2025年11月17日

ひな祭り 伝統行事 雛人形

年齢別で完全マスター!雛人形との写真の撮り方|0歳から小学生まで成長記録の残し方

「ひな祭りに、雛人形と一緒にわが子の成長を記録に残したいけど、どうしたら可愛く撮れるの?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

雛人形と一緒に撮る写真は、ただの行事記録ではなく、お子さまの成長を形として残す大切な記録です。特に0歳から小学生までの時期は、成長のスピードが速く、表情も仕草も日々変わっていきます。だからこそ、その時々の姿を一枚一枚大切に残しておくことが、後になって家族のかけがえのない宝物になります。

この記事では、そんな大切なお子さまの成長を記録に残すために、撮影のコツを年齢別に丁寧にお伝えいたします。ぜひ参考にしてくださいね。

目次

雛人形の写真、年齢によってこんなに違う撮り方のコツ

お子さまの成長に合わせて、雛人形と一緒に写す写真の撮り方も大きく変わります。

お子さまが成長する過程では、記録に残したいと思う瞬間はさまざまに変わります。0歳〜1歳の赤ちゃんは寝返りをうったり、お座りやつかまり立ちができるように。2〜3歳の頃には好奇心が旺盛になり、動きも表情も豊かに。4歳を過ぎると表情豊かにポーズを取れるようになり、小学生になる頃には、自分で飾りつけを手伝えるほどに成長します。

年齢ごとにお子さまの動きや表情、そして雛人形との関わり方が大きく変化するため、被写体へのアプローチ方法も自然と異なってきます。写真を撮るたびに「今、この瞬間にしかない表情」を残しておきたいものです。そうすることによって、雛人形と一緒に撮った写真は、単なるお節句の記録ではなく、その年齢ごとの成長を感じられる家族にとってかけがえのない記録になります。

【0歳〜1歳】赤ちゃんと雛人形、初節句の写真撮影テクニック

初めて迎えるひな祭りは、赤ちゃんの成長をお祝いする特別な日。まだ小さな身体で雛人形と一緒に写る姿は、この時期ならではの愛らしさがあります。年齢や発達段階に合わせて撮影方法を工夫することで、思い出に残る「初節句ショット」を残すことができます。

・ねんね期(0〜3ヶ月)

まだ首が座っていない時期は、赤ちゃんを雛人形の前に寝かせ、真上から撮影するのがおすすめです。ふんわりとした自然光を使うと、肌の透明感が引き立ち、やさしく温かな写真に仕上がります。カメラを赤ちゃんの目線の高さに合わせると、表情がより豊かに映ります。

・お座り期(5〜8ヶ月)

お座りができるようになったら、雛人形の隣に座らせて撮影してみましょう。赤ちゃんとお雛様の目線が合うように構えることで、温かみのある1枚になります。転倒防止のためにクッションなどで支えると安心です。

・つかまり立ち期(9〜12ヶ月)

つかまり立ちができるようになると、赤ちゃんはどんどん好奇心旺盛に。雛人形を触ろうとする仕草や、じっと見つめる表情など、自然な瞬間を逃さずシャッターを切りましょう。

・明るさの調整

撮影は自然光を活かすのがポイント。逆光を避け、柔らかい光が赤ちゃんの顔に当たる位置を選びましょう。照明を使う場合も、白い布などで光を拡散させると柔らかい印象になります。

・スマホ撮影のコツ

赤ちゃんの何気ないしぐさや自然な動きを逃すことなく撮影するために、スマホの連写機能を活用すると、思いがけないベストショットを残すことができます。


初節句を迎える赤ちゃんには、ふらここのコンパクトな親王飾がおすすめです。赤ちゃんの隣に飾っても圧迫感がなく、写真にもぴったりのサイズ感。可愛らしいデザインで、初めての雛祭りをより特別な思い出にしてくれます。

・ことこと 琳派名物裂/CT-01124400

商品名:ことこと 琳派名物裂(CT-01124400)

サイズ:横幅42.5×奥行25×高さ25cm

価格:79,950円(税込87,945円)

京都・西陣織で織り上げた、格調高い琳派名物裂のお衣装を着せ付けた雛人形です。伝統を大切にしながらも、優しく可愛らしいお人形は、ひな祭りを楽しい思い出にしてくれるでしょう。

ナチュラルな色合いの飾り台と、縁起の良い四つの草木をほどこした刺繍のお屏風は、シンプルながら華やかさもあり、お部屋のインテリアと馴染みます。

https://www.furacoco.co.jp/hina/product/CT-01124400

ふらここの親王飾をもっと見たい方はこちら

【2歳〜3歳】イヤイヤ期でも上手に撮れる雛人形写真の裏技

この時期のお子さまは、じっとしているのが苦手で気分の波も激しいもの。無理に笑顔を求めず、お子さまのペースに合わせて撮影を進めることが大切です。コツを押さえれば、自然で愛らしい写真が撮れます。

