投稿日:2024年1月31日 更新日:2024年1月31日

五月人形 購入について

五月人形の選び方はこれでOK!最新トレンドとあわせて解説

「初節句に向けて五月人形を用意したいけれど、どんなものを買ったらいい?」
「そもそも、五月人形にはどんな種類があるの?」
「どうやって選べばいい?」

我が子のために五月人形を買おうと思って色々検索したものの、様々なお店や種類があって、選び方に困ってはいないでしょうか。
多くのパパ、ママは五月人形を初めて購入するため、どんなお人形が定番/人気なのかもわかりませんよね。

結論、①好きな雰囲気 ②インテリアとの相性 ③サイズ ④予算 の組み合わせで考えましょう。

この記事では、お節句人形の製造販売を手がけている人形工房ふらここが、

・五月人形の種類
・五月人形を選ぶときのポイント
・金額の相場感

を解説します。

加えて、毎年完売商品が続出するふらここの商品ラインナップの中から、特に人気の高い五月人形をご紹介します。

五月人形のことがよくわからないまま何となく選んでしまうと、イメージに合わないものを購入してしまうかもしれません。
この記事を読めば、我が子の一生のお守りとして、心から満足できる五月人形が選べるはず。

ぜひ最後までご覧ください。

五月人形ってどんな種類があるの?

「五月人形」と言っても、実はお人形以外もあるのです。

五月人形には、「大将飾」「兜飾」「鎧飾」の3タイプがあります。

大将飾とは?

大将飾は、お人形がメインの五月人形です。戦国時代の大将をイメージしたものが多く、「武士のようにたくましく成長しますように」という願いが表現されています。

また、金太郎や桃太郎といった昔話をモチーフにしたものや、牛若丸や弁慶など歴史上の英雄をモデルとしたものもみられます。ふらここでは、「こんなふうに育ってほしい」という願いにそった商品展開をしているので、どんな子に育ってほしいかを想像しながら選ぶのも楽しいですね。

▼ふらここで一番人気の大将飾▼

https://www.furacoco.co.jp/gogatsu/product/T-000011101

兜飾とは?

兜飾は、兜を中心とする五月人形です。かつて兜は身を守る武具として用いられていたことから、「わが子を病気や災厄から守ってほしい」といった祈りが込められています。

兜のデザインはさまざまで、なかには有名な戦国武将がモチーフになっているタイプもみられます。

近年では飾る場所を取らないコンパクトなものが人気です。小さくても金属の光沢や細かい細工は本物で、はっと目を引く美しさがあります。

▼ふらここで一番人気の兜飾▼

https://www.furacoco.co.jp/gogatsu/product/K-000111500

鎧飾とは?

鎧飾は、兜と鎧がセットになっているタイプの五月人形です。兜飾と同様に、お子さまの身の安全や健康を祈る意味合いが込められています。

昔ながらの鎧飾には大きくて迫力満点なものが多いですが、近年では省スペースなタイプが好まれやすい印象です。
ふらここでもキャビネットの上などに飾りやすいコンパクトサイズの鎧飾をご用意しています。

▼ふらここで一番人気の鎧飾▼

https://www.furacoco.co.jp/gogatsu/product/Y-000330600


3タイプいずれも、江戸時代から続く歴史ある文化です。

「どれを選ぶのが一番正しい」ということはありませんので、お子さまの健やかな成長を願って飾る縁起物として、お好みに合わせて選びましょう。

▽参考▽
こどもの日(端午の節句)の歴史は中国から?お祝い方法の意味も解説

五月人形選びのキーワード

五月人形選びにおいて、近年のキーワードは

・コンパクト
・かわいい
・インテリアに合う
です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。

キーワード① コンパクト

アパートやマンションなどお住まいのご家庭が増えていることから、コンパクトなサイズ感の五月人形が人気です。

・棚の上やキッチンのカウンター、玄関など、ちょっとしたスペースに飾るケースが増えた
・一戸建てと比べて、限られたスペースで設置や収納を行わないといけないことが多い

