【ポイント8つ】雛人形の選び方徹底解説!これで迷わず決められる!

「初節句を素敵な雛人形でお祝いしてあげたいけど、どう選べばいいかわからない」
「雛人形を選ぶときの基準って?」

大切な我が子への贈り物である雛人形、こだわって選びたいと思っているものの、
選び方がわからず困ってはいないでしょうか。
雛人形を買おうと思って調べてみても、商品によってサイズやデザイン、価格などが大きく異なり、何を基準に選べばいいのかわからず悩んでしまいますよね。

結論、8つのポイントを押さえて選べば、納得のいく雛人形と出会えます。

この記事では、雛人形選びの8ポイントについて詳しく解説いたします。
我が子にぴったりの雛人形とともに、最高の笑顔でひな祭りを迎えられるよう、ぜひ最後までご覧ください。

雛人形選びの8つのポイント【最重要はお顔】

雛人形を選ぶときは、下記の8つのポイントを押さえましょう。
番号順に雛人形を選んでいくと決めやすくなるのでオススメです。

1.お顔
2.種類(衣装着人形/木目込み人形)
3.大きさ(スペース)
4.人形の人数
5.衣装
6.飾り台のデザインとスタイル(平飾り/収納飾り/ケース飾り)
7.道具類
8.価格

順に詳しく解説していきます。

ポイント1 お人形のお顔

お人形のお顔は、最も重要なポイントです。

雛人形を見るとき、まず目が行くのはお顔です。
毎年飾るものですから、一番気に入ったお顔の雛人形を選んでおくと、楽しい気持ちで長く飾り続けることができるでしょう。

昔ながらの雛人形においては切れ長のすまし顔タイプが一般的ですが、最近では比較的大きな目の可愛らしいタイプが好まれやすくなってきました。

 様々な商品を見比べて、好みに合うお顔のメーカーを中心に見ていくのがおススメです。

ちなみに、ふらここの雛人形のお顔はなんと20種類。『どこか我が子に似ている、ずっと眺めたくなるかわいい赤ちゃん顔』をコンセプトに、お顔の造形に最も力を入れて雛人形を制作しています。

お人形のお顔はどれも個性豊か

ふらここの20種類のお顔を見てみる>

ポイント2 種類(木目込み人形/衣装着人形)

雛人形には「木目込み人形」「衣装着人形」の2種類があります。
どちらも伝統的な雛人形のスタイルですが見た目が大きく異なりますので、雰囲気が気に入る方を選ぶとよいでしょう。

種類を決めることで商品を絞り込みやすくなります。

木目込み人形

胴体に布地を埋め込むタイプ。
衣装着人形に比べると小さめで、コロンと丸みを帯びた形のものが多い。

衣装着人形

胴体に衣装を着せるタイプ。
一般的な雛人形は、衣装着人形が多い。

ポイント3 大きさ(スペース)

せっかくの雛人形もサイズが合わないと飾れません。
想定している飾り場所に置けるサイズかどうか、よく確認しましょう。

さらに、収納する箱の大きさもメーカーによって変わります。
収納時のサイズ感にも注目しながら選ぶとさらに安心です。

ポイント4 人形の人数

お人形の人数も商品によって変わります。

最小で内裏雛(男雛と女雛)の2体で、一般的に「親王飾り」と呼ばれるものです。
最大で「十五人飾り」と呼ばれる15体のセットになります。
当然、多いほうがサイズも大きくなりますし、見栄えも全く変わります。
何人のセットにするかを決めるときには、見た目の好みとサイズを同時にチェックすることが大切です。

また、基本的には人数が増えるほど価格も高くなりますので、予算とも照らし合わせて人数を決めると良いでしょう。

種類(人形の人数)付属する人形特徴
親王飾り(2人)内裏雛(男雛・女雛)シンプル&コンパクトなものが多い
五人飾り(5人)内裏雛
三人官女
三人官女がついて、可愛らしさ・お祝い感アップ。
サイズは親王飾りとあまり変わらないものも多い。
十人飾り(10人)内裏雛
三人官女
五人囃子
五人囃子がついてより一層華やかに。
十五人飾り(15人)内裏雛
三人官女
五人囃子
随身(右大臣・左大臣)
仕丁
最大人数で「これぞひな祭り!」という豪華な雰囲気を演出。

