「ドラマ現場」と「ふらここのお人形作り」の共通点とは?

こんにちは、ふらここスタッフKです🐗

 

突然ですが、テレビドラマは見られていますか?

私は数多くはありませんが、録画したり見逃し配信などで楽しんでいます📺

 

さてさて、今回は「ドラマ現場」と「ふらここのお人形作り」についてのお話。

意外な共通点を発見したので、そのことについてお話いたします~💡

 

 


 

みなさん、NHKで放送中の時代劇「大奥 Season2」はご覧になっていますか?📺
私はSeason1から引き続きハマっており、毎週見ています!

というのも、元々原作漫画の大ファンで、15年以上前から読み続けているんです📚
(もちろん「きのう何食べた?」も大好きです。今クールはよしながふみ先生祭り!)

 

▲ 筆者所有の大奥。もう何周読んだかわからないくらいです!

 

 

先日おなじNHKで、大奥のドラマ現場に密着した番組「100カメ」が放送されていました📺
「100カメ」は密着現場に無数の小型カメラを設置し、
現場にいる人たちの生の姿・生の声を余すことなく取材するドキュメント番組🎥

 

そして密着していたのはドラマ現場の中でも ”美術部”
メイク、かつら、衣装、セットや小道具など、大奥の世界観を作る要となるプロ集団です💄🪮👘⚒️

 

 

その番組の中での出来事です。

ドラマ撮影中、着付け部屋でモニターチェックされていた衣装の方が「あ、”ちょびヒゲ”してるわ」と仰いました🥸
しかし、モニターの中には絢爛豪華なお着物をまとった将軍・徳川家定(女優の愛希れいかさん)の姿が…👩‍🦰
※注:「大奥」の世界は男女逆転しているので、将軍が女性なんです。

 

美しい女優さんが「ちょびヒゲ???🥸」と思ったのですが、
モニターをよく見ると女優さんのお着物の肩のあたりから糸がぴょこんと飛び出していました👘
そう、「ちょびヒゲ」とは髭のことではなく「着物から飛び出た糸」のことだったんです!

 

それを確認するなり衣装さんは撮影現場に走り、カットがかかった瞬間に糸をチョキチョキと切られていました✂️
(将軍の打掛は刺繍がふんだんにほどこされている超豪華なものなので、糸が出やすいんでしょうね)

 

別の場面では、御台所の髪が1本乱れていたのを察知したかつら担当の方がさっと直されていたり🪮
プロ集団の ”美へのこだわり” が随所に発揮されていた現場でした✨

 

 

ここで私は思ったんです、「ふらここのモノづくりと一緒だ!」と💡(倒置法!)

 

 

ふらここでは自社内で「お人形の最終仕上げ」を徹底して行っています🎎

 

お着物の乱れや糸の飛び出しはないか、目鼻やお口のお化粧も入念にチェック、
髪を丁寧にとかし、リボン結びの形を可愛らしく整えます🎀
お人形を360度回しながら入念に、時間をかけて最後の仕上げを行っているんです✂️🪮

 

それは、綺麗にお化粧して美しい衣装をまとった可愛らしいお人形を
心待ちにしてくださっているお客様にお届けするため🎁

 

大奥 美術部の方々と同じく、ふらここスタッフもプロの目で”美へのこだわり”を追求しています!

 

 


 

すごくマニアックな話(個人的な趣味満載・・・)をしてしまいましたが、
みなさんついてきていただけましたでしょうか😅

 

興味を持たれた方は「大奥」「100カメ」、そして「ふらここ」のお人形もぜひご覧になってみてくださいね!
美しさをトコトン追求したプロの世界が垣間見えます。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました💕

 

 

▼関連リンク

 

NHKサイト
『「大奥」美術部×「100カメ」撮影部 “職人肌”スタッフたちに共通する流儀とは?』

 

ふらここ
『ふらここのお人形づくり』

 

 

箱入れさんのお仕事紹介✨完結編❕

こんにちは、ふらここスタッフYです🍁

 

