4月生まれの男の子の「初節句」はいつにする?来年でもOK?

男の子が生まれたら、初めて迎える5月5日に「初節句」と呼ばれるお祝い行事を行う風習があります。

初節句には五月人形や鯉のぼりを用意し、親族などが集まってにぎやかにお祝いするご家庭が多くみられますが、お子さまが4月生まれの場合は「生まれたばかりだけど今年やるほうがいい?それとも来年に持ち越しでも大丈夫?」などと悩む方もいることでしょう。初節句はお子さまやご家族にとって大切なイベントなので、不安なく準備できるようにあらかじめ確認しておくことをおすすめします。

そこで、今回は初節句の基礎知識に触れながら、4月生まれの男の子の初節句を行う時期に関するルールの有無や傾向をまとめました。また、五月人形を準備するタイミングについても併せて解説いたします。

\ ついでに端午の節句のルールとマナーもおさらいしましょう😊 /

そもそも「初節句」とは?

初節句とは、赤ちゃんが生まれて初めて迎える節句のことです。男の子なら5月5日の「端午の節句」に、女の子なら3月3日の「桃の節句」に、生まれてきてくれたことへの感謝や健やかな成長への願いを込めてお祝いします。

〇「節句」について詳しくはこちら

なお、男の子の場合は事前に五月人形や鯉のぼりを用意して飾り、初節句当日は親族などで集まって食事会をしたり、写真撮影を楽しんだりして過ごすケースが一般的です。

 

4月生まれの男の子の初節句は「翌年」に行うことが多い

初節句をお祝いするにあたり、「もしもお節句に近い日に生まれた場合はどうしたらいいのか」と迷うこともあるでしょう。特に4月生まれ、あるいは5月1日~4日生まれの場合は準備期間が少ないため、「できれば来年に行いたい」と考えるご家庭が多いのではないでしょうか。

実は、もともと初節句には「必ずこのタイミングで行う」といった厳格な決まりはありません。そのため、基本的には初めて迎える5月5日が適しているものの、赤ちゃんが生まれてから比較的すぐに5月5日を迎える場合は、翌年に持ち越すケースが多くみられます。

その理由のひとつとして挙げられるのが、生まれてすぐの時期は赤ちゃんやママの体調が安定していないこと。そのような状況の中で慌てて行うことは不安が大きいため、落ち着いてから準備を進めて翌年に実施するご家庭が多い印象です。

また、初節句に向けてお子さまに贈る五月人形選びの際に、「じっくりとこだわって選びたい」と考える親御さまが多くいることも大きな理由と考えられます。特に「子どもの顔を見てから用意したい」と考えるご家庭にとっては選ぶ期間が短く、さらに4月以降は人気の商品が売り切れていることも多いため、満足の五月人形選びに向けて翌年に持ち越すケースが一般的です。

ちなみに、赤ちゃんが生まれてから1歳になるまでの間には、「お食い初め」や「お宮参り」などのお祝い行事もあります。そういったイベントとの兼ね合いも考慮しつつ、無理なく行えるタイミングについてご家庭で話し合ってみてください。

 

4月生まれの男の子への五月人形はいつ準備する?


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もしも「来年に持ち越す」と決めた場合、五月人形選びは10月~11月頃からスタートするとよいでしょう。多くのメーカーにおいて、その時期に翌年の商品発表や発売が行われるためです。

もちろん翌年の5月5日までに用意すれば問題ありませんが、人気商品のなかには2月頃から完売するものも存在します。そのため、「わが子の雰囲気にぴったりなタイプをこだわって選びたい」とお考えの場合は、なるべく早めに準備を進めることがポイントです。

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ゆとりを持って初節句の準備を進めましょう

4月生まれ、あるいは5月1日~4日生まれの男の子の場合は、翌年の5月5日に初節句を行うことをおすすめします。初節句は「お子さまの健やかな成長を願ってお祝いする大切なイベント」なので、ぜひ赤ちゃんやママに負担がかからないようにプランを立てましょう。

もしも出産予定日が5月5日に近い場合は、いつ初節句を行うのかを赤ちゃんが生まれる前に決めておくとよりスムーズかもしれません。そして、翌年に持ち越すと決めたら、一緒にお祝いする予定の御親戚などにも早めに伝えることが大切です。

無理をせず、ゆとりを持って初節句の準備を進めてみてください。

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この記事の監修者
代表取締役 原 英洋

1963年東京生まれ。祖父:原米洲(人間国宝)、母:原孝洲(女流人形師)。慶応義塾大学経済学部卒業後、大手出版社・集英社に入社。1987年父親の急逝により、家業である人形専門店に入社。1988年専務取締役就任。2008年に独立して株式会社ふらここを創業。女性活躍推進活動に注力し、2015年に経済産業省『ダイバーシティ経営企業100選』の認定を受ける。
スタッフ全員に光をあてたチーム体制を大切にし、人形業界全体の再興を見据え、「お客様に望まれる商品が多く作られるようになれば、業界も元気が出てくる。その先駆けになるものづくりを進める」ことをモットーとし、日本の美しい文化を次世代に伝えていくことをミッションとする。

代表取締役 原 英洋