ふらここ雛人形 こだわりの髪型をご紹介!

意外と大事!雛人形の髪型に注目

雛人形を選ぶとき、「髪型」に注目したことはありますか?

実は髪型は、雛人形の印象を左右するとっても大切なポイントなんです。

ふらここの雛人形は20種類のお顔がありますが、実はお顔に合う髪型にもとことんこだわって制作しています。

どれも伝統的な髪型ながらも、ふらここの赤ちゃん顔に合う愛らしい雰囲気!

ふらこここだわりの3種類の髪型をご紹介します✨

(髪型の名前にも注目です!)

ふらここのお人形づくりについては、以下の記事もご参考くださいね。

ふらここのお人形づくり

ふらこここだわりの3種類の髪型

①ころたま 

ふらここが独自に開発した髪型(特許取得済)の「ころたま」。

額からなめらかに後ろに流れるようなラインになるように、こだわって結い上げています。まるで”ころん”と音がするような、やわらかい雰囲気が魅力!

すっきりしつつも、やさしいお顔に見せてくれる髪型です。

「ころたま」のお顔はこちら!

・れいれい

>>れいれいのお顔をくわしくみてみる

・そよそよ

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・あいあい

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・うたうた

>>うたうたのお顔をくわしくみてみる

②ひめふわ

左右の顔周りに髪を垂らしたおさげ髪が最大の特徴!その可愛らしい雰囲気から、ふらここでは「ひめふわ」という愛称で親しまれています。この髪型は、平安時代に黒髪や肌の美しさを強調させる髪型として女性たちに人気を集めていました。後ろ髪はふわっとひとつに束ね、毛先をぱつんと綺麗に切りそろえています。

「ひめふわ」のお顔はこちら!

・まいまい

>>まいまいのお顔をくわしくみてみる

・ことこと

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・めいめい

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・ほのほの

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③まるゆい

平安時代に儀式などで貴族が結っていた、おすべらかしという上品な髪型です。

「ころたま」との違いは、頭のラインの違い。「ころたま」はお顔がころんと見えるようななめらかな頭のラインなのに対し、「まるゆい」はその名のとおり頭がよりまあるく見えるように結い上げています。

まるゆい
ころたま

「まるゆい」のお顔がこちら!

・ゆいゆい

>>ゆいゆいのお顔をくわしくみてみる

・しんしん

>>しんしんのお顔をくわしくみてみる

・さらさら

>>さらさらのお顔をくわしくみてみる

雛人形の髪の毛はどうやってできているの?

ふらここ雛人形の髪の毛には、「スガ糸」と呼ばれる黒く染めた上質な絹糸を使用しています。まるで本物の髪の毛のような、さらさらの肌ざわりや自然な風合いが魅力です。

お顔の生地ができたら、髪の毛の植え込みを行ないます。

平たく束にした髪の毛の橋に糊をつけ、頭部に掘った溝の中に髪の毛の端を植えこんで接着。

ふらここの雛人形のようににちいさなお顔(頭部)に髪の毛を植えこむのは、熟練の職人ならではの技法なのです。

髪の毛の植え込みが完了したら、ブラシで丁寧にとかして髪の毛を結い上げます。

髪の毛を結い終わったら、リボンや玉串(たまぐし:かんむりの部分)を取り付けて美しく仕上げます。

紙を結い、髪飾りを付けたお顔にまゆ毛、まつ毛、髪の毛の生え際などを描いたら最終仕上げの工程へ。職人から納品されたお人形を、ふらここ社内で仕上げていきます。

髪切りバサミでサイドや後ろ髪の髪先を細かく切り揃えたり、全体のシルエットを整えていきます。その様子は、まるで雛人形たちの美容院のよう…!

リボンや髪飾りにも汚れなどがないかを確認し、どの角度から見ても美しく愛らしいお人形をお届けできるよう、最後まで丁寧に仕上げます。

この記事の内容はふらここ公式Instagramでもご紹介しているので、ぜひフォローしてチェックしてみてくださいね✨

ふらここのてしごと-こだわりの髪型編1

ふらここのてしごと-こだわりの髪型編2

ふらここが大切にしているのは「本当に飾りたいと思える雛人形」を選んでいただくこと。

お人形のお顔や髪型、お化粧など細部までしっかりと作りこみ、「この雛人形、我が家にぴったり!」と思っていただけるようなとっておきのひとつをお届けできるものづくりを続けています。

あなたのおうちにぴったりな雛人形、ぜひふらここで見つけてくださいね!


この記事の監修者
代表取締役 原 英洋

1963年東京生まれ。祖父:原米洲(人間国宝)、母:原孝洲(女流人形師)。慶応義塾大学経済学部卒業後、大手出版社・集英社に入社。1987年父親の急逝により、家業である人形専門店に入社。1988年専務取締役就任。2008年に独立して株式会社ふらここを創業。女性活躍推進活動に注力し、2015年に経済産業省『ダイバーシティ経営企業100選』の認定を受ける。
スタッフ全員に光をあてたチーム体制を大切にし、人形業界全体の再興を見据え、「お客様に望まれる商品が多く作られるようになれば、業界も元気が出てくる。その先駆けになるものづくりを進める」ことをモットーとし、日本の美しい文化を次世代に伝えていくことをミッションとする。

代表取締役 原 英洋