涼しくなってきて夏の疲れが出てくる頃ですが、

みなさまお身体は大丈夫でしょうか?😖

 

 

今回は、

箱入れさんのお仕事紹介✨完結編❕

\箱入れさんにインタビューしてみた🎤/

 

 

✿以前投稿した箱入れさんのお仕事紹介パート①・②では、

箱入れに必要なアイテムや作業の流れなどをご紹介しているので、

まだお読みになっていない方はぜひ🎵

 

 

🌟質問①:作業で気を付けているポイントは?🎤

 

女雛の後ろ毛が折れないようにやわ紙を巻く🙌/

 

 

ふらここの女雛には、

 

①長い髪を後ろですっきりとまとめて結う

通称おすべらかし(大垂髪)」と呼ばれる髪型

②左右の顔周りの髪を垂らしたおさげ髪

 

の2種類の髪型がありますが、

①おすべらかしタイプは、後ろ毛がより長く垂れさがっています💡

 

そのため、不織布の中で折れ曲がりやすいので

慎重にやわ紙を巻いています🤝

 

               ↓②おさげ髪 

          ↑①おすべらかし

 

 

 

ちなみに、

お人形のお顔の種類がたくさんあって迷う~😓という方は、

お好みの髪型タイプから選ぶのもよいですね✨

 

💜おすべらかしタイプはこちらから

💛おさげ髪タイプはこちらから

 

 

お人形のお道具が取れないように不織布の袋に入れる🙌/

 

鼓(つづみ)やばち・扇などのお道具がお人形に接着されている五人囃子や随身

などは、なるべく接触しないようにそーーーっと袋に入れています!

 

特に、太鼓(写真中央)の両手のばちは飛び出していて引っかかりやすいので注意💡

 

あいあい五人囃子 向かい蝶紋・桃色

 

 

 

🌟質問②:箱入れのお仕事、どんなところが楽しい?🎤

 

お人形の上にかぶせるやわ紙がきれいにできたとき🙌/

 

 

みてください!このふっくら感🥰

まるで焼きたてパンみたい🍞

 

蓋を開けた瞬間にほっとしあわせな気持ちになります🌸

 

このふっくらパンが

大事なお人形たちをしっかりと守ります💪

 

 

かわいいお人形たちをたくさん見れること🙌/

 

 

 

とにかくみんなかわいくて

見ているのが大好きだそうです♪♪♪

 

箱入れさんの愛情をたっぷりもらって、

お人形たちもうれしいだろうな~💞

 

**************************************

 

11月1日からいよいよお人形の販売が開始💨

 

ふらここのお人形がひとりでも多くの方にしあわせをお届けできるよう、

箱入れさんは今日も真心込めて梱包をしています🎁✨

 

 

今回は雛人形の箱入れをご紹介したので、

いつか五月人形の箱入れの様子もお伝えしますね🍀

 

 

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました😊

箱入れさんのお仕事紹介✨パート➁❕

こんにちは!ふらここスタッフYです🌼

 

今回は、箱入れさんのお仕事紹介✨パート➁❕

 

実際にどんなふうに箱入れをしているのか😏

箱入れさんの現場を突撃してみました🎵

 

 

 

こちらは箱入れ待ちのお人形大行列🎎

 

 

写真だと手前のお人形しか見えませんが、

後ろにもおひな様とお内裏様が

二人仲良く順番待ちをしております🥰

 

 

①まずは、品番とお人形が合っているかダブルチェック

 

お顔には、汚れやキズなどが付かないように

面紙(めんがみ)と呼ばれる紙を巻いて保護しています。

 

お道具や同梱書類もセットにして、箱入れ準備が完了!!

