
女の子が生まれて迎える初めてのひな祭り。
ご家族にとって待ちに待った大切な節目の行事ですが、雛人形選びは、いろいろな種類がある中でどれを選ぶか迷ってしまいがちです。この記事では、雛人形選びで迷われている方に、失敗しない選び方とメーカー別の特徴について、2026年度版の最新情報をお伝えいたします。ぜひ、この記事を参考にしながら雛人形選びを楽しんでくださいね。
雛人形を比較検討する前に知っておくべき基本知識
● 雛人形の意味と役割
雛人形は、女の子の健やかな成長への願いが込められた縁起物です。また、お子さまに降りかかる厄や災いを引き受けてくれる「身代わり」の意味合いがあります。
今から1250年ほど前の奈良時代に、藁や紙で作った人形(ひとがた)に、厄を移して水に流す「流し雛」の風習が生まれました。この日本独特の習わしが、雛人形の原型だと言われています。
平安時代になると貴族のあいだで、紙などで貴族の姿を作り、貴族の暮らしをまねる「ひいな遊び」と呼ばれるお飯事(ままごと)遊びが流行しました。このひいな遊びと流し雛が結びついて、『上巳(じょうみ)の節句』として定着したのが、現在のひな祭りの起源です。

● 初節句に雛人形を飾る意味
女の子の「初節句」は、生まれて最初に迎える3月3日のひな祭りです。
ひな祭りは、江戸時代の平和な世の中に大きく発展を遂げましたが、「初節句」の風習が広く浸透したのは江戸時代の中頃だと言われています。
その頃から、子どもに降りかかる災厄や病気を引き受ける身代わりとして雛人形を飾り、子どもの健やかな成長を祈るようになりました。
そして現代では、子どもの健やかな成長と幸せを願う特別な「お守り」として雛人形を飾り、赤ちゃんを囲んで家族や親しい人たちが集い初節句を祝います。
このように初節句に雛人形を飾る風習には、ご家族にとってとても大切な意味が込められおり、雛人形は単なる飾りではなく、ご家族の絆を深める機会をつくるうえでも、とても大きな価値をもっているのです。
● 雛人形選びで重要な比較ポイント
雛人形を選ぶ際には、デザインの好みだけでなく、いくつかの比較ポイントを押さえておくことが大切です。
まず注目したいポイントは人形のタイプ です。木目込み人形か衣装着人形かによって見た目や飾りやすさが大きく異なります。
次に大切なポイントは、人数やセットの内容。親王飾(2人)か、三人官女を加えた五人飾か、さらに豪華な十五人飾かによって、お祝いの華やかさも違ってきます。
さらに、価格も選ぶ際の大切なポイントです。廉価タイプから高級ラインまでさまざまな価格の雛人形がありますので、予算と品質のバランスを考えて選ぶことが大切です。
また、雛人形を飾るスペースも見逃せないポイントです。マンションやアパートであればコンパクトさや収納しやすさは外せない重要なポイントです。また一戸建てであれば、段飾りなど大きめの雛人形も検討候補に入れることができるでしょう。
そして現代では、インテリアとの調和もとても重要視されるポイントです。和風・洋風どちらの空間に飾るか、また、どのお部屋のインテリアに合わせるかで、どんなデザインや色合いの雛人形を選ぶかが変わってきます。
これらの比較ポイントを押さえることで、「可愛い!」だけではなく、暮らしに合って長く大切にできる雛人形を探しやすくなると思いす。
詳しい選び方の手順はこちら
【ポイント8つ】雛人形の選び方徹底解説
雛人形のタイプ別比較:木目込み人形 vs 衣装着人形
雛人形には、大きく分けて「木目込み人形」と「衣装着人形」の2つのタイプがあります。それぞれに魅力があり、お住まいの環境やライフスタイルによって選び方が変わってきます。ここではそれぞれの特徴やメリット・デメリットを整理し、どちらを選ぶのがよいか分かりやすく説明いたします。