といった理由があげられます。

キーワード② かわいい

昔は兜や鎧といった「かっこいい」印象の五月人形がメインで、大将飾も勇ましさ・力強さを表現したお人形が主流となっていました。

近年では、可愛い・優しい雰囲気のお人形が好まれています。

かつては祖父母から孫への贈り物という位置づけだったため、伝統的なデザインのものが選ばれていましたが、近年はママ・パパが選ぶことが増えたので、特にママの意向を反映した可愛いものが好まれるようになったと言えるでしょう。

キーワード③ インテリアに合う

以前は五月人形と言えば黒や茶色、赤といった古典的な色味を使ったものがほとんどでした。

一方、近年においては「インテリアに合う色味の五月人形」が好まれる傾向がみられます。
飾り台やお屏風をナチュラルカラーに統一したものや、大将飾りでは優しい色合いのお衣装を取り入れたものなどが人気です。

これまで解説してきた通り、住環境の変化で洋風インテリアのご家庭が増えたことや、実際に選んで飾るママやパパの意向が反映されるようになったことが理由です。

五月人形はどうやって選べばいいの?

五月人形を選ぶときは、①好きなタイプ ②デザイン ③サイズ ④予算 の組み合わせで考えましょう。

①好きなタイプ

上述の3タイプで、それぞれ雰囲気が違います。ご自分の好みに合ったタイプをメインに見ていくと良いでしょう。

・大将飾:可愛い雰囲気、癒しの雰囲気 が好きな人におススメ

近年の大将飾は可愛い・優しい雰囲気のものが多くなっています。
色合いも優しく、飾っているだけでほっこりとするような癒しの雰囲気を持っています。
勇ましいものよりも可愛いものが好きな人、ほっとする空間作りをしたい人は、大将飾を選びましょう。

・兜飾:上品な雰囲気、かっこいい雰囲気 が好きな人におススメ

兜飾は一般的に、漆塗りや金属加工などを駆使しているため、艶やかな見た目の商品が多いです。
職人により細部まで作りこまれている兜飾からは、品質の高さが一目で伝わります。
上品な美しさ、光沢感あふれるかっこよさに魅力を感じる人には、兜飾がおすすめです。

・鎧飾:本格的な雰囲気、荘厳な雰囲気 が好きな人におススメ

鎧飾は、兜と鎧がセットになっているため、兜飾と比べるとより本格的で迫力満点です。
近年はサイズ感・色合いともにインテリアに合うデザインになっていますが、やはり本格的な作りの鎧飾が置いてあると、空気が引き締まるような心地よい荘厳さを感じます。
より本格的な五月人形を置きたい人、存在感のあるものをおきたい人には鎧飾がおススメです。

②デザイン

タイプが決まったら、次はデザインです。

3タイプそれぞれに、様々なデザインの商品があります。
メインの飾りものであるお人形・兜・鎧自体もデザイン豊富ですが、周囲の小物にも色々な種類があります。
よく使われるのは鯉をモチーフにした鯉飾り、菖蒲の花の花飾り、弓と刀を使った弓太刀(ゆみたち)です。
また、飾り台も色や形が商品ごとに個性があります。

五月人形全体の雰囲気を見て、お好きなものを選びましょう。

インテリアとの相性が気になる方は、インテリアと飾り台の色味を合わせると、ご自宅にマッチした五月人形が選べます。

③サイズ

どんなにデザインが気に入っても、サイズが合わなければ飾れません。
家の中のどこに置くかをあらかじめ考え、置き場所のサイズを確認しておきましょう。
お店やショールームに商品を見に行く場合、空間が広いため小さく感じてしまいがちなので特に注意が必要です。
置き場所の寸法をしっかり測ってから向かいましょう。

④予算

最後に、予算です。

ここまでで絞ってきた商品の中から、予算に合うものを選びましょう。

五月人形は種類やお店によって価格が大きく変わりますが、品質や購入後の修理等のサービスがしっかりしているものであれば10万円前後、具体的には7万円~15万円程度が相場と言えるでしょう。

大将飾・兜飾・鎧飾それぞれの相場観については後ほど詳しく解説します。

予算は商品を購入する上で大切なポイントですが、五月人形はお子様のために毎年飾るものです。
ここまででご紹介してきたチェックポイントに応じてピックアップした五月人形の中から、『子供の成長のお守りとして、毎年飾りたいと思える五月人形はどれか?』という観点を大切にしながら、予算感に照らし合わせて決めることをおススメします。

五月人形の金額相場はどのくらい?