ポイント5 衣装

同じお顔でも、お衣装によっても雰囲気が大きく変わります。
色々なお衣装を見比べて、好みに合うものを絞り込んでいくと良いでしょう。
お衣装を見る際のポイントは次の3つです。
・色
・柄
・素材


近年ではパステルカラーのような可愛いテイストの色味や、流行色を取り入れた衣装などが増えてきており、洋風なお部屋にも馴染みやすい印象です。

和室に飾るなら古典的な色味や落ち着いた色味のタイプ、モダンなインテリアに合わせるなら可愛い色味のタイプを選ぶなど、設置場所の雰囲気と照らし合わせながら検討するとよいでしょう。

柄:
人間の洋服と同じく、柄によって印象も変わってきます。
好みに合うものを選ぶ、お子様の名前にちなんだものを選ぶなど、選び方は様々です。

ふらここでは、お衣装には縁起の良い柄や伝統的な吉祥文様を取り入れています。
柄の意味にも着目して選ぶと、さらに雛人形への愛着が増しますね。

素材:
上質な絹を100%使用した「正絹(しょうけん)」、ポリエステルのような化学繊維など、メーカーや商品によって衣装の素材はさまざまです。
「正絹は良い」「化学繊維は悪い」ということはなく、それぞれに特性があり、生地によって見た目や風合いが異なります。

例えば正絹はなめらかな質感で高級感がある、ポリエステルは刺繍が美しく施せる、などです。

ふらここでは、お人形の魅力を引き出すことを第一に考え、色々な種類の布地をお人形に合わせて使用しています。

ふらここの衣装について>

ポイント6 飾り台のデザインとスタイル(平飾り/収納飾り/ケース飾り)

飾り台のデザインも、雛人形の雰囲気を大きく左右する要素です。

近年ではインテリアと相性の良いカラー展開をしていたり、個性のあるおしゃれな形状に仕上げていたりと、デザイン性に優れたものが多くみられます。

飾り台のスタイルは、大きく分けて次の3種類があります。
お好みに合わせて選ぶと良いでしょう。

①平飾り

平たい台の上に、お人形や道具類を載せて飾る。
最も一般的なスタイルのため、デザインが豊富にあり好みのものを見つけやすい。

②収納飾り

飾り台が収納箱になっているタイプ。
箱の中にお人形などの付属品をしまえるので、準備や片付けがしやすい。

③ケース飾り

アクリルやガラスでできたケースに飾るタイプ。
埃や汚れ、さらにはお子様やペットの接触からお人形を守れるため、近年大人気のスタイル。

ポイント7 道具類

雪洞(ぼんぼり)や花飾りといった小道具は基本的に雛人形セットのなかに含まれています。
メーカーが全体のバランスを見ながら最適な道具をセットにしていますので、「どんな小道具がついているのかな?」とチェックするくらいで十分です。

ですが、セット以外の道具もつけたい場合には、単品での購入にも対応しているメーカーもあります。
セット内容を見つつ、お好みの小道具をプラスして、自分仕様にアレンジするのも素敵な楽しみ方ですね。

ふらここでは道具類の単品販売も充実!>

「道具までこだわりたい!」という場合には、メーカーによっては付属品をカスタマイズできるところもあるので、問い合わせてみると良いでしょう。

ふらここでは、ふらここチョイスというカスタマイズサービスを提供しています。
お人形のお顔や衣装、飾り台や道具類など、自分好みの組み合わせで完全オリジナルの雛人形を作ることができます。
完全受注生産のため、お届けは翌年のお節句(1年後)になってしまいますが、「我が子のために一番気に入るものを用意してあげたい」という想いで1年間楽しみに待たれるお客様も大勢いらっしゃいます。

まさに「世界に一つだけの雛人形」で、飾る楽しさも愛しさも倍増ですね。

ポイント8 価格

雛人形を購入するうえで、価格も大切なポイントの一つです。
ですが、ここまで見てきたポイントによって、雛人形の候補はだいぶ絞られているはずです。
その中から予算にあったものを選ぶことで、価格の面ではあまり頭を悩ませる必要はなくなります。

「予算を決めるにあたって、雛人形の価格相場を知りたい!」
という方は、以下のコラムを参考にしながら検討してみてください。

購入前に、雛人形にまつわる疑問を解決!

