
現代のママやパパ、そして何よりもお子さまご自身が親しみをもてるようなお人形を、伝統的な技術を持つ職人と一緒にお作りしている人形工房ふらここ。
今回の記事では近年人気のふらここから、注目を集めている商品シリーズをランキング形式でご紹介♪
そして、雛人形選びに迷う方に向けて、昨今のトレンドや選び方のポイントについても解説していきます。
是非こちらを参考にしていただきながら、お子さまにぴったりのお気に入りの子をみつけてくださいね🌸
雛人形の人数タイプは親王飾・五人飾・十人飾・十五人飾

ふらここの雛人形のおすすめ商品をランキング形式でご紹介していく前に、まずは雛人形の「人数タイプ」について簡単にご説明します。
雛人形は、お人形の人数に応じて「親王飾」「五人飾」「十人飾」「十五人飾」といった4つのタイプに分かれています。
それぞれのタイプがどのようなものなのかを、以下の表にまとめました。
| 親王飾(二人飾) | お人形がお殿様とお姫様のふたりの飾り。いわゆる “お内裏様” | ![]() |
| 五人飾 | 親王飾(お殿様とお姫様)+三人官女のお人形、合わせて五人の飾り | ![]() |
| 十人飾 | 五人飾+五人囃子のお人形、合わせて十人の飾り | ![]() |
| 十五人飾 | 十人飾+随身(右大臣・左大臣)+仕丁(外出時の従者3人組)のお人形、合わせて十五人の飾り | ![]() |
「お内裏さまとお雛さま~♪」でお馴染みの楽曲『楽しいひな祭り』のように、雛人形にはさまざまな役職の登場人物が存在します。
その登場人物のどの人達がいるのか、によって人数飾りのタイプが異なってくると覚えておくと良いでしょう。人数が増えるほど、賑やかな雰囲気になりますね💕
しかし、人数が増えると出てくるのが飾るスペースの問題。
ふらここの雛人形はそのコンパクトさも人気の理由のひとつで、一番大きな十五人飾でも必要スペースは50㎝×50㎝以内と、従来の雛人形よりもはるかに省スペースで飾ることができます♪
ご予算や飾る場所と相談しながらどの人数飾りのタイプがご家庭に合いそうかもご検討されることをお勧めいたします。
○ふらここの人気雛人形ランキング○
続いては、皆様も気になるふらここ雛人形の人気ランキングをご紹介いたします♪
例年人気商品として定番化している雛人形の他、昨年新作商品として販売開始当初から大変注目を集めた雛人形など様々。ぜひチェックしてみてくださいね✨
第1位 れいれい 衣装着・うめ東風

近年注目が高まりつつあるふらここの衣装着人形。
布地を一枚一枚着せ付けた衣装着人形は、より豪華な印象を持たせます♪
中でも人気な商品がこちらの『れいれい 衣装着・うめ東風』。
ご注目いただきたのは、なんといっても襲(かさね)のグラデーションです!
紫を基調とした配色はおしゃれで高級感があると大人気です。
布地の配色にとことんこだわった、ふらここデザイナーのセンスが光る一品✨

親王飾
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五人飾
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十人飾
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第2位 あいあい 京刺繍・花相

奥ゆかしくありながらも芯のある「あいあい」。立ち姿の美しさを花に例えた芍薬(しゃくやく)を、お衣装いっぱいに京刺繍でほどこしました。お衣装にも屏風にも刺繍のお花がたくさん!ふらここ雛人形のお衣装や屏風によく使用している京刺繍は、密度がありながらも繊細で、高級感を感じられるところが魅力!
桃のお節句の時期、あたたかな春の訪れを感じさせる雛人形です。

親王飾
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五人飾
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第3位 れいれい 相鳥花菱文・紅色

よく見ると、お衣装には鳥の文様が!「鳥襷(とりだすき)」の文様には、「良縁」や「円満」の意味が込められています。華やかでかわいらしい桃色のお衣装は、「れいれい」の優美なお顔立ちにぴったり。
おうちの形をしたアクリルケースは組み立て式。たたんで仕舞えるので、収納が省スペースになるのも魅力のひとつ。

親王飾
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五人飾
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第4位 ことこと 相鳥花菱文・紅色

御簾(みす)のお屏風が特徴的な『ことこと 相鳥花菱文・紅色』。
伝統や日本の文化をより感じながらお飾りいただけます。
尾長鳥の古典文様「鳥襷(とりだすき)」の赤いお衣装を身にまとい、聡明なことことのお顔の印象にマッチした、バランスの良いコーディネートに仕上げました。

親王飾
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五人飾
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十人飾
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第5位 そよそよ 春のめばえ・桃色

ぱっちりお目めのそよそよちゃんにやわらかなお花の模様をあしらい、淡い桃色で温かく柔らかな雰囲気にまとめました。
春の野花を刺繍で施したお屏風も華やかで可愛らしく、大変ご好評いただいています。
親王飾のサイズは「横幅38×奥行18×高さ22cm」と、ふらここの雛人形の中でもかなりコンパクトサイズ。
見た目の可愛さはさることながら、コンパクト重視の方におすすめの雛人形です!

