2021年2月16日

五月人形

お好みの武将で五月人形選び!モチーフとして人気の戦国武将とその特徴をご紹介

五月人形に「こんな子に育ってほしい」といった願いを込めたい場合には、戦国武将をモチーフにしたタイプがおすすめです。武将ごとに歴史的な背景や人物像が異なるため、それぞれの特徴を把握したうえでお選びいただくとよいでしょう。

ここでは、五月人形のモチーフに用いられることが多い戦国武将とその特徴をまとめました。ふらここの人気商品も合わせてご紹介するので、ぜひ五月人形選びの参考にされてみてはいかがでしょうか。

 

戦国武将をモチーフにした五月人形を選ぶメリット

五月人形には兜飾や大将飾、鎧飾などさまざまな種類があり、なかには武将がモチーフになっているものも多く見られます。特に上杉謙信や伊達政宗といった有名な戦国武将のタイプが好まれる傾向があり、「憧れの武将の兜が飾りたい」とこだわって選ぶ歴史好きの方も少なくありません。

そのような武将モチーフの五月人形を選ぶメリットは、お子さまの健やかな成長を願うだけでなく「歴史上の武将のように活躍してもらいたい」といった明確な願いを込められることです。また、五月人形は種類が豊富で迷ってしまうものですが、武将の人柄や功績、さらには出身地などで絞り込むことで選びやすくなるメリットもあります。

 

五月人形のモチーフによく見られる戦国武将とその特徴をチェック

ここから先は、五月人形のモチーフとして用いられることが多い戦国武将をご紹介いたします。それぞれの歴史的背景や人物像に注目しながら、お気に入りの武将を見つけてみてはいかがでしょうか。

また、お子さまやご夫婦の出身地にゆかりのある武将を選ぶのもおすすめです。ふらここで人気の武将シリーズもご紹介するので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。

 

・上杉謙信

越後の武将である上杉謙信は、最強と称される戦国武将のひとりです。敗戦はごくわずかという神がかった戦績から「越後の虎」や「軍神」という別名を持ち、内乱が続いていた越後の国の統一を果たしました。

そのような戦上手の面を持つ一方で、冷静に他人を思いやる一面も。敵の武田信玄が塩不足で困っていることを耳にして塩を送ったエピソードもあり、このことは「敵に塩を送る」ということわざの語源にもなっています。

ゆかりの地 新潟県(越後)
デザインの特徴 日輪と三日月

※ふらここの「上杉謙信」をモチーフとした商品はこちら>

〇商品名:K-000220200 上杉謙信の兜 小 (収納タイプ)
〇商品の特徴:日輪と三日月の鍬形(くわがた)が何とも美しい、高級感あふれる兜飾です。鮮やかな彫金が施された吹き返しや正絹を使用した縅糸(おどしいと)、繊細な花の蒔絵が描かれたお屏風や飾り台など、細部までこだわって仕上げました。

https://www.furacoco.co.jp/gogatsu/product/K-000220200

 

・伊達政宗

病気で片目の視力を失いながらも、仙台藩の初代藩主として東北の繁栄を築いた伊達政宗。「生まれてくるのが10年遅かった」というのは有名な話で、戦国時代の全盛期に誕生していれば天下統一も夢ではなかった存在と言われています。

別名で「独眼竜」や「奥州の竜」との異名を持つほど強く聡明で、戦場には真っ赤な鎧で挑むといったおしゃれな一面も。その派手な武装姿が評判となり、「伊達男(=派手でおしゃれな男性)」という言葉が定着したとの説もあります。

ゆかりの地 仙台(東北)
デザインの特徴 大きな三日月

・ふらここの伊達政宗をモチーフとした商品

〇商品名:K-000100300 伊達政宗の兜 小 銀仕立て
〇商品の特徴:鮮やかな赤い袱紗(ふくさ)の上で、銀仕立ての兜が美しく輝く兜飾です。迫力がありながらもコンパクトな作りなので、設置場所や収納場所に困ることなく気軽に取り入れていただけます。

https://www.furacoco.co.jp/gogatsu/product/K-000100300

 

