投稿日:2021年4月13日 更新日:2021年10月8日

五月人形 端午の節句

高級な五月人形の魅力とは?価格が高い理由や「ふらここ」こだわりの制作工程を解説

お子さまへの初節句に向けて、「なるべく高級な五月人形を用意してあげたい」とお考えの方もいるのではないでしょうか。やはり価格が高めのものは品質に優れているケースが多く、長く快適にお楽しみいただける要素がたくさん詰まっています。

そこで、今回は高級な五月人形の魅力についてご紹介するとともに、価格が高い理由や選ぶ際の注意点をまとめました。さらには、上品な高級感が特徴的な「ふらここ」の五月人形における制作工程も詳しくご紹介いたします。

ぜひ参考にしながら、お子さまへの「一生に一度の贈り物」をじっくりと吟味して選びましょう。

 

高級な五月人形の魅力とは

五月人形には兜飾や鎧飾、大将飾などさまざまな種類があり、どの種類を選ぶのか、さらにはどこのメーカーで購入するのかによって価格は大きく異なります。なかには5万円程度からご購入いただけるリーズナブルなタイプもありますが、高級感のある五月人形を好まれる場合には「10万円以上」のご予算を見ておくとよいでしょう。

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そのような高級な五月人形の魅力は、何といっても「上質」であること。やはり高品質であるほうが美しい状態のまま長く愛用しやすいメリットがあり、制作に使用する素材のクオリティが高いものほど価格が高くなる傾向があります。

また、高級な五月人形はプロの職人による「手作り」のものが多く、完成までの制作工程が複雑であることも高額な理由のひとつです。手作りの場合は繊細な表現や仕立てが可能である点が大きな魅力で、たとえばお人形のお衣装に繊細な刺繍があしらわれているなどデザイン性に優れているタイプが多く見られます。

つまり、高級な五月人形=細部にまでこだわりが詰まっているもの。特に本物志向の方や「価格ではなく品質を重視して選びたい」という方は、ぜひ素材や工程にも注目して五月人形を選んでみてはいかがでしょうか。

 

品のある高級感がこだわり。ふらここの五月人形作りにおける工程をご紹介

「ふらここ」でご用意している五月人形は、まさに素材や工程にこだわった高級感あふれる逸品です。実はお人形の部位や工程ごとに専門の職人が在籍しており、たとえばお人形のデザインは「造形師」、木目込み人形の組み立ては「木目込み師」、屏風作りは「屏風師」が手作業にて丁寧に制作しております。

実際にどのような工程を踏んでいるのか、ふらここの五月人形が完成するまでの流れをチェックしてみましょう。

1.コンセプト決定・設計図作り

次年度の商品販売に向けて、1年ほど前から企画を練り始めます。赤ちゃんのお母さまと同世代のスタッフが意見を出し合い、現代のニーズにマッチした魅力的な五月人形の制作を目指してコンセプトや設計図を制作しております。

2.パーツ・装飾の制作

作成した設計図をもとに、お人形を構成するパーツや装飾品などを各分野の専門職人が制作します。コンパクトなふらここの五月人形は細かな部品が多く、じっくりと時間をかけてひとつひとつ丁寧に作られます。

3.部品の合体

パーツが揃ったら、皮紐などを用いて各部品を組み立てていきます。バランス良く仕立てられるかどうかも、職人の技術が問われる重要なポイントです。

4.最終調整

最後に、仕上げ専門のスタッフによって最終調整が行われます。仕立て具合や装飾品のバランスなどを確認し、さらに細かな部分までしっかりと整えて完成です。

上記のような細かな工程によって「毎年のお祝いが楽しみになるような魅力的なお人形をお届けすること」こそ、ふらここが最も大切にしているポイントです。また、お人形のお衣装に上質な織物を取り入れたり、兜に純金のメッキを施したりなど素材の品質にもこだわることで、上品で高級感のあるお人形作りを目指しております。

 

高級な五月人形選びにおける注意点

高級な五月人形にはうれしい魅力がたくさんありますが、最終的には「お子さまやご家庭の雰囲気」にマッチするタイプを選ぶことが大切です。お子さまの喜ぶ顔を思い浮かべたり、お人形を中心にご家族が団らんする光景を想像したり、具体的にイメージをされるとぐんと選びやすくなります。

また、上質感を長くキープできるようにきちんとケアをすることも、高級な五月人形を取り入れるうえで重要なポイントです。お子さまがお人形を見ながら思い出に浸り、昔を懐かしむことも五月人形におけるひとつの役割なので、長く愛用できるように大切に取り扱いましょう。

〇五月人形の収納手順についてはこちら>

〇五月人形をしまうタイミングや収納時の注意点についてはこちら>

 

高級感あふれる五月人形なら、さらにスペシャルな初節句に。

素材やデザインに高級感のある五月人形を取り入れれば、初節句をより一層華やかにお祝いできます。そして制作工程にもこだわった丁寧なつくりのタイプを選び、大切にケアをすることで上質な雰囲気を長くお楽しみいただけるでしょう。

もしも高級感がありながらも温かみのある五月人形をお探しの場合は、ぜひ「ふらここ」の商品ラインナップをチェックしてみてください。かわいい赤ちゃん顔の「大将飾」やおしゃれな配色の「兜飾」、さらにはコンパクトながらも迫力のある「鎧飾」が種類豊富に揃っており、お好みのテイストやご予算に合わせてお選びいただけます。

ふらここの五月人形一覧はこちら>

 

 

 

 

 

 

 

 


この記事の監修者
代表取締役 原 英洋

1963年東京生まれ。祖父:原米洲(人間国宝)、母:原孝洲(女流人形師)。慶応義塾大学経済学部卒業後、大手出版社・集英社に入社。1987年父親の急逝により、家業である人形専門店に入社。1988年専務取締役就任。2008年に独立して株式会社ふらここを創業。女性活躍推進活動に注力し、2015年に経済産業省『ダイバーシティ経営企業100選』の認定を受ける。
スタッフ全員に光をあてたチーム体制を大切にし、人形業界全体の再興を見据え、「お客様に望まれる商品が多く作られるようになれば、業界も元気が出てくる。その先駆けになるものづくりを進める」ことをモットーとし、日本の美しい文化を次世代に伝えていくことをミッションとする。

代表取締役 原 英洋