鎌倉時代末期に活躍した武将・新田 義貞(にった よしさだ)が着用したといわれる貫前大鍬形(ぬきさきおおくわがた)の兜。凹凸のある優美な鍬形(くわがた)に純金の鍍金(めっき)をほどこし、吹き返しには彫金(ちょうきん)で魔よけの龍をあしらいました。
伝統の美に現代の感性を巧みに取り入れ、名匠・上原 玉鳳(うえはら ぎょくほう)が真心を込めて仕上げた、伝統に現代(いま)が融け合うような美しい作品。魔よけの力があるとされる赤い袱紗(ふくさ)で上品にまとめました。
お屏風には瑞花(ずいか)とされる菊と蘭の彫金をあしらい、飾り台には名峰・富士をみごとに描いた、心に響く兜飾りです。
兜・鎧: 横幅24×高さ22cm
兜のモチーフ・意味:龍/運気上昇・立身出世