2023年8月4日

雛人形について

五人囃子についてちょっとした小話

はじめまして!ふらここスタッフHです🐶

 

 

苛烈な太陽光、蝉の声、アスファルトの上でひたすら日陰を求め渡り歩く・・・

まさに夏ですね!

 

8月に入りまだまだ暑さは続いていますが、台風の接近というニュースも流れています。
該当の地域にお住まいの方はどうぞ十分にお気をつけてくださいませ。

 

 

🐶🐾🐾🐾

 

 

さて、先日のことですが、自分はなんとリアル「五人囃子(ごにんばやし)」を目にする機会がありました。
今回はせっかくですので五人囃子について記事を書かせていただきます。

 

ひな祭りの有名な歌の一番で出てくる「五人囃子」、雛人形の中でも知名度が高いのではないでしょうか?
実は能楽の囃子方(はやしがた)をかたどったものなので、今でも能舞台で実際の演奏を鑑賞することができます。

 

五人囃子は、

 

(うたい)
横笛(よこぶえ)
小鼓(こつづみ)
大鼓(おおかわ)(おおつづみ)
太鼓(たいこ)

 

の五人一組で構成されています。

 

 

 

謡や横笛はすぐにどの人形なのかわかると思うのですが、
実はふらここでのお仕事を始めたばかりのころ、自分は「小鼓」「大鼓」がどちらがどちらなのかわかりませんでした。
大鼓」も文字で並べると「太鼓」と混同してしまったり・・・。
最近でも少し判別に自信がないぐらいでした。

 

しかし実際の舞台で演奏されている姿はかなり印象が強く、もうバッチリ覚えることができました!
そして雛人形での五人囃子の並び方と、能舞台の囃子方の並びは同じなので順番もしっかり記憶できちゃいました。

 

それでは自分の三人の見分け方についてお伝えしたいと思います!

 

 

まず太鼓ですが、

 

 

これは簡単ですね、ふらここの太鼓のお人形は一生懸命な「ふんばり顔」をしています。
ぜひ太鼓は台に立て掛けて飾ってください。

 

次に大鼓(おおかわ・おおつづみ)、

 

 

大鼓は左膝の上にのせて、右腕を横に広げたり閉じたりして打ちます。
腕を広げたときに隣の太鼓さんとぶつからないようにしてあげると喜ぶかも?
腕を「」きく広げるから「」鼓・・・なんてイメージで覚えています。

 

最後は小鼓(こつづみ)です。

 

 

小鼓は左手で持って右肩にのせて、右手で打ちます。
お人形の種類によっては小鼓の皮に本物と同じように小さい円が描かれています。
」さい円で「」鼓、もしくは腕の動きが「」さい方が「」鼓・・・というイメージです。
小鼓の皮は息を吹きかけて湿りの調節をするので、お顔に近い方が小鼓というようにも覚えています。

 

 

🐶🐾🐾🐾

 

 

いかがでしたでしょうか、この小話が五人囃子への興味をお持ちになるきっかけになれば幸いです。
ふらここでは五人囃子のお人形は十人飾り以上のセット販売、もしくはオプションで五人囃子のみの販売も行っています。
ぜひ個性豊かな音色を感じさせる五人囃子で、ひな祭りを盛り上げていただければと思います。

 

最後に・・・🐶
ここまでお読みいただきありがとうございました!
能舞台で本気の舞を見て感動いたしましたが、私たちふらここスタッフも真剣さでは負けません!
ひとつひとつのお人形に対してスタッフがしっかり入念なチェックと仕上げを行っています。
感動的に可愛らしいお人形とともにお子さんのひな祭りをお祝いして、
日本の伝統文化をぜひ楽しんでください!

 

それでは引き続き人形工房ふらここブログをよろしくお願いします。