投稿日:2023年7月28日 更新日:2023年9月28日

五月人形 端午の節句 購入について

~高級な兜飾りを贈りたい~ そんな方へ

お子さまの健やかな成長を願って飾る兜飾り。大切なお子さまへの贈りものです。
せっかく贈るなら高級感がある兜飾りにしたいですね。

多種多様な兜飾りがありますが、何を基準に選んだらいいのか悩まれる方も多いのではないでしょうか。では、高級な兜飾りとはどんなものなのか見ていきましょう。

 

高級な兜飾りの条件は?

《 条件1 》 上質な素材が使われていること
《 条件2 》 丁寧に作りこまれていること

お子さまの成長を願って飾る縁起物でもあるため、価格の安さではなく「品質の良さ」に注目して選ぶのが、まずひとつの条件になるでしょう。

制作に使用する素材のクオリティが高いものほど価格が高くなる傾向があります。

たとえば、兜飾りの後ろ側は色とりどりの正絹の縅糸(おどしいと)を用いて小札板(こざねいた)を綴っています。何枚もの小札板を一枚一枚、丁寧に手仕事で形作っていきます。

また、兜飾りの「鉢」は表側からは見えない部分ですが、兜の元々の目的である 「頭を守る」という意味では、裏側の仕上げ方や素材に注目してみるとよいでしょう。兜を被るときに鉢と頭との接触をやわらげるため、鉢裏に間隔をつくり浮かすように布や革を張って仕上げてあり、これは「浮張(浮裏)」と呼ばれています。

革にこだわった浮張から布製で丁寧に仕上げられたものなど、確認ポイントとして鉢裏を見てみるのもいいかもしれません。

高級な兜の鉢部分は鉄板を何枚も並べて鋲で留め、円球の鉢をつくりあげる「矧ぎ合わせ鉢(はぎあわせばち)」で構成されています。鉄板を一枚一枚継いで作るのでそれだけ手間と丁寧な仕事が要求されます。板をとめている鋲を一つひとつ打っていく工程は、職人の丁寧な手仕事そのものです。

FRP(繊維強化プラスチック)やプラスチック素材を使って一体形成で鉢が作られているものもありますが、手間を省略し価格を抑えるための方法にはなりますが、矧ぎ合わせ鉢(はぎあわせばち)と比較すると高級感の違いは歴然です。

高級な兜飾りは、各部位に使われている素材や仕立て方によって見極められるといってよいでしょう。そこで、ふらここの兜飾りがどんなところにこだわって作られているのか紹介します。

 

ふらここの兜飾りは高級品?

上品な高級感が特徴的なふらここ。
ふらここのオリジナル兜の特徴は「美しさ」とつくりの「丁寧さ」

ふらここの兜飾りはどれもオリジナルのデザインです。鍬形・吹き返しの形や模様、縅糸の色味など細部にまでこだわって企画しています。

伝統的な技術を用いた本格的なつくりでありながら、かっこよさのなかに上品さが感じられるデザインを作るために、お客さまの生活シーンを思い描きながら毎年企画を練っています。

雄々しさやたくましさを強調した兜飾りが目立った従来のデザインから、現在はサイズもコンパクトでインテリアに自然に馴染むデザインが好まれる傾向にあります。
用いられる装飾のデザインには植物や動物などが多く用いられていますが、その使い方にも優しさや温かさ、美しさを表現したデザインとなっています。

また、色味や素材なども現在の住環境に照らし合わせて選んでいただけるように改良を続けています。

 

《 ふらここの兜飾り 各部位のこだわりポイント》

① 鍬形(くわがた)
鍬形のデザインで、正面から見たイメージが大きく変わります。ふらここは形の美しさに加え、色や模様にもこだわり、独特の美しさをつくり出しています。

② 吹き返し
兜の正面で、鍬形と共に目を引く部分です。なめし皮、飾り金具、彫金などを使用して、とてもおしゃれに仕上げています。

③ 縅糸(おどしいと)
前面ばかりでなく側面や後ろの美しさも欠かしません。特に兜の後部の縅糸の色目は、全体の出来栄えを左右するほど大切な要素です。

④ 鉢
兜のヘルメット部分である鉢も、金属に細かい装飾をほどこして丁寧に仕上げています。また、外から見えない鉢の内側にも、きれいに布を裏張りし入念な仕事を欠かしません。

⑤ しころ
首回りを防御する部分。金属の小札板(こざねいた)を縅糸で編んで仕上げます。金・黒・青など色々な小札板に、色とりどりの美しい縅糸を組み合わせ、オリジナル性を高めています。

