近年需要が高まっている、インテリアに合う、おしゃれで優しい色味の兜・鎧飾。
兜飾といえば、黒くてつやのあるかっこいい兜飾のイメージが強いかと思いますが、
最近は、現代のインテリアに合うおしゃれな色合いの五月人形も大人気です。
従来のデザインではピンと来なかった方にもおすすめの
ふらここならではのオリジナルデザインの兜・鎧飾り。
優しい色使いが特別感のあるセンスを感じさせてくれる
職人さんの丁寧な手作りの技法が凝らされた美しい兜飾をご紹介します!
1.平飾りタイプの兜飾
浅縹に鉄線花の兜(あさはなだにてっせんかのかぶと)
淡いグレーの大理石模様がアクリルプレートに描かれた衝立式のお屏風には、表面にぷっくりと凹凸感のある鉄線花の柄をあしらいました。
ツヤ感を適度に抑えたお飾り台は、部屋なじみの良いナチュラルトーンで上品な印象です。
兜はあえて袱紗(ふくさ)を飾らず兜のみですっきりとおしゃれに仕上げ、
まとまりのよい青のグラデーションが美しい兜飾です。
碧天に菖蒲の兜(へきてんにしょうぶのかぶと)
お屏風には、温かみのある金沢の高級手すき和紙を使用し、和紙細工の菖蒲を散らしました。ふらここならではのお洒落(しゃれ)なデザインが、お部屋を心温まる雰囲気に包みます。
鍬形(くわがた)や吹き返しに施された菖蒲には、“真っすぐな人生を歩めるように”と願いが込められています。兜の後ろにある縅糸(おどしいと)は落ち着いた紫色であしらっており、家のインテリアに馴染むような洗練されたデザインに仕上げました。
2.収納タイプの兜飾
黄金色に真龍の兜(収納タイプ)(こがねいろにしんりゅうのかぶと)
紀州漆器工芸の職人が、丹念に心をこめて仕上げました。兜の勇壮さとあいまって、上品なおしゃれさが魅力の兜飾です。
お屏風に描かれた蔦(つた)は勢いよく生い茂ることから、「繁栄」の象徴として十大家紋の一つにもなり、多くの武将に愛用された吉祥文様です。
兜のモチーフは、「日本一の至誠の武将」と賞賛された鎌倉時代の名将・新田義貞の兜。鎌倉攻めの際に龍神に祈り、みごとに勝利を収めたことから、真龍の兜と呼ばれています。
紺碧に菊唐草の兜(収納タイプ)(こんぺきにきくからくさのかぶと)
ナチュラルな木目調の収納箱に、適度なツヤ感のある白いお屏風が、お住まいに馴染みやすく場所を選びません。
お屏風に描かれた蒔絵は、職人の手刷りで着彩されており、種類の異なる彩り豊かな菊と、優美な曲線を描く唐草の文様が兜に華を添え、凛とした存在感を与えます。
ふらここの女性デザイナーがこだわりつくした美しいデザインです。
3.鎧飾
消金緋色々糸縅の鎧(けしきんひいろいろいとおどしのよろい)
爽やかな竹林を描いた台屏風は、落ち着いたウォルナット調の台と合わせ、落ち着きのある上品なデザイン。
柔らかな黄色のグラデーションに、一本すっと入った紺色のラインが引き締まった印象を与える鎧飾り。金具部分はつや消しで仕上げ、光沢を抑えつつ上品な輝きを放ちます。
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女性デザイナー達が奏でる、ふらここならではのオリジナルデザイン。
様々なデザインからお気に入りの五月人形を見つけてくださいね♪
1963年東京生まれ。祖父:原米洲(人間国宝)、母:原孝洲(女流人形師)。慶応義塾大学経済学部卒業後、大手出版社・集英社に入社。1987年父親の急逝により、家業である人形専門店に入社。1988年専務取締役就任。2008年に独立して株式会社ふらここを創業。女性活躍推進活動に注力し、2015年に経済産業省『ダイバーシティ経営企業100選』の認定を受ける。
スタッフ全員に光をあてたチーム体制を大切にし、人形業界全体の再興を見据え、「お客様に望まれる商品が多く作られるようになれば、業界も元気が出てくる。その先駆けになるものづくりを進める」ことをモットーとし、日本の美しい文化を次世代に伝えていくことをミッションとする。