の節句を初節句としてお祝いしても問題ありません。
初節句に雛人形や五月人形を飾り、赤ちゃんを囲んで家族みんなが健やかな成長を願いながら温かくお祝いする時間は、特別なひとときとなることでしょう。
◎ 節句人形選びのポイント
近年の雛人形や五月人形は、現代の住宅事情に合わせインテリアになじみやすい、コンパクトでモダンなデザインが増え人気となっています。
また、赤ちゃんが成長し大きくなっても大切に飾れるように、購入を検討する際には専門店や販売店で取り扱っているお人形の品質やアフターサービスは重要視したいものです。
ふらここの雛人形・五月人形は、まるで赤ちゃんのような可愛らしいお顔立ちが特徴の手のひらサイズでありながら、熟練の人形職人が制作を手掛け高級感と上品さのある節句人形です。
初孫誕生の大きな喜びを華やかに祝い、健やかな成長を願う雛人形・五月人形は、家族みんなの想いがこもったプレゼントとしてお勧めの逸品です。
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【合わせて読みたい】雛人形・五月人形っていつ・どこで買えばいいの?
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販売店によって販売時期が異なります。初節句に向けて希望の雛人形・五月人形を購入するために、下記のリンクをぜひ参考にしてみてください。
◎ ふらここ最新|おすすめの雛人形・五月人形
● 親王飾 ことこと 琳派名物裂
京都・西陣織で織り上げた、格式高い琳派名物裂のお衣装を着せた雛人形です。ナチュラルな色合いの飾り台と、縁起の良い四つの草木をほどこした刺繍のお屏風は、シンプルながら華やかさもあり、お部屋のインテリアともなじみます。
商品名:CT-01124400 ことこと 琳派名物裂
サイズ:横幅42.5×奥行25×高さ25cm
販売価格:79,950円(税込:87,945円)
● 五人飾 れいれい 衣装着・うめ東風
鮮やかな桃色のお化粧がよく映えるお顔だちのれいれいの衣装着雛人形です。慎ましくも華のある印象のれいれいにぴったりな、知性感じるフクロウ柄のお衣装は、正絹と金糸を使った滑らかな質感と、程よいツヤ感で高級感があります。
商品名:RE-05260000 れいれい 衣装着・うめ東風
サイズ:横幅45×奥行29×高さ34.5cm
販売価格:196,000円(税込:215,600円)
● 十人飾 そよそよ 春のめばえ・桃色
純真無垢な表情のそよそよのお顔立ちの華やかさがひときわ引き立つ雛人形です。まるで絵画のような柔らかいタッチで織られたお衣装は、春のそよ風を思わせる温かみのある色味でまとめました。
商品名:SO-01326500 そよそよ 春のめばえ・桃色
サイズ:横幅42×奥行31.5×高さ37cm
販売価格:193,000円(税込:212,300円)
● 大将飾 夢
爽やかな青空の下、元気にいっぱいに遊ぶ愛らしい男の子。伊達 政宗の兜をかぶって凛とたたずむ、可愛らしい大将飾です。
風薫る五月の青空の下で遊ぶ男の子をイメージしたお人形には、わが子への健やかなる成長の願いが込められています。
商品名:T-000011102 夢
サイズ:横幅35×奥行27×高さ29㎝
販売価格:90,900円(税込:99,990円)
● 兜飾 白群に菖蒲鯉の兜
“幸福”と”平和”の象徴として古来より親しまれてきた鳳凰を、透かし彫りで鍬形にほどこした上品で美しい兜。目を惹くロイヤルブルーの忍び緒が、兜の美しさをプラスします。
商品名:K-000401000 白群に菖蒲鯉の兜
サイズ:横幅40×奥行30×高さ27.5cm
販売価格:90,900円(税込:99,990円)
● 鎧飾 消金緋色々糸縅の鎧
柔らかな黄色のグラデーションに、一本すっと入った紺色のラインが引き締まった印象を与える鎧飾り。コンパクトサイズながらも、古の時代に武士が着用した鎧を精巧に再現したミニチュア版として、名匠・総州 英凛(そうしゅう えいりん)が手づくりで仕上げた本物志向の鎧飾です。
商品名:Y-000330500 消金緋色々糸縅の鎧
サイズ:横幅30×奥行27×高さ31cm
販売価格:99,990円(税込:109,989円)
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【合わせて読みたい】雛人形・五月人形の相場ってどのくらい?
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雛人形・五月人形には、さまざまな種類があり価格帯もかなり幅広いです。商品の特徴と相場を下記のリンクからぜひ参考にしてみてください。
【まとめ】想いを込めて初孫の誕生祝いを贈るため…
初孫の誕生は、祖父母にとってかけがえのない喜びであり、家族の新しい歴史の始まりです。
だからこそ、出産祝いにはママ・パパの子育てをサポートする実用的なベビー用品や記念品、さらに赤ちゃんの健やかな成長を願う節句人形など、心に残るギフトを選ぶことが大切です。
特に雛人形や五月人形は、初節句という一生に一度の節目を彩り、家族の思い出として長くのこる特別な贈り物になります。早い時期からの準備で希望の商品を確保し、初孫への「元気に育ってほしい」という想いを形にしましょう。
初孫の誕生を祝うプレゼント選びに迷ったら、ふらここの雛人形・五月人形をぜひチェックしてみてください。
1963年東京生まれ。祖父:原米洲(人間国宝)、母:原孝洲(女流人形師)。慶応義塾大学経済学部卒業後、大手出版社・集英社に入社。1987年父親の急逝により、家業である人形専門店に入社。1988年専務取締役就任。2008年に独立して株式会社ふらここを創業。女性活躍推進活動に注力し、2015年に経済産業省『ダイバーシティ経営企業100選』の認定を受ける。
スタッフ全員に光をあてたチーム体制を大切にし、人形業界全体の再興を見据え、「お客様に望まれる商品が多く作られるようになれば、業界も元気が出てくる。その先駆けになるものづくりを進める」ことをモットーとし、日本の美しい文化を次世代に伝えていくことをミッションとする。