・遊びながら撮影

雛人形のお道具を触らせたり、「どのお人形が好き?」と声をかけながら撮影してみましょう。遊び感覚で撮ることで、自然な笑顔や仕草が生まれます。

・カメラ目線を諦める

カメラを見てくれなくても大丈夫。お人形を見つめる横顔や、後ろ姿にも成長の記録がしっかり残って素敵な思い出に。自然な瞬間ほど、あとから見返したときに心に残るものです。

・事前準備を楽しむ

撮影の前に、お子さまと一緒に雛人形の飾り付けをしてみましょう。「自分でお手伝いできた!」という気持ちが撮影への前向きな気分につながります。

・短時間で勝負

イヤイヤ期の撮影は短時間が命。機嫌の良い午前中に5分以内で撮影を済ませると、ぐずる前にベストショットが撮れます。

雛人形の飾り方についてはこちらの記事で詳しく解説

【4歳〜5歳】表現力が育つ時期の雛人形写真アイデア

4歳〜5歳になると、子どもの表情や動きにぐんと表現力が増してきます。「お姫様みたいにしてみて」など、少し具体的な言葉でポーズをお願いすると、子どもは遊びの延長のように楽しみながら自然な笑顔を見せてくれます。

・雛人形と同じポーズで「まねっこ撮影」

雛人形と同じ手の角度や表情をまねっこして撮ると、まるでお雛様と一緒に遊んでいるような可愛らしい一枚に。お子さま自身も楽しめるので、撮影がスムーズに進みます。

・お気に入りの服装で統一感を出す

衣装選びにも少しこだわってみましょう。お気に入りのワンピースや、雛人形の色味に合わせたお洋服を選ぶと、全体に統一感が生まれて写真がぐっと華やかになります。淡いピンクやベージュ、パステルカラーなどを基調にすると、やさしい雰囲気の中でお子さまの笑顔が引き立ちます。

・ストーリー性のある写真を演出

「お雛様とお話をしているところ」など、ちょっとしたストーリーを加えると、写真を見るたびにその時の空気感や笑い声まで思い出せるような、心に残る雛祭りの写真になります。

・アングルの工夫で温かみをプラス

お子さまと雛人形の顔の高さをそろえ、少し斜め上から撮ると、二人が会話しているような温かみのある写真に仕上がります。目線を合わせることで、より自然で穏やかな雰囲気が出ます。


ふらここの雛人形は、丸みのある優しい赤ちゃん顔が特徴。お子さまと並べると、まるで姉妹のような愛らしさが感じられ、写真全体がふんわりと温かい印象に包まれます。

お子さまの自然な笑顔とともに、ふらここのお雛さまが見守る優しいひとときを写真に収めてみてください。

・のんのん ひめ蝶紋/NO-01128300

商品名:のんのん ひめ蝶紋(NO-01128300)

サイズ:横幅42.5×奥行25×高さ25cm

価格:87,000(税込95,700円)

黒目がちな瞳が愛らしい「のんのん」に、伝統的な向かい蝶紋のお衣装を着せ付けた雛人形。京都の名門・十三代目 譽田屋勘兵衛(こんだやかんべえ)が丹念に織り上げた絹織物が、「のんのん」をより優美に彩ります。蝶は形を変えて成長してゆく様子から、“華麗なる飛躍”を表すモチーフとして親しまれてきました。

“円満”の意味を持つ縁起のいいまりと一緒に、優しい色味の桜を刺繍であしらったお屏風。シルバーを基調とした上品な刺繍が、お人形を優美に彩ります。ナチュラルな色味でお部屋のインテリアにも合わせやすい飾り台です。

https://www.furacoco.co.jp/hina/product/NO-01128300

ふらここ|お顔で選べる赤ちゃん顔の雛人形はこちら

【小学生】成長を実感できる雛人形との記念撮影

小学生になると、自分で飾り付けを手伝ったり、雛人形の意味を理解したりと、節句に対する意識も変わってきます。雛人形の前に座る姿も、もうすっかりお姉さんらしく見えることでしょう。毎年の撮影を通して、その成長を実感できるのがこの時期の魅力です。

・自分で飾り付けをする姿を撮影

お雛様を一緒に飾る時間は、成長を感じられる大切なひととき。真剣にお人形を並べる表情や、小さな手で丁寧にお道具を持つ姿を写真に残してみましょう。その集中した横顔には、幼い頃とは違う頼もしさが感じられます。

・雛人形のサイズ比較で成長を実感

毎年、同じ場所・同じ角度から撮影する「定点観測」スタイルもおすすめです。雛人形とお子さまの身長差が少しずつ変わっていくことで、写真を見るたびに成長を実感できます。

