メニュー
クローズ

お客さまの声

主役は私!

埼玉県 匿名希望ちゃん
平成25年6月5日


生後5ヶ月頃から人見知りの頭角を現し、初節句を迎える9ヶ月には後追いも加わって母と(たまに父)以外は“全て敵!”状態だった長女。特に、一番可愛がってくれる母方の祖母とは目が合うだけで涙。「…これはせっかく初節句祝いの席を設けても、ほとんど泣き通しだろう…。」お祝いの予定を練りはじめた時から、おじいちゃんおばあちゃんが待つ北関東へ向かう車内でも“大泣き記念の日”を覚悟していました。しかもあいにくの雨。長旅で不機嫌な娘を車から降ろし、ニコニコ顔のおばあちゃん達と華やかなおひな様を見て、母はますます気を重くしました。  長机に並べられたごちそう、ずらっとそろった親族。その中央で、皆の注目を浴びないわけがない、ハレ着姿にお着換え中の娘。おとなしい。「さぁ、泣くがいい!」お仕度をおえてくるっと皆の方へ体を向けたものの娘はちっとも声を上げず。あれ?と思って顔をのぞくと、どうやら飾っておいたおひな様が気になってそれ以外目に入らないようでした。 なんとしても触ってみたかったらしく、手をのばしたり、慣れないつかまり立ちで一生懸命足を伸ばしてみる姿を見て、祖父母達が喜んでくれたのでホ…としました。同時に、生まれてから一年経たずにも、こんなにいろいろできるようになって興味のあるものにはちゃんと手をのばすしぐさをしてくれるようになったことがとても愛らしく嬉しくなりました。  以後はずっとご機嫌で、今まで泣いて嫌がった“他の人の抱っこ”も受け入れてくれて、お祝いに集まった皆んなは優しく温かい気持ちで帰ることになりました。しかし、母がおひな様を手にとって「可愛いねぇ」と周りに話を振ったときだけは急いでハイハイで近付き、「主役は私!」と言わんばかりにひざに乗ってきました。忘れてないよ、うちのおひな様!