<参考> 人形や兜のつくり・品質について

<参考> 高級な五月人形の魅力とは? 価格が高い理由や「ふらここ」こだわりの制作工程を解説

 

ふらここおすすめ!人気の兜飾り3選

ここでは、ふらここの兜飾りの中でも特に高級感あふれる人気商品をご紹介します。

・瑠璃雛菊の兜(収納タイプ)

商品名:瑠璃雛菊の兜(収納タイプ)/ K-000520100
サイズ:横幅25cm×奥行19.5cm×高さ42cm
価 格:66,000円(税込72,600円)

~おすすめポイント~

ブルーデイジー(瑠璃雛菊)をイメージした青い小花が美しい、おしゃれなデザインの兜飾です。兜の縅糸(おどしいと)や忍び緒、台の脚部分に落ち着いたトーンの緑色を取り入れることで、新緑がきれいな五月らしい季節感を表現いたしました。

https://www.furacoco.co.jp/gogatsu/product/K-000520100

 

・露草色に紫陽花の兜

商品名:露草色に紫陽花の兜(K-000400400)
サイズ:横幅45cm×奥行27cm×高さ32cm
価 格:89,500円(税込98,450円)

~おすすめポイント~

屏風や兜に描かれた爽やかな紫陽花(あじさい)が目を引く、上品な雰囲気の兜飾です。風合いの美しいベージュの台屏風によって、兜の細部にちりばめられた名匠・上原玉鳳(うえはらぎょくほう)の伝統の技がぐっと引き立っています。

https://www.furacoco.co.jp/gogatsu/product/K-000400400

 

・透彫飛鷹鍬形の兜 (収納タイプ)

商品名:透彫飛鷹鍬形の兜(収納タイプ)/ K-000111500
サイズ:横幅39cm×奥行29cm×高さ45cm
価 格:99,800円(税込109,780円)

~おすすめポイント~

黒を基調に落ち着いたトーンでまとめた、高級感あふれる兜飾です。兜には「力強さ」をイメージさせる鷹を、台屏風には「生命力・長寿」の象徴である竹をあしらうなど、お子さまの活躍や健やかな成長への願いが存分に込められています。

お客様の声
最初は購入を考えていませんでしたが、こちらの兜シリーズを拝見し他社にない上品な格好良さに私がハマってしまいました。奇をてらわない流行りのないベーシックなものをと購入を決めました。

https://www.furacoco.co.jp/gogatsu/product/K-000111500

 

高級な兜飾りとは 「品質の良さ」 

こだわった素材でつくられた繊細な細工の兜飾りは、「美しさ」「丁寧さ」を兼ね備えた品質の良い兜飾りと言えるでしょう。

職人による手作りのものが多いため、価格面は完成までの制作工程が複雑になることからクオリティの高さに比例する傾向がありますが、手作りの場合は繊細な表現や仕立てが可能である点が大きな魅力です。

細部にまでこだわりが詰まっている兜飾り、特に本物志向の方や「価格ではなく品質を重視して選びたい」という方は、素材や工程に注目されてはいかがでしょうか。贈りものとして選ばれる際の参考になりましたら幸いです。

もちろん、それぞれのご家庭の考えやお好みが大切です。お子さまにとっての「丁度いい」を選んで差し上げてください。

 

ふらここからのお知らせ

2023年9月 新WEBサイトオープン
2023年11月1日(水)~ 2024年度雛人形・五月人形販売開始

※ 受付開始時間は、決定次第にサイト内お知らせで告知いたします。

 

お気に入りの兜を飾って記念撮影もいいですね! 素敵な写真が撮れましたら、是非「ふらここフォトコンテスト」や「ふらここアルバム」にご応募ください!お待ちしています。


この記事の監修者
代表取締役 原 英洋

1963年東京生まれ。祖父:原米洲(人間国宝)、母:原孝洲(女流人形師)。慶応義塾大学経済学部卒業後、大手出版社・集英社に入社。1987年父親の急逝により、家業である人形専門店に入社。1988年専務取締役就任。2008年に独立して株式会社ふらここを創業。女性活躍推進活動に注力し、2015年に経済産業省『ダイバーシティ経営企業100選』の認定を受ける。
スタッフ全員に光をあてたチーム体制を大切にし、人形業界全体の再興を見据え、「お客様に望まれる商品が多く作られるようになれば、業界も元気が出てくる。その先駆けになるものづくりを進める」ことをモットーとし、日本の美しい文化を次世代に伝えていくことをミッションとする。

代表取締役 原 英洋