● 木目込み人形の特徴とメリット・デメリット
木目込み人形は、胴体に彫られた溝に布地を埋め込んで仕上げる伝統技法で作られています。コロンとした丸みのあるフォルムが特徴で、可愛らしい印象を与えてくれます。
◎メリット
・コンパクトで場所を取らないため、マンションやアパートでも飾りやすい
・胴体に布を埋め込むため、衣装が着崩れる心配がなく、扱いやすく長持ちする
・可愛らしいデザインで、現代のインテリアにも馴染みやすい
◎デメリット
・衣装の重厚感や豪華さがやや少ない
・シンプルな印象になるため、伝統的な豪華さを重視する方には物足りない場合も
価格帯は5万円~50万円程度と幅広く、初めての雛人形選びの際にも手に取りやすいのが魅力です。

● 衣装着人形の特徴とメリット・デメリット
衣装着人形は、胴体に衣装を着せ付けて仕立てるタイプの雛人形です。十二単(じゅうにひとえ)の重なりや布地の質感を存分に楽しむことができ、見映えのよさが特徴です。
◎メリット
・豪華で華やかな雰囲気を楽しめる
・十二単(じゅうにひとえ)の重なりや布地の美しさを楽しめる
・サイズが大きめなので存在感がある
◎デメリット
・大きめサイズのため、飾るスペースを広く確保する必要がある
・衣装が着崩れることもあり、取り扱いには注意が必要
価格帯は 7万円~100万円程度と幅広く、豪華さを求めるご家庭に選ばれやすい傾向があります。
● どちらを選ぶべき?用途別おすすめ
「木目込み」と「衣装着」のどちらが正解ということはないので、ライフスタイルや飾る目的に合わせて選ぶと良いでしょう。
・マンションやアパートに住まわれている方 → 木目込み人形がおすすめ
コンパクトで扱いやすく、収納スペースも場所を取りません。
・華やかにお祝いしたい、豪華さを重視する方 → 衣装着人形がおすすめ
見映えがよく、お客様を招くお祝いにも豪華に飾れます。
・初めて雛人形を購入する方 → 木目込み人形がおすすめ
飾りやすく、片づけも楽なので、初心者の方でも安心して楽しめます。
ふらここでは、現代の暮らしにぴったりなコンパクトで愛らしい、赤ちゃん顔の雛人形をご用意しています。
【ふらここの木目込み雛人形】
・ことこと 琳派名物裂/CT-01124400

商品名:ことこと 琳派名物裂(CT-01124400)
サイズ:横幅42.5×奥行25×高さ25cm
価格:79,950円(税込87,945円)
京都・西陣織で織り上げた、格調高い琳派名物裂のお衣装を着せ付けた雛人形です。伝統を大切にしながらも、優しく可愛らしいお人形は、ひな祭りを楽しい思い出にしてくれるでしょう。
ナチュラルな色合いの飾り台と、縁起の良い四つの草木をほどこした刺繍のお屏風は、シンプルながら華やかさもあり、お部屋のインテリアと馴染みます。
https://www.furacoco.co.jp/hina/product/CT-01124400
【ふらここの衣装着人形】
・れいれい 衣装着・うめ東風/RE-05160000

