吹き返しに飾られた菊花の優美な彫金装飾。菊の花は、皇室の紋章にもあるように、高貴な花として古くから親しまれてきました。兜の正面にも菊花の細工をあしらい、大きめの鍬形が力強さを創り出しています。華美な装飾をなくし、デザイン性をとことんまで追求した名匠・上原 玉鳳(うえはら ぎょくほう)こだわりの兜飾り。
縅糸(おどしいと)には春の若葉を想わせる萌黄色(もえぎいろ)の正絹を使用し、高貴な紫色の袱紗(ふくさ)で上品にまとめました。
兜・鎧: 幅22×高さ17cm
兜のモチーフ・意味:菊/無病息災・不老長寿