・お手紙やメッセージボードと一緒に

「〇年生になりました」「今年はピアノをがんばっています」など、手書きのメッセージを添えて撮影すると、成長の節目をしっかり記録できます。将来、写真を見返したときにその時々の気持ちまで思い出せるでしょう。

・兄弟姉妹との撮影で家族の思い出に

兄弟姉妹がいる場合は、それぞれの雛人形やひな飾りを並べて集合写真を撮ってみましょう。並んだお人形や飾りと子どもたちの笑顔が、家族にとってかけがえのない一枚になります。

・少し大人っぽい構図で撮る

成長した今だからこそ、あえて大人びた雰囲気の写真も素敵です。お雛さまを優しく見つめる横顔や、飾りをそっと整える姿など、自然な仕草を切り取ることで、印象的な一枚に。

雛人形に込められた意味についてはこちらの記事で解説

雛人形写真を“映える”仕上がりにする飾り方の工夫

せっかくの雛人形との記念写真。撮り方だけでなく、飾り方を少し工夫するだけで、写真の仕上がりがぐっと華やかになります。

・背景をシンプルに整える

まず意識したいのは背景です。白い壁や無地の布を背景にするだけで、雛人形の色合いや装飾がより際立ちます。ごちゃごちゃした背景を避け、すっきりとした空間をつくることがポイントです。

・つるし飾りや桃の花をプラス

写真に華やかさを添えるなら、つるし飾りや桃の花を取り入れるのがおすすめです。柔らかい色味の花を添えると、春らしい明るさと温もりを感じる写真になります。ふらここの雛人形とも相性抜群です。

・小物を使って季節感を演出

ひなあられやちらし寿司など、雛祭りならではの小物をさりげなく写すと、写真にストーリー性が生まれます。テーブルの上に可愛いお菓子を並べたり、桜色のランチョンマットを敷くだけでも雰囲気が変わります。

・照明でやさしい光を演出

雛人形のぼんぼりを点灯させると、ふんわりと温かい光が広がり、写真全体が柔らかく上品な印象になります。夜の撮影でも、優しい灯りが家族のぬくもりを感じさせる1枚に仕上がります。

・服装と色のコーディネート

お子さまの服装は、雛人形の色味と合わせると統一感のある写真になります。ピンクやアイボリー、淡いグリーンなどのパステルカラーを選ぶと、全体の雰囲気がやわらかくまとまり、雛人形の優しい表情ともマッチします。

さらに詳しい飾り方のアイデアは、以下の記事も参考にしてみてください。

雛人形をより華やかに見せるつるし飾りの活用法

失敗しがちな雛人形写真のNG例と対処法

せっかくのひな祭りの記念写真なのに、「なんだか暗い…」「雛人形がうまく写らなかった…」と残念な結果になってしまうこともありますよね。

でも大丈夫。よくある撮影の落とし穴を知っておくだけで、次の撮影から見違えるほどきれいに撮れるようになります。ここでは、よくあるNG例とその対処法をご紹介します。

・NG1:大人の目線の高さから撮ってしまう

つい立ったまま撮影してしまうと、子どもの顔が小さく写り、雛人形とのバランスも悪くなってしまいます。

対処法: 子どもと同じ高さまでしゃがんで撮影しましょう。視線を合わせることで、自然で温かみのある写真になります。

・NG2:強い逆光で顔が暗い

窓を背にして撮影すると、せっかくの笑顔が影になってしまうことも。

対処法: 光は横から取り入れるのがコツ。窓の横に座ってもらい、自然光がやわらかく顔に当たる位置で撮影すると、明るく透明感のある仕上がりになります。

・NG3:無理に笑顔を作らせようとする

「笑って!」と声をかけるほど、表情がこわばってしまうお子さまも少なくありません。

対処法: 雛人形のお道具で遊ばせたり、会話をしながら自然な表情を引き出しましょう。真剣な顔や不思議そうに見つめる表情も、その年齢ならではの貴重な記録です。

・NG4:雛人形がブレてしまう

スマホ撮影では、手ブレによる失敗がよく起こります。

対処法: 両手でしっかりスマホを支え、できればテーブルなどに肘を固定して撮影を。連写モードを活用するのもおすすめです。ベストな一瞬を狙いましょう。

・NG5:背景がごちゃごちゃしている

生活感のある背景や余計なものが写り込むと、せっかくの雛人形が引き立ちません。

対処法: 撮影前に周囲を少し片づけて、シンプルな空間を作るのがおすすめです。白い壁や無地の布を背景にするだけで、雛人形の存在感がぐっと際立ちます。

ちょっとした工夫をすることで、いつもの写真が思い出の一枚に変わります。無理に完璧さを求めずに、一瞬一瞬の自然な姿を残すことが、何よりも大切です。

【まとめ】雛人形との写真は成長の証。年齢に合わせた撮り方で思い出を残そう

雛人形と一緒に撮る写真は、毎年のお祝いを彩るだけでなく、お子さまの成長を実感できる大切な記録です。

0歳の頃はまだ小さく、雛人形の前で眠っていた赤ちゃんも、年を重ねるごとにお座りし、笑顔を見せ、飾り付けを手伝うようになります。その一瞬一瞬が家族の物語として積み重なっていくのです。