商品名:衣装着・うめ東風(RE-05160000)
サイズ:横幅40×奥行19×高さ25cm
価格:129,500円(税込142,450円)
鮮やかな桃色のお化粧がよく映えるお顔だちのれいれいの衣装着雛人形です。慎ましくも華のある印象のれいれいにぴったりな、知性感じるフクロウ柄のお衣装は、正絹と金糸を使った滑らかな質感と、程よいツヤ感で高級感があります。裾や袖が均一に着重ねられた十二単は名工人形作家・平安 芳峰(へいあん よしほう)が丹念に作り上げた技術ある上等な仕上りです。
https://www.furacoco.co.jp/hina/product/RE-05160000
人数・セット内容による比較
雛人形は、お人形の人数によって雰囲気が大きく変わります。親王飾から十五人飾まで、どのスタイルを選ぶかによって必要なスペースや価格も異なるため、お住まいの環境に合わせた選び方が大切です。ここでは代表的な3種類のスタイルについて説明いたします。
● 親王飾(2人)の特徴
親王飾は最もシンプルなスタイルで、男雛・女雛2人の飾りです。コンパクトで飾りやすく、価格も比較的リーズナブルなため、初めて雛人形を購入するご家庭や、マンション・アパートなどにお住まいの方におすすめです。
・特徴:男雛・女雛2人のシンプルなセット
・メリット:飾る場所を選ばず、片づけや収納も楽
・価格相場:3万円~30万円程度
省スペースで飾りたい方、または気軽に雛人形を楽しみたい方にぴったりです。
● 五人飾(5人)の特徴
親王飾に三人官女が加わった「五人飾」は、華やかさとコンパクトさのバランスが良く、多くの家庭で選ばれている人気のセットです。サイズ感もほどよく、存在感がありながらも比較的に省スペースで飾れるため、幅広い層に支持されています。
・特徴:男雛・女雛+三人官女で5人のセット
・メリット:華やかでありながら場所を取らない
・価格相場:8万円~50万円程度
華やかさを取り入れつつ、無理なく飾りたい方におすすめのスタイルです。
● 十五人飾(15人)の特徴
もっとも豪華なセットが「十五人飾」です。男雛・女雛と三人官女に加えて、五人囃子、随身、仕丁まで揃ったフルセットで、「これぞひな祭り」と感じさせる圧倒的な存在感があります。
・特徴:総勢15人が揃った豪華なセット
・メリット:伝統的で迫力のある雛人形を楽しめる
・デメリット:広い飾りスペースと十分な収納場所が必要
・価格相場:20万円~200万円程度
ご家庭に十分なスペースがあり、本格的な雛人形を楽しみたい方に適しています。
ふらここでは、それぞれのセットに応じた雛人形を豊富にご用意しています。
たとえば、コンパクトな「親王飾」から、華やかで人気の高い「五人飾」、圧倒的な存在感を誇る「十五人飾」まで、ライフスタイルに合ったセットをお選びいただけます。
【ふらここの親王飾】
・れいれい 京刺繍・四君子/RE-01124500

商品名:れいれい 京刺繍・四君子(RE-01124500)
サイズ:横幅42.5×奥行25×高さ25cm
価格:89,500円(税込98,450円)
お衣装に施されている「四君子」とは、「蘭・竹・菊・梅」の四つの徳のある草木を描いた、古くから親しまれる縁起のいい絵柄です。はっきりとした色味の唐衣(からぎぬ)に、淡い色の襲(かさね)のお衣装を、華やかなお顔のれいれいが品よく着こなしています。
https://www.furacoco.co.jp/hina/product/RE-01124500
【ふらここの五人飾】
・めいめい 京刺繍・春爛漫/ME-01241201

商品名:めいめい 京刺繍・春爛漫(ME-01241201)
サイズ:横幅42×奥行27×高さ27.5cm
価格:135,000円(税込148,500円)
五人お揃いのお衣装は、春爛漫と咲き誇る満開の桜。女雛はマゼンタ色、男雛は濃藍色のビビットな色合いで、三人官女のパステル調のお衣装が二人の凛とした美しさを引き立てています。
格子細工の衝立屏風を装飾する可愛い実がなる樹木に、実り多い幸せな人生を願う親の想いを込めました。コードレス式燭台に明かりを灯して、楽しいひな祭りをお祝いください。
https://www.furacoco.co.jp/hina/product/ME-01241201
【ふらここの十五人飾】
・まいまい 七宝/MI-01423601

商品名:まいまい 七宝(MI-01423601)
サイズ:横幅45×奥行43.5×高さ32.5cm
価格:244,500円(税込268,950円)
縁起の良い「七宝(しっぽう)」柄のお衣装。七宝とは、仏教の言葉で“この上もなく美しく貴重な宝物”のこと。この吉祥文様のお衣装を、十五体そろって着せました。 まいまいのお顔もどことなくほほえんでいるかのような、味わい深い雛人形。思い出に残る、心温まるひな祭りを演出いたします。
https://www.furacoco.co.jp/hina/product/MI-01423601