五月人形の価格は、種類ごとに大きく異なります。

大将飾:
価格としては、7万円~15万円程度が一般的。なかには5万円以下のリーズナブルなタイプもありますが、ある程度の品質を求めるのであれば、10万円前後を相場と考えたほうがよいでしょう。

兜飾:
リーズナブルなタイプであれば5万円程度からご購入いただけますが、有名な作家が手掛けたタイプなどは50万円を超えるものも多数存在します。
全体的には7万円~20万円程度の価格帯が多くなっています。

鎧飾:
価格は8万円程度のものから200万円を超えるものまで、まさにピンキリの印象です。
サイズはもちろん使用されている素材やデザイン、作家などによって価格は異なりますが、基本的には兜飾や大将飾よりも高めに設定されている傾向があります。

相場よりも大幅に安い商品も存在しますが、安く押さえるためには素材や品質、つくりのどこかを簡素化する必要があります。
反対に、品質や技術にこだわりを持って制作しているものは、良い素材を使い、手間をかけている分、どうしても価格は高くなります。

価格が安いのは魅力ではありますが、五月人形は長年にわたって飾るものですので、品質が高いものを選ぶことが後悔しないためのポイントです。

五月人形の相場については、さらに詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください:
五月人形の相場と選び方!ふらここのおすすめ商品もご紹介
高級な五月人形の魅力とは?価格が高い理由や「ふらここ」こだわりの制作工程を解説

ふらここの五月人形のトレンド&おすすめランキング

ふらここでは、長年の販売データを活用してタイプ別の人気ランキングを作成しています。

下記のページで最新の人気商品ランキングが見られますので、ぜひご覧ください。

【2024年】最新版!ふらここで人気の五月人形ランキング!~大将飾・兜飾・鎧飾編~

また、ふらここではトレンドを取り入れつつ、お客様の声を反映した新商品を毎年発売しています。

上記のランキングは販売実績をもとにしているので、今年の新作は掲載されていませんが、今年も可愛い大将飾や、お洒落な兜飾・鎧飾の新作がたくさん登場しました。

最新のトレンドが詰まっていますので、ぜひこちらの新作商品ページもご覧ください。

ふらここの新作商品をチェック>

選び方を知って、最高の五月人形を手に入れよう

今回は、五月人形の選び方を詳しくご説明しました。

種類や商品数が多くて迷ってしまいますが、今回ご紹介した選び方に沿って選べば、好みに合う商品が自然と絞り込めるはず。

お子さまのことを想いながら、ご家庭に合う最高の五月人形を選びましょう。


この記事の監修者
代表取締役 原 英洋

1963年東京生まれ。祖父:原米洲(人間国宝)、母:原孝洲(女流人形師)。慶応義塾大学経済学部卒業後、大手出版社・集英社に入社。1987年父親の急逝により、家業である人形専門店に入社。1988年専務取締役就任。2008年に独立して株式会社ふらここを創業。女性活躍推進活動に注力し、2015年に経済産業省『ダイバーシティ経営企業100選』の認定を受ける。
スタッフ全員に光をあてたチーム体制を大切にし、人形業界全体の再興を見据え、「お客様に望まれる商品が多く作られるようになれば、業界も元気が出てくる。その先駆けになるものづくりを進める」ことをモットーとし、日本の美しい文化を次世代に伝えていくことをミッションとする。

代表取締役 原 英洋