親王飾
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五人飾
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十人飾
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第6位 まいまい 装飾刺繍・花日和

まいまいらしい春色コーディネートの雛人形。
お衣装は存在感のある華やかなお色味での花柄でありながら、品よくまとまるデザインはふらここならではのオリジナルだからこそ。
京刺繡で可憐な手まりをあしらったお屏風には、わが子の幸せな未来を願う親の想いを込めました。
まいまいの明るい笑顔とかわいい刺繍に、見るたびに癒される、雛人形です!

親王飾
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五人飾
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第7位 めいめい 京刺繍・春爛漫

春の桜が咲き乱れる様子をお衣装に表現した雛人形。
布地からぷっくりと浮かび出るその柄は京刺繍で施され、とても上品な仕上がり。
『めいめいちゃん』の透明感のある知的なお顔だちにもぴったりです。
また、人気の理由はお屏風にも!
格子状に作られたデザインのお屏風がシックで上質な雰囲気を作り出します。
シンプルなお部屋でも存在感をもって素敵にお飾りいただけることでしょう♪

親王飾
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五人飾
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十人飾
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十五人飾
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第8位 ことこと 琳派名物裂

京都・西陣織で織り上げた、格調高い琳派名物裂のお衣装を着せ付けた雛人形。ふらここの中でも毎年根強く人気をいただいています。ぱっと目に入る、華やかなお衣装のカラーリングが魅力!
ナチュラルな色合いのお屏風には、四君子(菊、梅、蘭、竹)の刺繍を。四君子は春夏秋冬をそれぞれ代表する草木で、古くから縁起の良い文様として知られています。
伝統も大切にしたいけれど、かわいらしい印象もほしい!という方にぴったりの雛人形です✨

親王飾
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五人飾
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十人飾
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十五人飾
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第9位 のんのん 衣装着・鈴撫子
綺麗な黒髪を持った優美なお顔立ちの「のんのん」の衣装着雛人形。ふらここで唯一玉串(たまぐし:頭についているかんむり)のリボンがシルバーで、透明感あふれる「のんのん」のお顔にぴったり!お衣装には魔除けの「鈴」と、清楚さをあらわす「撫子(なでしこ)」の花をあしらいました。
お屏風には円満・良縁を意味するまりを刺繍で表現!細部にまでこだわった、気品あふれる一品です。

親王飾
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五人飾
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第10位 さやさや 春のめばえ・紅色

ぱっちりとした瞳が印象的な、さやさやのお顔。はっきりとしたお色味のお化粧に合わせて、お衣装も華やかなお色味で!よくみるとお衣装には「思いやり」の花言葉をもつポピーの花が表現されています。
お屏風には花束をイメージした刺繍をほどこし、華やかさ満点!見ていると元気になれる、そんな雛人形に仕上げました。

親王飾
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五人飾
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十人飾
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番外編:れいれい 衣装着・八重桜・紅色

販売開始直後に完売となった、れいれいの衣装着雛人形。販売開始前から大変ご注目をいただいていました。
こちらは「ふらここプレミアム」として発売した高級ラインの雛人形。お人形やお道具ひとつひとつを、より手間をかけて制作しているため、数量限定で制作しています。
こちらの雛人形は、次年度のご予約を受付開始していますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!
※次年度のご予約:商品のお届けは2026年10月~2027年1月頃を予定しています。2027年のひな祭り向けとなりますのでご注意ください。

親王飾
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五人飾
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2026年度のトレンドはコンパクトでおしゃれなかわいい雛人形
近年の雛人形のトレンドは「コンパクト」で「おしゃれ」、そして「かわいい」雛人形が人気です。
2025年度のトレンドを更に分析すると、4つのポイントがあげられます。
1. 大きさ ≪コンパクト、収納時にスペースを取らない≫
住環境の変化からコンパクトに飾れて、お節句以外の時期は収納場所を取らずに保管できるものが人気です。
マンション住まいの方や、転勤が多いご家族などに特に喜ばれています。
2. お顔のかわいらしさ ≪豪華さ重視 から「かわいらしさ」へ≫
従来の雛人形は、色白で目が細くおすまし顔 = 怖い イメージではないでしょうか。近年では目は細すぎず、微笑んだような口元の親しみやすい表情が人気を集めています。
ふらここのお人形は、輪郭ふっくらの丸みのあるお顔 = 赤ちゃん顔 です。20種類のお顔からお子さまに似ているお人形を探すのも楽しみのひとつになるでしょう。
3. 衣装 ≪伝統的な縁起の良い柄を現代風にアレンジ≫
ふらここの衣装は織柄のデザインもこだわって起こしています。
京都の織元に相談しながら何度も試作を重ねて織り上げた生地で作られるお人形です。
小さなお人形にサイズを合わせて細やかに美しく表すのは職人技あってのこと。
伝統的な柄や色目を活かしつつ、今までになかったチューリップやミモザなど外来のお花をモチーフにしたモダンで新しいデザインも取り入れています。
4. 飾り台屏風・ケース ≪インテリアに馴染むデザイン≫
雛人形の全体的な色味やデザインも重要です。お人形だけに注目するのではなくお住まいに合わせてイメージしてみてください。
壁や床、家具や照明と調和するのはどんな雛人形でしょうか。ここ何年かの傾向としては北欧風のインテリアが注目されていることもあり、白木調やナチュラルな色味が人気です。
悩むのは当たり前?雛人形を選ぶポイントは?