有名雛人形メーカー5社の特徴比較
● 吉徳大光(創業1711年)
吉徳大光は「人形は顔がいのち」のキャッチフレーズで知られる、300年以上の老舗ブランドです。伝統的な技法を守りながらも現代的なデザインも取り入れ、美しいお顔だちと上品な仕上がりが特徴です。中〜高級価格帯(8万円〜100万円)で、しっかりとした品質と安定感があります。
● 久月(創業1835年)
全国的に知名度が高い「人形の久月」は、長い歴史に裏打ちされた高い技術力による手作りが魅力。幅広い商品ラインナップで、現代的なデザインも積極的に取り入れています。低〜高級まで幅広い価格帯(5万円〜150万円)の雛人形を豊富に取り揃えています。
● 東玉(創業1852年)
岩槻の老舗メーカーである東玉は170年余の歴史を持ち、伝統的デザインと現代的デザインの両方を取り揃えています。親しみやすいデザインが魅力で、手に取りやすい低〜中級価格帯(6万円〜50万円)の商品が多くなっています。
● 真多呂人形(創業1919年)
真多呂人形は木目込み人形の専門メーカーで、上野に本店を構える老舗です。気品のあるお顔だちが特徴で、伝統技法にこだわった職人気質が魅力。中〜高級価格帯(10万円〜80万円)で、確かな技術に裏打ちされた品質の良さが強みです。
● 幸一光(創業1975年)
伝統工芸士・松崎幸一光による手作りの雛人形は、ふっくらとした優しい表情と、落ち着いた古典調の配色が特徴です。伝統を守りつつも現代の暮らしに馴染む上品なデザインで、飽きのこない美しさが魅力。低〜中級価格帯(6万円〜40万円)の商品が主流です。
● 【比較まとめ表】各メーカーの特徴一覧

ふらここでは、赤ちゃん顔の木目込みシリーズを中心として、現代的な衣装着シリーズまで幅広く展開しており、予算や住環境に合わせてお選びいただけます。
ふらここの商品一覧はこちらから

価格帯別雛人形比較ガイド
雛人形を選ぶうえで、多くのご家庭が最も気になるのが「価格」です。雛人形は数万円から数百万円まで幅広く、価格によって人形の大きさや人数構成、素材の質、つくりなどに違いがあります。ここでは、価格帯別にどんな雛人形が販売されているのか詳しく説明いたします。ご家庭の予算や希望するスタイルに合わせて選ぶ際の参考にしてください。
● 玩具・雑貨(2万円未満)
子どもが実際に手に取って遊べる雛人形や、季節感を気軽に楽しめる雑貨的なアイテムです。玩具店や雑貨屋で多く見られ、インテリア感覚で飾れるのが魅力です。
例えば、3COINSのひな祭り雑貨などが代表例として挙げられます。
3COINS
ひな人形1段/ひな祭り

サイズ:幅22×奥行10×高さ13.5 (cm)
価格:550円(税込)
● 廉価タイプ(2万円~7万円未満)
量販店や玩具店などで売られている低価格な雛人形です。コンパクトな親王飾が中心で、コスパを重視するご家庭に人気があります。初めてのひな祭りを気軽にお祝いしたい方におすすめです。
● 標準ライン(7万円~15万円未満)
品質と価格のバランスが取れた雛人形で、親王飾から五人飾まで揃います。長く飾れるしっかりとした作りで、多くのご家庭に選ばれる中心的な価格帯です。
【それぞれのメーカの標準ラインモデル】
吉徳大光
・柳親王飾 花ひいな/666H50352