最後に、雛人形に関するよくある疑問についてまとめました。
より詳しく知りたい方は各疑問の関連記事もぜひご覧ください。

1.いつ頃までに買えばいい?→11月~12月がおススメ

購入時期は11月~12月頃がおすすめです。

雛人形メーカーでは9月~11月頃に翌年の新商品を発表する傾向があります。
品揃えが最も充実する11月~12月頃であれば、幅広い選択肢から好みのタイプを選べます。

一般的に1月~2月頃に購入者がぐんと増えて品薄になっていきます。
人気商品は完売になる可能性もありますので、お気に入りの1点を手に入れたい場合は年内に購入するとよいでしょう。

2.誰が買う?→決まりはないが母方の両親が多数派

特に決まりはありませんが、母方の両親が購入するケースが多いようです。
中にはどちらの家が買うか揉めた、両家から雛人形が届いてしまったという声も。
パパママと両家で、事前に話し合っておくことが大切です。

3. 姉妹は雛人形をそれぞれ用意すべき?→絶対ではないが成り立ち的に用意できると◎

「姉妹で兼用してはいけない」といった明確なルールはありません。

一方で、「厄災を代わりに引き受けてもらうことで、健やかな成長を願う」という雛人形の成り立ちを考慮すると、1人にひとつずつの雛人形を用意してあげるのがオススメです。

4. いつ出して、いつ片付ける?→出す:2月4日以降、片付け:3月3日以降早めに

一般的に、出すのは立春(2月4日)から桃の節句(3月3日)の1週間前くらいまでがよいと言われています。

なるべく長くひな祭り気分を楽しむために、2月4日になったらすぐに飾る、という方も多いようです。

また、雛人形をしまう時期は、「桃の節句(3月3日)が終わった後のなるべく早い時期」が望ましいと言われています。

「雛人形をしまうのが遅くなると、その子の婚期が遅れる」という言い伝えもありますが、これは迷信であり具体的な根拠はないので、あまり気にする必要はありません。
雛人形は湿気に弱いため、お天気が良く湿気が少ない日にしまうようにしましょう。

5.何歳まで飾ればいい?→決まりなし、何歳まで飾ってもOK!

雛人形を飾る年齢については、「何歳まで飾る」といった厳密な決まりはありません。

ただし、お子さまの成長における節目や地域の風習に従って、以下のタイミングで飾らなくなるご家庭もみられます。

・成人式を迎えるタイミング
・結婚するタイミング
・高校や大学を卒業するタイミング

反対に、年齢に関係なく、お子さまが巣立った後も毎年飾っている、というご家庭もあるようです。

ライフスタイルに合わせて、長く楽しんで飾れると素敵ですね。

ひとつひとつの要素にこだわって、後悔のない雛人形選びを

雛人形を選ぶ際には、今回ご紹介した「お顔」「種類(木目込み人形/衣装着人形)」「大きさ」「人数」「衣装」「台屏風のデザインとスタイル」「小道具」「価格」の8つのポイントに注目してみるとよいでしょう。

多彩なタイプの雛人形をご用意しているふらここのサイトなら、ご希望にマッチするタイプがきっと見つかります。ぜひこだわってセレクトしたとっておきのお雛様で、お子さまの初節句を華やかにお祝いしましょう。

ふらここの雛人形一覧はこちら 


この記事の監修者
代表取締役 原 英洋

1963年東京生まれ。祖父:原米洲(人間国宝)、母:原孝洲(女流人形師)。慶応義塾大学経済学部卒業後、大手出版社・集英社に入社。1987年父親の急逝により、家業である人形専門店に入社。1988年専務取締役就任。2008年に独立して株式会社ふらここを創業。女性活躍推進活動に注力し、2015年に経済産業省『ダイバーシティ経営企業100選』の認定を受ける。
スタッフ全員に光をあてたチーム体制を大切にし、人形業界全体の再興を見据え、「お客様に望まれる商品が多く作られるようになれば、業界も元気が出てくる。その先駆けになるものづくりを進める」ことをモットーとし、日本の美しい文化を次世代に伝えていくことをミッションとする。

代表取締役 原 英洋