ここまでふらここの人気雛人形ランキングや近年のトレンドをご紹介してきました。
実際に雛人形を選ぶとなると、どんな基準で選べばいいか迷ってしまうこともありますよね。
「人気の雛人形を選べば安心かもしれないけど、折角我が家に迎える雛人形だからこだわって選びたい!」
そんなあなたに、雛人形を選ぶポイントをご紹介します。
・メーカーで選ぶ
ひとくちに雛人形といっても、様々なメーカーがあります。
江戸時代から続く久月、吉徳といった老舗もあれば、最近ではインテリアショップからブランド化した雛人形メーカーも!また楽天などオンラインショップにより、様々なメーカーの雛人形を気軽にインターネットで閲覧・購入できるようになりました。
ハンドメイド作家として、個人で雛人形を販売している人もいます。
誰もが知る歴史的・伝統的な雛人形を販売するメーカーもあれば、今まで見たことがないような現代的・革新的な雛人形を展開するメーカーも!近代、様々な形の雛人形が選べるようになってきています。
「このメーカーの雛人形を選ぶのが絶対に正解!」という決まりはないので、家族のニーズに合わせて、ご自宅にぴったりの雛人形を取り扱っているメーカーをぜひ探してみてください。
・作家で選ぶ
雛人形は作家によって雰囲気やデザインが異なります。
好きな作家を見つけるのも、雛人形選びの楽しみのひとつ。
今回はふらここの雛人形制作にも携わっている2名の作家をご紹介!
金子久一

長年の経験を生かした、丁寧な人形づくり。木目込みの仕上げの上質さには、お人形ひとつひとつへの愛情が深くこめられている。職人歴59年。
平安芳峰

数々のコンクールでも受賞歴のある、国内でも指折りの名人形師。ふらここの小さな雛人形に衣装を1枚1枚着せつける高度な技術と、細部まで行き届いた丁寧な仕上がりが魅力。
・サイズで選ぶ
雛人形選びで見落とせないポイントは、ずばりサイズ感。
実際に飾り付けをするサイズはもちろん、しまう場所に合わせたサイズ感も大事!
核家族化が進んだ現代では、アパートやマンション住まいを選択する家族も少なくありません。
そんな社会背景もあり、近年の雛人形サイズトレンドは「コンパクト」。
どれくらいの大きさというと、チェストの上や玄関先などに飾れるくらいのイメージです。

まずは飾る場所を決めて、そこに収まるサイズの雛人形を選ぶとよいでしょう。
ふらここの雛人形は、とってもコンパクトに飾れる親王飾・五人飾や、華やかながらも飾りスペースを抑えられる十人飾・十五人飾のラインナップが充実!
▼ふらここ雛人形サイズ目安(飾ったときのサイズ)
親王飾→横幅:30~45㎝、奥行:18~30㎝
五人飾→30~45㎝、奥行:22~30㎝
十人飾→横幅:40~50㎝、奥行:30~40㎝
十五人飾→横幅:40~52㎝、奥行:35~51㎝
お気に入りの雛人形に巡り合えますように♪
今回は、現在の2025年度人気商品を10点のご紹介、そして現在のトレンドや選び方のポイントについてお話させていただきました!
もちろん、他にもふらここスタッフ自慢のおすすめ商品はたんさんございますので、ぜひチェックしてみてください♪
雛人形の一覧を見る
もしどう選べば良いのだろうと悩まれた方は、今後、東京・東日本橋にあるショールームや、遠方にお住まいの方にご好評をいただいておりますオンラインショールームなどで、どうぞお気軽にご相談ください😊
今年も皆様の大切なお子さまに『ぴったりな雛人形』と、どうか巡り合えますように♪
〇関連記事
過去の人気商品は下記をご確認ください。
>【2024年度】最新版!ふらここで人気の雛人形ランキング!~親王飾・五人飾編~
>【2023年度版】雛人形の流行は?ふらここの売れ筋ランキングもチェック
>【2022年度】ふらここで人気の雛人形ランキング!~コンパクト編~
1963年東京生まれ。祖父:原米洲(人間国宝)、母:原孝洲(女流人形師)。慶応義塾大学経済学部卒業後、大手出版社・集英社に入社。1987年父親の急逝により、家業である人形専門店に入社。1988年専務取締役就任。2008年に独立して株式会社ふらここを創業。女性活躍推進活動に注力し、2015年に経済産業省『ダイバーシティ経営企業100選』の認定を受ける。
スタッフ全員に光をあてたチーム体制を大切にし、人形業界全体の再興を見据え、「お客様に望まれる商品が多く作られるようになれば、業界も元気が出てくる。その先駆けになるものづくりを進める」ことをモットーとし、日本の美しい文化を次世代に伝えていくことをミッションとする。