サイズ:幅50×奥行32×高さ29(cm)
価格:88,000円(税込)
久月
・親王飾/5HR-K40

サイズ:幅45×奥行34×高さ25(cm)
価格:115,500円(税込)
東玉
・親王飾 結/7701

サイズ:幅55×奥行33×高さ33(cm)
価格:127,600円(税込)
真多呂人形
・本金高円立雛/1952

サイズ:幅27×奥行16×高さ22(cm)
価格:100,100円(税込)
幸一光
・杏親王飾

サイズ:幅38×奥行24×高さ15.5(cm)
価格:154,990円(税込)
ふらここ
・れいれい 京刺繍・桜色(ナチュラル)/RE-01141801

商品名:れいれい 京刺繍・桜色(ナチュラル)(RE-01141801)
サイズ:横幅45×奥行30×高さ23cm
価格:90,900円(税込99,990円)
淡く優しい色味と京刺繍のお花がとても美しいお衣装です。凛とした目元とぷっくりほっぺを持つ「れいれい」の愛らしいお顔にすっきりボディを組み合わせ、落ち着きのある上品な雛人形に仕上げました。職人によって丁寧に作り上げられたお衣装やお顔は見るほどに心惹かれます。
春らしい暖色のお色味がお人形を引き立てる愛らしいお屏風と飾り台。ナチュラルなお色味で飾り場所に左右されず、お住まいのインテリアとも馴染みやすいことでしょう。収納しやすくコンパクトにまとまるので、飾りつけが楽しくなることでしょう。
https://www.furacoco.co.jp/hina/product/RE-01141801
● プチ贅沢ライン(15万円~25万円未満)
ちょっと高級感のある雛人形を求める方に人気の価格帯。五人飾が中心で、衣装や小物の質感も一段と華やかになります。
ふらここでは、衣装着五人飾 がこの価格帯に入ります。上品なデザインと確かな品質で、リビングにもしっくり馴染む華やかさを演出できる雛人形です。
また、ふらここでは十人飾もこの価格帯に含まれ、飾り映えと華やかさを兼ね備えた雛人形をお探しの方におすすめです。
【ふらここのプチ贅沢ライン】
・ことこと 衣装着・春のめばえ/CT-07226400

商品名:ことこと 衣装着・春のめばえ(CT-07226400)
サイズ:横幅45×奥行30×高さ26cm
価格:176,000円(税込193,600円)
豪華な十二単のお衣装を、すっきりとして慎ましく、おしとやかさが特徴的な「ことこと」が着こなしている優美な雛人形。彩り豊かなお衣装には、春にちなんだ野の花が咲き誇っています。屏風にほどこされた刺繍も相まって、春らしさ満開の温かな雰囲気をまとっています。
京都で作られた刺繍のお屏風は、春に咲く野の花を花束のようにあしらった温かみを感じるふらここオリジナルデザインです。お節句のあとも季節を問わず飾っていたくなる自然な風合いです。
https://www.furacoco.co.jp/hina/product/CT-07226400
● 高級ライン(25万円以上)
伝統美と職人技が凝縮されたハイグレードな雛人形。最高級の素材と職人の技術が光る、細部までこだわり抜かれた逸品揃いです。
豪華な十二単や精緻な刺繍、重厚感ある屏風や台座など、細部にまでこだわり抜かれた雛人形。「一生もの」として、特別なお節句祝いをしたい方におすすめのモデルです。
高級雛人形の品質の見極め方については、こちらのコラムで詳しく紹介しています。
高級な雛人形って何が違う?品質の良さを見極めるポイント

飾り場所・住環境別おすすめ雛人形比較
雛人形を選ぶ際には、お人形そのもののデザインや価格だけではなく、「飾る場所との相性」も重要なポイントです。ここでは、代表的な住環境別におすすめのスタイルをご紹介します。
● マンション・アパート向け
マンションやアパートにお住まいの方にとって、限られたスペースでも飾りやすく、収納しやすいことが大切なポイントです。
マンションやアパートにお住いの方におすすめしたいのが、ケース飾りタイプ。ホコリや汚れを防ぎながら美しく飾れるうえ、いたずら盛りのお子さまやペットがいても安心です。
ふらここでは、赤ちゃん顔で可愛いコンパクトな立雛(ケース入)を多く取り揃えており、マンション住まいのお母さまから「気軽に飾れて片づけも簡単!」とご好評をいただいております。
【ふらここのおすすめ商品】
・れいれい 立雛 立涌に蝶(ケース入)/RE-04124800

