「端午の節句に向け、我が子のためにかっこいい兜を買ってあげたいけど、どうやって選べば良いの?」
「普段接する機会がない商品だから、商品のどこに注目すれば良いのか分からない」
「いつまでに買って、いつからいつまで飾ればいい?」
我が子のための大切なお買い物であり、値段も高いものが多い節句兜。
しっかり選びたい気持ちはあるものの、なじみのないジャンルのお買い物なので何から調べ始めればいいか困ってしまいますよね。
兜飾りは、①価格 ②素材 ③色 ④形(造形) に着目して選ぶと満足のいく商品選びができるでしょう。
今回は、
・兜飾りのおすすめ購入タイミング
・兜飾りの選び方
・ふらここにおける最新のトレンド
を解説します。
手探りで節句兜の検討を進めても、時間がかかり不安もつきまといます。
この記事を読めば、兜飾りの選び方とトレンドを押さえることができ、我が子のための兜飾りを自信を持って選ぶことができます。
ご自宅で兜飾りを飾り、お子さまの喜ぶ姿を見て安心感と幸福感を味わえることでしょう。
ぜひ最後までご覧ください。
兜飾りは我が子の厄除け・お守りとして飾る
5月5日の端午の節句には、兜飾などの五月人形を飾ってお祝いする風習があります。
五月人形を飾る意味は、我が子の健やかな成長や活躍のための「お守り・厄除け」。
兜や鎧は本来「戦闘のための武具」ですが、武士にとっては「身を守るために欠かせない装備品」です。
そのため、武家における大切な跡継ぎである男の子を厄や災いから守るために、武士の象徴である兜や鎧などを飾るようになりました。
端午の節句に兜飾りを飾る風習には、「我が子を病気や厄災から守ってほしい」という願いが込められているのです。
ちなみに、兜飾のなかには上杉謙信や伊達政宗といった戦国武将の兜がモチーフになったタイプも。
「歴史上の武将のようにたくましく成長してほしい」という想いで、武将モチーフの兜飾を選ぶご家庭も多い印象です。
▽参考▽
お好みの武将で五月人形選び!モチーフとして人気の戦国武将とその特徴をご紹介
【購入は1月がベスト】4月に飾って5月中にしまおう
兜飾りは、1月に購入するのがおススメです。
飾る時期・しまう時期は明確に決まっていませんが、一般的には4月に飾り、5月中旬にはしまうことが多いようです。
購入時期:1月 年末年始で検討→購入へ
1月中に購入してしまうのが最もおススメです。
五月人形の販売店では、10月や11月から販売を開始するところが多く見られます。
販売数は年明けからだんだんと増えていき、3月~4月上旬にピークを迎えます。
1月であれば豊富な選択肢の中から、希望の商品を購入することができるでしょう。
高価なものであり、また職人の手作業で制作する兜が多いことから、どのメーカーでも在庫がふんだんにあるという商品は少ないです。
このため、ピークが近づくにつれ販売が進み、いざ買おうとしたら希望の商品が品切れで買えなかった・・・ということも。
希望の商品を購入するためにも、年末年始の時間が取れるときにどの商品を買うか検討しておくと良いでしょう。
また、兜飾りを祖父母が購入してくれる場合は、年末年始に帰省した際、祖父母も交えて家族会議を行ったり、百貨店や販売店ショールームを見に行ったり、というケースも多いようです。
ただ、検討だけして間が空くと、何を買うつもりだったか忘れてしまったり、調べなおしてまた悩んでしまう・・・という可能性もあります。
また、「飾る時期までは余裕があるから」と思って油断していると、日々の仕事や育児に追われて忘れてしまいがち。
ご夫婦や家族で検討して希望の商品が決まったら、そのまま購入する、という流れがおススメです。
最近は返品保障がついているメーカーも多いため、購入してみてイメージと違った場合は返品もできます。
購入した後に実物を見て最終判断することができ、とても安心ですね。
なお、ふらここでは、毎年11月から五月人形・雛人形を販売開始しています。
注目度の高い新作や人気商品は、1月中に売り切れるものもあるため、やはり希望の商品がある場合は早めの購入がおススメです。
ふらここの五月人形は3月中旬以降の配送ですので、早々に届いてしまって飾るまで持て余す・・・ということもありません。
▽より詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェック!▽
五月人形の購入時期は?飾る期間を踏まえたおすすめのタイミングを解説
飾る期間:4月~5月中旬が一般的
飾る時期に明確な決まりはありませんが、4月中旬頃に飾り始め、5月中旬にしまうことが一般的です。
しかし、近年は兜飾りなどの五月人形をインテリア感覚で飾ることも増えており、中には「気に入っているので1年中飾っている」というご家庭も。
明確な決まりがない分、好きなように楽しめるのも魅力の一つですね。
▽より詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェック!▽
五月人形はいつから飾っていいの?片付ける時期やふらここのお人形の場合も解説!
