投稿日:2020年6月18日 更新日:2023年8月31日

五月人形

五月人形を修理したい!修理のパターンや無料のアフターサービスとは

「久しぶりに五月人形を出したら虫食いがあった」「子どもが遊んでいる時にぶつけてしまった」など、五月人形は長く飾ったり保管したりしている間に壊れたり劣化したりすることもあります。せっかくの五月人形ですから、買い替えるのではなく修理して長く飾りたいところですよね。

この記事では、五月人形を修理に出したほうがいい場合や修理によくあるケース、ふらここの五月人形のアフターサービスの場合などを具体的にご紹介します。

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修理すべきではないケースとは?ぜひお子さん本人のお人形を

五月人形の修理にも色々なケースがありますが、実は「修理すべきではない場合」もあります。それは、「父親の五月人形を息子に受け継がせるために修理する」という場合です。

実は、「父の五月人形を息子に受け継ぐための修理」は、人形屋さんにも多く寄せられる問い合わせです。「愛着のある五月人形を子どもにも使ってほしい」「五月人形がまだきれいなので、買い直さず修理して譲りたい」と考える人も多いのでしょう。

しかし、五月人形はもともと「お子さんの身代わりとして厄を引き受ける」という意味合いがあります。父の五月人形を引き継ぐということは、父の厄もそのまま息子に引き継ぐことになるので、代をまたいで五月人形を引き継ぐのはあまり望ましくありません。

また、古い五月人形は使われている部品も古いため、今では代用品がない場合も多くみられます。修理をしようとしても、思ったより高額になってしまうことが多いようです。

こうしたことから、五月人形の修理は代をまたいで引き継ぐためではなく、お子さん本人用の五月人形が壊れた場合に依頼するもの、と考えるのがよいでしょう。

修理は「お人形本体の修理」「付属品の修理」の2パターンに分かれる

では、お子さんの五月人形を修理する場合について、具体的にどのようなケースがあるのでしょうか。五月人形の修理には、大きく分けて「お人形本体の修理」と「付属品の修理」の2種類があります。

・お人形本体の修理

お人形の手足や首がとれてしまった、汚れや髪型の乱れを直したいなど、お人形本体に関する修理です。お人形の手足や首が取れてしまった場合は基本的に再接着しますが、再接着が難しい場合は新しい手首や首と交換になります。また、汚れ取りや髪型の直しも同様で、直すのが難しい場合はその部位ごと交換となります。

・付属品の修理

飾り台・屏風(びょうぶ)・お道具・鎧・兜・太刀など、お人形本体の付属品に関する修理です。飾り台の塗り直しや屏風の張り替え、金物の打ち直しなど、それぞれの付属品に応じて修理または取り換えの対応を行います。
 
どんなに大切に扱っていても、経年劣化やうっかりミスでお人形が壊れてしまうことはありえます。もし五月人形が壊れてしまったら、まずはそのお人形を購入した人形店に相談してみましょう。

人形修理の専門店もありますが、購入した人形店であればアフターサービスとして無料で修理してもらえる場合もあります。壊れてしまった部位や程度によって修理の可否や費用も変わってくるので、修理が必要になったらまずは購入した人形店に連絡してみるのがおすすめです。

ふらここのお人形はアフターサービスで修理可能!初年度なら無料に

ふらここでは、お人形を購入されたお客様へのアフターサービスとして、人形修理を行っています。

毎年飾ったり片付けたりする五月人形は、出し入れの際に傷つけてしまったり、小さなお子さまがつい壊してしまうこともよくあります。修理の箇所によっては高額になる場合もあるので、アフターサービスが付いていると安心ですよね。

ふらここのアフターサービスは、ご購入の初年度(購入時期~次の10月31日)であれば無料で行っています。破損の程度や箇所に応じて、担当の職人さんがきれいに修理してくれます。

修理の流れは、
 お名前、連絡先、修理箇所など必要事項のまとめ
  ↓
 お人形と必要事項の送付
  ↓
 修理(通常数週間~3ヶ月)
  ↓
 お届け

となっています。

初年度以降は有料になりますが、事前に電話やメールでのお見積りも可能です。修理の可否からお答えしますので、お気軽にご連絡ください。

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お子さんを見守ってくれる五月人形。修理しながら大事に飾ろう

毎年飾る五月人形ですが、壊れてしまい修理が必要になることもあります。そもそも五月人形には「身代わり」の意味合いがあるため、他の人が使っていた五月人形を修理して引き継いで飾るのはおすすめしません。五月人形を修理する場合は、お人形本体の修理・付属品の修理の2パターンがありますが、いずれもまずはそのお人形を購入した人形店に相談してみましょう。ふらここのように、アフターサービスとして無料で修理してくれる場合もあります。お子さんの成長を一緒に見守ってくれる五月人形ですから、必要に応じて修理しながら大事に飾っていきましょう。

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この記事の監修者
代表取締役 原 英洋

1963年東京生まれ。祖父:原米洲(人間国宝)、母:原孝洲(女流人形師)。慶応義塾大学経済学部卒業後、大手出版社・集英社に入社。1987年父親の急逝により、家業である人形専門店に入社。1988年専務取締役就任。2008年に独立して株式会社ふらここを創業。女性活躍推進活動に注力し、2015年に経済産業省『ダイバーシティ経営企業100選』の認定を受ける。
スタッフ全員に光をあてたチーム体制を大切にし、人形業界全体の再興を見据え、「お客様に望まれる商品が多く作られるようになれば、業界も元気が出てくる。その先駆けになるものづくりを進める」ことをモットーとし、日本の美しい文化を次世代に伝えていくことをミッションとする。

代表取締役 原 英洋