・新田義貞

鎌倉時代末期に活躍した武将である新田義貞は、鎌倉幕府の悪政に立ち向かって倒幕の立役者となった存在です。「攻めにくく守りやすい地形」と言われた鎌倉を攻略したことが大きく評価され、その後の建武の新政では武者所(京都の警備を司る官職)の頭人を務めました。

足利尊氏のライバルとして見られることが多いですが、当時の新田家は足利家とは比較の対象にならないほど弱小だったようです。そのような背景のなかで活躍を見せたことから、圧倒的な実行力を持つ武将として語り継がれています。

ゆかりの地 鎌倉(関東)
デザインの特徴 菊と蘭の彫金

・ふらここの新田貞義をモチーフとした商品

〇商品名:K-000110900 貫前大鍬形の兜 (収納タイプ)
〇商品の特徴:華麗なデザインの大鍬形が目を引く、名匠・上原 玉鳳(うえはら ぎょくほう)作の兜飾です。菊と蘭の彫金をあしらったお屏風や富士を描いた飾り台も優美な仕上がりで、コンパクトながらも本格的な五月人形をお探しの方におすすめです。

https://www.furacoco.co.jp/gogatsu/product/K-000110900

 

・武田信玄

戦国時代において甲斐(山梨)の領主であった武田信玄は、上杉謙信のライバルとして有名な武将です。風林火山を旗印に掲げた強靭な騎馬軍団を武器とし、戦上手な武将として名を轟かせました。

「何としても京の都に上る(天皇に謁見する)」という強い目標を掲げて軍勢を動かし、疾病で亡くなる間際まで勝つことにこだわっていた執念の人とも言われています。また、家臣や領民を大切にする一面もあり、周囲の人から信頼を集めていた人物としても有名です。

ゆかりの地 山梨・長野
デザインの特徴 武田菱や白毛など

 

・直江兼続

戦国時代後期に活躍した直江兼続は、「義勇の人」として知られる武将です。上杉景勝の家臣として徳川家康に戦いを挑んだ話が有名で、義を重んじた生きざまが表れています。

また、知性や教養があり、詩歌や読書を好んでいた一面も。ちなみに直江兼続の兜に見られる「愛」の文字は、上杉謙信が戦勝祈願をした愛宕神社から取ったという説と、直江兼続が信仰していた愛染明王が由来しているという2つの説があります。

ゆかりの地 新潟県
デザインの特徴 額に「愛」の文字

 

戦国武将の五月人形でお子さまの成長祈願を

戦国武将をモチーフにした五月人形を選ばれる際は、ここでご紹介したような功績や人柄、ゆかりの地などを参考にされるとよいでしょう。ご夫婦がお好きな武将を選ばれてもいいですし、「こんな風に育ってほしい」とお子さまの将来を思い描きながら選ぶのも素敵です。

ふらここでは人気の武将をモチーフにしたタイプはもちろん、赤ちゃんのお顔をイメージした可愛らしい大将飾などさまざまな五月人形をご用意しております。「コンパクトサイズの五月人形が欲しい」「お部屋の雰囲気に合うおしゃれなタイプを選びたい」という方は、ぜひ以下の商品ラインナップをチェックしてみてください。

ふらここの五月人形一覧はこちら>
https://www.furacoco.co.jp/gogatsu/product/


この記事の監修者
代表取締役 原 英洋

1963年東京生まれ。祖父:原米洲(人間国宝)、母:原孝洲(女流人形師)。慶応義塾大学経済学部卒業後、大手出版社・集英社に入社。1987年父親の急逝により、家業である人形専門店に入社。1988年専務取締役就任。2008年に独立して株式会社ふらここを創業。女性活躍推進活動に注力し、2015年に経済産業省『ダイバーシティ経営企業100選』の認定を受ける。
スタッフ全員に光をあてたチーム体制を大切にし、人形業界全体の再興を見据え、「お客様に望まれる商品が多く作られるようになれば、業界も元気が出てくる。その先駆けになるものづくりを進める」ことをモットーとし、日本の美しい文化を次世代に伝えていくことをミッションとする。

代表取締役 原 英洋