▽よくある疑問をすっきり解決!▽
Q. 五月人形はお下がりOK?次男・三男にも1つずつ必要?
A. 「お守り・厄除け」という意味では、一人1つがおススメ
Q. 五月人形、どこにどうやって飾ればいいの!?
A. みんなに見えるリビングが◎ 飾り方も詳しく解説します!
Q. 端午の節句はみんなどうやってお祝いしてる?
A. 兜や鯉のぼりを飾って、柏餅を食べるのがポピュラー!
兜飾を選ぶ際にチェックしたい4つのポイント
兜飾は種類が多いため、ご希望にマッチするタイプを見つけるためには「価格」「素材」「色目」「デザイン」の4つの点に注目することが大切です。
以下でご紹介するポイントを参考に、兜飾選びをスムーズに進めていきましょう。
1.価格
まずチェックしたい点が、兜飾の価格です。
相場は7万円~20万円程度と幅広いため、気になる商品が予算に合うかどうかをしっかりと確認しながら選定する必要があります。
その際は、価格だけに注目するのではなく「品質」にも目を向けることが重要なポイント。
毎年飾る大切な縁起物なので、長く愛用できる質の良いものを選ぶことをおすすめします。
▽参考▽
五月人形の相場と選び方!ふらここのおすすめ商品もご紹介
2.素材
兜に使用されている素材は商品やメーカーによって異なります。
高級なものであれば、鍍金(めっき)に使用されている金属や、縅糸(おどしいと)に使用されている糸の種類など、素材にもにこだわって製作されています。
上質な兜を取り入れたいとお考えの方は、ぜひそういった素材の種類にも注目してみるとよいでしょう。
たとえば縅糸であれば、「正絹(しょうけん)」が使用されているものなどがおすすめです。
また、鍍金であれば純金や銀が使用されている商品に注目してみてください。
重厚な質感や深みのある輝きによって、高級感あふれる空間を演出できます。
3.色目
兜を選ぶ際は、ぜひ縅糸の色目にもご注目ください。
江戸時代に飾り兜が広まった際には縅糸に使われている色味が1色のものが主流で、現在でも市場では同じような配色のものが多くみられます。
しかし、実際に戦国時代で使用されていた鎧兜の配色はカラフルで、色目にこだわりのあるブランドにおいてはその当時の配色を再現したデザインで制作しているケースも。ブランドや商品によって縅糸の色目は異なるため、注目してみると面白いでしょう。
ちなみに縅糸の色目には「赤糸威(赤色)」や「紺糸威(紺色)」、「萌葱糸縅(淡い緑色)」といった種類があり、赤や紺は魔除け、緑は強い生命力を表すなど使用されている糸の色によって意味が異なります。
複数の兜飾で迷ったら、色の持つ意味も考慮して選んでみてはいかがでしょうか。
▽縅糸の色合いで兜の印象は大きく変わる▽
4.デザイン
全体の造形や細工の細かさといったデザインに注目することも、兜飾を選ぶ際に大切なポイントです。
造形の芸術性には職人のこだわりや技が詰まっているため、ぜひさまざまな商品をじっくりと見比べてみてください。
たとえば兜の前面にある「鍬形(くわがた)」には、透かし彫りといった繊細な細工を施したもの、武将の兜をモチーフにした形のものなどさまざまなデザインがあります。
また、兜の左右にある「吹き返し」も商品によって模様や絵柄が異なり、ブランドのこだわりが出やすい部分です。
おしゃれな配色とデザインが魅力!ふらここの兜飾をご紹介
ふらここでは、鍬形や吹き返しのデザイン、縅糸の配色など、細部までこだわった上質な兜飾をご用意しております。
たとえば縅糸には武士の時代に武将が着用していたデザインを取り入れ、ふらここ流のアレンジをプラスしたオリジナルの配色です。
また、兜を引き立てる飾り台やお屏風のデザインもおすすめポイントで、縁起が良いとされる動物や植物などをあしらって端午の節句の特別感を演出しております。
お客様の反応や市場調査を綿密に行い、トレンドに合った商品を開発しているのもふらここの強み。
最近人気の高い 優しい色味×インテリアとの調和 といった要素を取り入れた兜飾りを多数発表し、いずれも完売続出の人気を誇っています。
ここでは、ふらここの兜飾のラインアップにおいて特におすすめしたい商品を6点ピックアップいたしました。
ぜひご予算や設置場所の雰囲気などに合わせて、お気に入りのタイプを見つけてみてください。
紺碧に菊唐草の兜(収納タイプ)
商品名:紺碧に菊唐草の兜(収納タイプ)/ K-000610100
サイズ:横幅36cm×奥行28cm×高さ45cm
価 格:109,000円(税込119,900円)
~おすすめのポイント~
一般的な兜飾りとは一線を画す、デザイン性の高さで人気の兜飾りです。
爽やかな印象の兜をメインに、スタイリッシュな弓太刀を添えて豪華に仕上げました。
白を基調にブルーやオレンジのアクセントカラーをプラスすることで、華やかながらも上品な雰囲気にまとまっています。
https://www.furacoco.co.jp/gogatsu/product/K-000610100
透彫火焔鍬形の兜(すかしぼりかえんくわがたのかぶと)