商品名:れいれい 立雛 立涌に蝶(ケース入)(RE-04124800)
サイズ:横幅29.5×奥行21×高さ23cm
価格:66,000(税込72,600円)
清く美しい心をもった「れいれい」。思いやりにあふれた優しいまなざしで、わが子の健やかな成長をそっと見守ります。 お衣装には縁起の良い『立涌に蝶』の吉祥文様をあしらい、“美しく成長して大きく羽ばたけ”との親の願いをこめました。
前面ガラスに傾斜を付けた、おしゃれなガラスケース入り、小さく可愛い立雛飾りです。
https://www.furacoco.co.jp/hina/product/RE-04124800
● 一戸建て・広いリビング向け
一戸建てや広いリビングがあるご家庭は、存在感のある大型セットを選ぶことで、お部屋全体が華やぎます。特に段飾りは、複数のお人形や飾り道具が揃うため「これぞひな祭り」という迫力を楽しむことができます。
大きめの雛人形を飾る際には、インテリアとの調和もポイント。屏風や飾り台の色味を家具に合わせることで、リビングに自然に溶け込み、違和感なく豪華なひな祭りを演出できます。
● 洋風インテリア向け
最近では、洋風のインテリアに合う雛人形を求める方も増えています。そうしたご家庭におすすめなのが、モダンデザインの雛人形です。
パステルカラーやアイボリー、グレーといった柔らかな色合いを取り入れることで、洋室や北欧風のリビングにも違和感なく馴染みます。シンプルな造形やナチュラルな木目調の台座を選べば、普段のインテリアに調和しやすく、節句の時期以外にも飾りたくなるほどおしゃれな存在になります。
ふらここの雛人形は、現代的な感性を取り入れたデザインが特徴で、「和室でなくても雛人形を楽しめる」と若いママ世代から高い評価をいただいております。
【ふらここのおすすめ商品】
・ことこと 相鳥花菱文・紅色/CT-01127200

商品名:ことこと 相鳥花菱文・紅色(CT-01127200)
サイズ:横幅42×奥行27×高さ24cm
価格:83,500円(税込91,850円)
格式高い雰囲気が漂う鮮やかな紅色のお衣装。柄は向かい合う尾長鳥の古典文様「鳥襷(とりだすき)」を使用しており、「良縁」「円満」の意味が込められています。聡明な「ことこと」のお顔が、上品さをより引き立たせてくれます。
御簾(みす)からのぞく絵屏風に描かれた花喰い鳥が可愛らしい飾り台を、温かみのある色合いに仕上げました。和風ながらも飾りやすい雛人形です。
https://www.furacoco.co.jp/hina/product/CT-01127200
・れいれい 鈴撫子/RE-01126200

商品名:れいれい 鈴撫子(RE-01126200)
サイズ:横幅42×奥行27×高さ24cm
価格:89,950円(税込98,945円)
きらりと光るリボンで結ばれた鈴と撫子の花を組み合わせたお衣装。“清楚な美しさ”を意味する撫子は、清純なお顔の「れいれい」にぴったりです。その手に持った小花柄の扇は、お人形をよりいっそう華やかにします。女雛と男雛が向かい合う様子が微笑ましい雛人形です。
左右の円柱が特徴的なお屏風には、日向ぼっこしている2匹の犬を描きました。丸窓から見える上品な梅と、水引でできた紅白梅がお人形に華を添えています。お人形の前にちょこんと置かれた折り鶴には、“たくさんの幸せが訪れますように”との願いを込めました。
https://www.furacoco.co.jp/hina/product/RE-01126200

購入時期とおすすめの購入方法比較
雛人形を選ぶうえで、デザインや価格と同じくらい大切なのが「購入時期」です。実は、雛人形はシーズンの中でも時期によって品揃えに変動があり、購入のタイミングによって満足度が大きく変わってきます。ここでは、購入時期の特徴とおすすめの買い方についてご紹介いたします。
● 早期購入のメリット(品揃え、割引)
雛人形は、秋から冬にかけて新作が発表されるため、11月〜12月の早い時期が品揃えがもっとも充実しています。人気のデザインや限定商品は早い時期に売切れてしまうため、希望の商品を確実に手に入れたい方には早期購入が安心です。
また人形業界では、早期購入による割引特典を行っている店舗はありません。
● シーズン別価格変動
人形業界では、シーズンとオフシーズンの販売価格に変動はありません。
● ネット購入 vs 店舗購入
購入方法については、ネット購入と店舗購入でそれぞれメリット、デメリットがあります。
◎ネット購入のメリット・デメリット
ネット購入は、全国の雛人形メーカーの商品を一度に比較できるため、豊富な商品の中から選べることが最大の魅力です。自宅にいながら気軽に検討でき、育児や仕事で忙しい時期でもパソコンやスマホから簡単に選べます。さらに、24時間いつでも購入可能なので、空いた時間を活用して探せる点も魅力です。
一方で、画面上の写真や動画だけでは質感やサイズ感が正確に伝わりにくく、実物を直接見れない不安があります。また、返品保証がついていないショップもあり、いざ届いてからイメージと違った場合に不満を感じる方も少なくありません。
◎店舗購入のメリット・デメリット
店舗での購入は、何より実物を直接確認できる安心感があります。販売員が丁寧に説明してくれるため、初めての雛人形選びでも迷いや疑問をその場で解消できるのは大きなメリットです。顔だちや衣装の色合い、サイズ感をその場で確かめられる安心感は、ネットでは得られない魅力といえます。
一方で、店舗に足を運ぶ時間が必要になるため、忙しい時期のお母さんには負担になりやすいでしょう。また、人によっては販売員の接客が過度に感じられ、自分のペースで選びにくい煩わしさを感じる場合もあります。
このようにネット購入と店舗購入にはそれぞれメリット・デメリットがあります。初めて雛人形を購入する方は、店舗で実物を確認してからネットで購入するなど、両方をうまく組み合わせるのもおすすめです。
雛人形を飾る時期や片付け方法については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
「雛人形の選び方記事」