写真を撮るときは「完璧な一枚」を目指すよりも、そのときの自然な姿を大切にしましょう。泣き顔も、真剣な表情も、ちょっとふざけたポーズも、すべてが愛しい思い出になります。

毎年、同じ雛人形の前で写真を撮り続けていると、去年との違いに思わず笑みがこぼれます。あの頃はまだ小さな手で触れていたお雛様に、今年はそっと優しく飾りつけをしている、そんな姿に成長の喜びを感じる瞬間があるでしょう。

写真を見返すたびに、「こんなに大きくなったんだね」と家族で語り合える時間は、何ものにも代えがたい宝物。雛人形とともに重ねてきた毎年の一枚が、やがて家族の成長のアルバムとなり、心に温かい記憶を残してくれます。

ふらここの雛人形は、現代の暮らしに溶け込みながらも、可愛らしさと上品さを兼ね備えたデザインが魅力。コンパクトで写真映えするスタイルは、どんなご家庭にもぴったりです。

・めいめい 京刺繍・春爛漫/ME-01141202

商品名:めいめい 京刺繍・春爛漫(ME-01141202)

サイズ:横幅42×奥行27×高さ27.5cm

価格:90,900(税込99,990円)

賢くて芯が強い「めいめい」のお顔に、京刺繍で満開の桜をあしらった鮮やかなお衣装。凛とした美しさが引き立つビビットな色合いが、めいめいの洗練された雰囲気に華を添えています。

衝立屏風の格子細工は、熟練した日本の匠の手仕事。可愛い実がなる樹木の飾りに、実り多い幸せな人生を願う親の想いを込めました。

https://www.furacoco.co.jp/hina/product/ME-01141202

・あいあい 京刺繍・花相/AI-01127900

商品名:あいあい 京刺繍・花相(AI-01127900)

サイズ:横幅38×奥行18×高さ22.5cm

価格:81,800(税込89,980円)

奥ゆかしくありながらも芯のある「あいあい」に、立ち姿の美しさを花に例えた芍薬柄のお衣装を着せました。幾重にも重なる大きな花弁の芍薬は、華やかで存在感がありながらも「はにかみ」や「はじらい」といった花言葉をもち、慎ましくしなやかなイメージはあいあいにぴったりです。

京都で作られた刺繍のお屏風は、春に咲く野の花を花束のようにあしらった温かみを感じるふらここオリジナルデザインです。お節句のあとも季節を問わず飾っていたくなる自然な風合いです。

https://www.furacoco.co.jp/hina/product/AI-01127900

・れいれい 京刺繍・四君子/RE-01124500

商品名:れいれい 京刺繍・四君子(RE-01124500)

サイズ:横幅42.5×奥行25×高さ25cm

価格:89,500(税込98,450円)

お衣装に施されている「四君子」とは、「蘭・竹・菊・梅」の四つの徳のある草木を描いた、古くから親しまれる縁起のいい絵柄です。はっきりとした色味の唐衣(からぎぬ)に、淡い色の襲(かさね)のお衣装を、華やかなお顔のれいれいが品よく着こなしています。

https://www.furacoco.co.jp/hina/product/RE-01124500


「今年はどんな表情で撮ろう?」そんな楽しみが生まれるひな祭りを、ふらここの愛らしい赤ちゃん顔の雛人形と一緒にお迎えください。

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この記事の監修者
代表取締役 原 英洋

1963年東京生まれ。祖父:原米洲(人間国宝)、母:原孝洲(女流人形師)。慶応義塾大学経済学部卒業後、大手出版社・集英社に入社。1987年父親の急逝により、家業である人形専門店に入社。1988年専務取締役就任。2008年に独立して株式会社ふらここを創業。女性活躍推進活動に注力し、2015年に経済産業省『ダイバーシティ経営企業100選』の認定を受ける。
スタッフ全員に光をあてたチーム体制を大切にし、人形業界全体の再興を見据え、「お客様に望まれる商品が多く作られるようになれば、業界も元気が出てくる。その先駆けになるものづくりを進める」ことをモットーとし、日本の美しい文化を次世代に伝えていくことをミッションとする。

代表取締役 原 英洋