商品名:透彫火焔鍬形の兜 /K-000220500
サイズ:横幅25cm×奥行19.5cm×高さ42cm
価 格:67,000円(税込73,700円)
~おすすめのポイント~
力強さのなかに優しさも感じられる、上品な印象の兜飾です。
火焔模様の透かし彫りをほどこした鍬形が美しく、若草色の袱紗を合わせることで華やかすぎないシックな印象を演出しました。
ダークブラウン×うさぎ柄の飾り台とお屏風も人気のポイントで、主張しすぎない色味とデザインが和室にも洋室にもしっくりと馴染みます。
https://www.furacoco.co.jp/gogatsu/product/K-000220500
蘇芳に菖蒲の兜(すおうにしょうぶのかぶと)
商品名:蘇芳に菖蒲の兜/ K-000400500
サイズ:横幅42cm×奥行30cm×高さ31cm
価 格:90,500円(税込99,550円)
~おすすめのポイント~
蘇芳色と紺色の縅糸(おどしいと)はクラシックな色味で上品な印象です。
ワンポイントであしらわれた菖蒲の刺繍のお屏風は、主張しすぎず空間ともよくなじみ、兜の縅糸とも好相性。
シンプルゆえに高品質さが浮き彫りになる逸品です。
https://www.furacoco.co.jp/gogatsu/product/K-000400500
瑠璃雛菊の兜(るりひなぎくのかぶと)
商品名:瑠璃雛菊の兜(収納タイプ)/ K-000520100
サイズ:横幅25cm×奥行19.5cm×高さ42cm
価 格:66,000円(税込72,600円)
~おすすめのポイント~
吹き返しに魔よけの龍をほどこした優美な兜飾り。
ブルーデイジーをイメージした青い花の蒔絵が、コンパクトな兜飾りを華やかに彩ります。
ブルーデイジーの花言葉は「純粋」や「幸福」などがあり、お子様の健やかな成長を見守るご両親の想いを表しています。
https://www.furacoco.co.jp/gogatsu/product/K-000520100
透彫火焔に虎鍬形の兜(すかしぼりかえんにとらくわがたのかぶと)
商品名:透彫火焔に虎鍬形の兜(収納タイプ) / K-000112100
サイズ:横幅36cm×奥行24cm×高さ42㎝
価 格:87,500円(税込96,250円)
~おすすめのポイント~
古来より”決断力”と”才知”の象徴である虎。
この虎の絵柄を、兜の鍬形には透かし彫り、吹返しには彫金で豪華に装飾しています。
兜の雰囲気を左右する縅糸(おどしいと)は、琥珀色とロイヤルブルーの正絹で高潔に仕上げました。
枝ぶりの良い紅白梅が描かれた飾り台に載せれば、驚くほど端麗な印象に。
https://www.furacoco.co.jp/gogatsu/product/K-000112100
春色にうさぎの兜(はるいろにうさぎのかぶと)
商品名:春色にうさぎの兜(収納タイプ)/ K-000520300
サイズ:横幅25cm×奥行19.5cm×高さ42cm
価 格:65,000円(税込71,500円)
~おすすめのポイント~
あらゆる邪を征して繁栄をもたらす神的な力の象徴として古くから親しまれてきた昇龍を、鍬形の透かし彫りや吹き返しの彫金などに美しく装飾した上品な兜が目を引きます。
飾り台に蒔絵で施されたうさぎは、「飛躍」の象徴として古来から日本人に愛されてきた吉祥文様。
兜と飾り台の色合いに統一感を持たせ、優美なで上品な印象の兜飾りに仕上げました。
https://www.furacoco.co.jp/gogatsu/product/K-000520300
こだわりの兜飾でお子さまの健やかな成長を願いましょう
「身を守るお守り」として、男の子の健やかな成長や活躍を願って飾る兜飾。
兜の素材や色目、デザインに注目しながらご予算に合うものを選ぶことで、満足のいく五月人形選びができることでしょう。
兜飾りの販売スケジュールも押さえながら検討・購入をすれば、希望の商品と一緒にお節句を迎えることができます。
ふらここではおしゃれでコンパクトな兜飾を種類豊富に取り揃えており、ご希望にマッチするタイプがきっと見つかります。
また、省スペースでありながらも本格的な鎧飾、さらには可愛らしい赤ちゃん顔が魅力の大将飾もおすすめなので、ぜひ兜飾と合わせてチェックしてみてください。
1963年東京生まれ。祖父:原米洲(人間国宝)、母:原孝洲(女流人形師)。慶応義塾大学経済学部卒業後、大手出版社・集英社に入社。1987年父親の急逝により、家業である人形専門店に入社。1988年専務取締役就任。2008年に独立して株式会社ふらここを創業。女性活躍推進活動に注力し、2015年に経済産業省『ダイバーシティ経営企業100選』の認定を受ける。
スタッフ全員に光をあてたチーム体制を大切にし、人形業界全体の再興を見据え、「お客様に望まれる商品が多く作られるようになれば、業界も元気が出てくる。その先駆けになるものづくりを進める」ことをモットーとし、日本の美しい文化を次世代に伝えていくことをミッションとする。