3月3日のひな祭りは、女の子の健やかな成長を祈願する大切なイベントです。特に初節句は盛大にお祝いしたいものですが、いざ準備を始めようと思っても「何から用意すればいいのかわからない…」とお悩みの方もいるかもしれません。
そこで、今回は思い出に残るひな祭りを目指して、当日に向けてやっておきたい4つのことをご紹介します。
ひとつひとつの準備を着実に進めて、スムーズにひな祭り当日を迎えましょう。
ひな祭り当日までにやっておきたい4つのこと
ひな祭り当日までの準備としては、主に下記の4つが挙げられます。
1. ひな祭り当日のスケジュールを確認 2. 雛人形の準備 3. 食事やお菓子の準備 4. 飾り付けの準備 |
それぞれどのように準備を進めていけばいいのか、以下で詳しく見ていきましょう。
1. ひな祭り当日のスケジュールを確認
まずは、ひな祭りイベントを行う日程を検討しましょう。
特に初節句は、赤ちゃんの祖父母さまも含めて盛大にお祝いするご家庭が多くいらっしゃいます。その場合は、ご両親だけでなく祖父母さまのスケジュールも事前に確認して日取りを決めることが大切です。
もしも3月3日にひな祭りイベントを行うことが難しい場合は、ご家族が集まりやすい別の日にお祝いしても問題ありません。実際に、その日に近い祝日等にお披露目や写真撮影を行って初節句のお祝いをするご家庭も多くみられます。
2. 雛人形の準備
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雛人形選びも、赤ちゃんにとって初めてのひな祭りを迎えるうえでぜひ行いたい準備です。雛人形には「お子さまの厄を引き受ける」「身代わりになる」といった厄除けの意味合いがあることから、基本的にはひとりにつきひとつずつ用意してあげることが望ましいとされています。
なお、近年は店頭だけでなくインターネット上でも購入可能なケースが多く、メーカーやシリーズによって商品の雰囲気が大きく異なります。まずはいくつかの店舗やサイトでじっくりと比較し、価格やサイズ、テイストがご希望に合うものを選んでみてください。
ただし、人気 商品は発売してすぐに完売となる可能性もあるため、なるべく早めに雛人形選びを行うことをおすすめします。また、祖父母が購入してくれる場合などは父方・母方のどちらが支払うかで議論になることもあるので、ご両家の意向も早めに確認しておきましょう。
3. 食事やお菓子の準備
初節句の際は、ひな祭りの伝統的な行事食を用意するとより一層お祝い感が高まります。古くから縁起担ぎとして多く食べられている代表的なお菓子や飲み物、お料理は以下の通りです。
●ひな祭りの代表的なお菓子や飲み物 ・甘酒(白酒) たとえば菱餅には、「魔除け」の意味を持つピンクや「長寿・子孫繁栄」の意味合いのある白、「健康・長寿」を表す緑が取り入れられています。また、ひなあられはピンク・緑・黄色・白の4色で日本の四季を表現しており、「四季を通して健康でいられますように」といった願いが込められています。 ●ひな祭りの代表的な料理 ・ちらし寿司 ちらし寿司は、ひな祭りにおける定番料理のひとつです。「海老=長生き」「レンコン=見通しが良い」など、それぞれの材料に縁起の良い意味合いが込められています。 汁物としては、はまぐりのお吸い物を添えるご家庭が多い印象です。はまぐりの貝は対の貝殻でなければぴったりと合わないことから、「良縁に恵まれますように」との願いも込められています。 |
ひな祭りの行事食を取り入れることで華やかな食卓を演出できるので、ぜひ縁起担ぎも兼ねて準備してみてはいかがでしょうか。
4. 飾り付けの準備
ひな祭りが近づいてきたら、まずは雛人形を飾りましょう。タイミングとしては、一般的には「立春(2月4日頃)から桃の節句(3月3日)の1週間前くらいまで」に飾り終えておくのがよいとされています。
雛人形の設置場所に決まりはないため、スペースの都合に合わせて取り入れるとよいでしょう。ただし、お雛様はお子さまの健やかな成長への願いが込められた縁起物なので、リビングやダイニングなど「ご家族みんなが集まりやすい場所」に飾ることをおすすめします。
お子さまが大きくなってきたら、ぜひ一緒に飾り付けを楽しんでみてください。その際は、雛飾りやお人形、お道具の意味についてお話されると、お子さまが日本の伝統文化に興味を持つ良いきっかけになるかもしれません。
また、雛人形の周辺や食卓にお花を添えたり、壁にガーランドを飾ったりと、デコレーションで春らしい季節感やひな祭り感を演出するのも素敵です。見て楽しめるだけでなく、かわいい飾り付けをバックに写真撮影も盛り上がることでしょう。
ひとつひとつの準備も楽しみながら、ひな祭り当日を迎えましょう
今回は、ひな祭り当日までに準備したい4つのことをご紹介しました。
雛人形や行事食の用意、飾り付けなどひとつひとつの準備を楽しみながら行うことで、ひな祭りのワクワク感がより一層高まります。ぜひご紹介した内容を参考に「ひな祭りの過ごし方」を考えて、愛情たっぷりにお祝いされてはいかがでしょうか。
もしも「初節句に向けておしゃれな雛人形を購入したい」とお考えなら、ぜひふらここのラインナップをチェックしてみてください。コンパクトでかわいい雰囲気の商品が多く、お子さまの雰囲気にぴったりなタイプがきっと見つかります。
1963年東京生まれ。祖父:原米洲(人間国宝)、母:原孝洲(女流人形師)。慶応義塾大学経済学部卒業後、大手出版社・集英社に入社。1987年父親の急逝により、家業である人形専門店に入社。1988年専務取締役就任。2008年に独立して株式会社ふらここを創業。女性活躍推進活動に注力し、2015年に経済産業省『ダイバーシティ経営企業100選』の認定を受ける。
スタッフ全員に光をあてたチーム体制を大切にし、人形業界全体の再興を見据え、「お客様に望まれる商品が多く作られるようになれば、業界も元気が出てくる。その先駆けになるものづくりを進める」ことをモットーとし、日本の美しい文化を次世代に伝えていくことをミッションとする。