息子が生まれた時、母が出会ったお雛様がふらここの人形でした。お嫁に行く時に持って行けるくらいのサイズ、顔も衣装もかわいいから、女の子だったらこれを贈りたい…その思いが届いたのか、第二子としてやってきてくれたのが妃那です。 私も主人も次はできたら女の子が欲しいと希望していましたし、中村家にとっては60年ぶりの女の子で、娘が欲しかった義父は特に喜んでくれました。 お雛様は選ぶのも楽しみですが、種類が豊富でどれもかわいくて迷いました。お雛様の着物といえば十二単衣。第一段階で衣装着のお人形にしようと決めました。その後いろいろと検討を重ね、さらさらちゃんに決めました。ぷっくり丸くて優しく微笑む顔が、娘そっくりに見えてくるのが不思議でした。見るたびに愛着がわき、息子もひなちゃんのお雛様かわいいね、と言ってくれました。 3月生まれなので初誕生と合わせて、みんなで初節句のお祝いをしました。生まれる前から出会っていたお雛様、ずっと大切にしたいひなちゃんのお雛様です。