まとめ:あなたにぴったりの雛人形を見つけるために
雛人形選びは、初節句に込めた願いやお子さまやお孫さまへの想い、そしてご家庭のライフスタイルなどが反映される大切な時間です。
ここまで説明してきたように、雛人形には「種類」「人数・セット内容」「価格帯」「住環境」「購入時期」など、検討すべきポイントが数多くあります。
まずは、木目込み人形と衣装着人形の種類の違い、親王飾・五人飾・十五人飾といった人数・セット内容を把握することが重要です。
そのうえで、ご予算に応じたモデルを検討し、住まいやインテリアに合った雛人形を選ぶと、より満足度の高い雛人形選びができると思います。そして、購入時期や購入方法によっても選択肢は大きく変わるので、早めの準備が安心です。
ふらここでは、赤ちゃんのように愛らしいお顔のお人形を中心に、コンパクトで飾りやすいモデルから、豪華で華やかな段飾りまで幅広くご用意しております。
現代の住まいに調和するデザイン性と、高い品質を兼ね備えた雛人形を取り揃えておりますので、きっとご家庭にぴったりの雛人形が見つかると思います。
【ふらここのおすすめ商品】
・れいれい 八重桜(ナチュラル)/RE-01140001

商品名:れいれい 八重桜(ナチュラル)(RE-01140001)
サイズ:横幅42.5×奥行25×高さ25cm
価格:90,900円(税込99,990円)
満開の桜を身にまとった、清純なお顔立ちの「れいれい」。“豊かな教養”を花言葉に持つ「八重桜」の文様は、外見ばかりではなく内面の美しさを兼ね備えた才色兼備を象徴する吉祥文様です。“美しく、そして賢い女性に育て”と願う親の深い愛情を表現しています。
お屏風に刺繍でほどこされている「四君子(しくんし)」は、「蘭・竹・菊・梅」の四つの徳のある草木を描いた、古くから親しまれる縁起のいい絵柄です。ナチュラルな色合いの飾り台とお屏風が、お人形を引き立てます。
https://www.furacoco.co.jp/hina/product/RE-01140001
より詳しい品質の見極め方については、こちらの記事でも解説しています。
「高級な雛人形の見極め方」
お子さまの健やかな成長と幸せを願う大切なひな祭り。ふらここの雛人形とともに、心に残る初節句をお迎えください。
1963年東京生まれ。祖父:原米洲(人間国宝)、母:原孝洲(女流人形師)。慶応義塾大学経済学部卒業後、大手出版社・集英社に入社。1987年父親の急逝により、家業である人形専門店に入社。1988年専務取締役就任。2008年に独立して株式会社ふらここを創業。女性活躍推進活動に注力し、2015年に経済産業省『ダイバーシティ経営企業100選』の認定を受ける。
スタッフ全員に光をあてたチーム体制を大切にし、人形業界全体の再興を見据え、「お客様に望まれる商品が多く作られるようになれば、業界も元気が出てくる。その先駆けになるものづくりを進める」ことをモットーとし、日本の美しい文化を次世代に伝えていくことをミッションとする。