 

 

✿ちなみに、写真のお人形はまいまい装飾刺繍・花日和

 

ガーベラの花束をイメージした色鮮やかな刺繍が

とっても華やかで素敵💓

 

箱入れさんからも、かわいい~~!!😊と大人気です♪

 

 

②お人形を不織布の袋の中へそーっと入れる

 

✿陶器でできた手足のついた一部の商品(ゆいゆい六花の恵みなど)は、

緩衝材で手足を保護してから袋に入れます💡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③不織布の上から周りをやわ紙で巻く

 

 

④包んだお人形を桐箱の中にきれいに並べて・・・

 

 

⑤上下左右の隙間にサイズを合わせてやわ紙を詰める

 

 

✿ちなみに、一番お人形の数が一番多い十五人飾り(一覧はこちらから)だと

こんな感じになります!☟

 

桐箱の中でお人形が動かないように

すべての隙間にやわ紙で仕切りをつけています🌸

 

 

上から眺めると、大好物のおかずがたくさん詰まった

運動会の日のお弁当みたいで、なんだかわくわく🍱🏅

 

(私は食べることが大好きなので、なにかを例えるときになんでも食べものになってしまいます・・・😅笑)

 

 

そんなこんなで、あっという間に箱入れラストスパート!💨

 

 

⑥ボリュームを持たせたやわ紙を乗せ、その上にお道具を乗せる

 

⑦蓋をしっかりと閉じる

※蓋と本体にまたがって、「のハンコが押してあるのでそれを合わせます)

 

 

⑧同梱書類と一緒に外箱に入れ、品番シールを貼ったら・・・

 

 

完成!!🎀

✨✨✨

 

 

お客様に手にとっていただける日を心待ちにしながら、

お人形たちはしばしのおやすみです🌙🌟

 

次回は、箱入れさんのお仕事紹介✨完結編❕

 

箱入れさんにちょこっとインタビュー!🎤

作業で気を付けているポイントなどをご紹介します😊

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました💕

箱入れさんのお仕事紹介✨パート①❕

こんにちは、ふらここスタッフYです🎈

 

ながーーーい夏にもついに終わりがきてほっとしている今日この頃。

 

 

気象庁の発表によると、

今夏は過去125年間で最も暑い夏だったそうですね💦

 

群馬県桐生市では、9月19日に国内歴代最多の「猛暑日」46日目を記録😱

 

 

そんなつらい夏を今日まで頑張って乗りきったみなさま

ひとりひとりに拍手!!!

 

 

👏🥇✨

 

 

さてさて。

 

私がいるふらここ制作課では、

検品チームのスタッフが1体1体のお顔・お衣装・髪の毛などの

最終チェックをしていますが、

 

もうひとつとーっても重要なお仕事があります!

 

それが、お人形の梱包をする「箱入れ」と呼ばれるお仕事。

 

 

「箱入れ」を担当するスタッフを、

社内では“箱入れさん”の愛称で呼んでいます😊

 

箱入れさんは、お人形が汚れたり壊れたりしないよう丁寧に梱包します🤝

 

 

今回は、

箱入れさんのお仕事紹介✨パート①❕

 

 

パート①では、箱入れさんのお仕事に必要不可欠な

3つのアイテムをご紹介します🍃

 

桐箱 ➁お人形を入れる不織布の袋 ③やわ紙

 

 

 

①桐箱

 

 

ふたには「ふらここ」の印字🌸

 

桐は、防虫防腐に優れていて

お人形を保管するのに最適🎐

 

本体を持ったりふたを開け閉めするときに

指を切ったりとげが刺さったりしてけがをしないよう、

やすりを使ってささくれなどを取り除いています

 

また、内部の底面にはプチプチを敷いています🌷

 

 

➁お人形を入れる不織布の袋

 

不織布はホコリを通さず、また通気性はバツグンのため

お人形の保管にはぴったりの素材🎎

一体ずつサイズに合わせた不織布の袋に入れて包みます。

 

 

③やわ紙

 

薄いやわ紙を何枚かくしゃくしゃとまるめてさらにやわ紙で包み込み、

厚みのある緩衝材を作ります。

 

お人形の人数や桐箱のサイズに合わせて、長さや幅も調整します🙌

 

配送中はどうしても揺れや衝撃が加わってしまうもの。

お人形どうしがぶつかったり、桐箱内部の壁面に当たったりしたときに起きうる

お人形の破損を防ぐため、隙間をぎりぎりまで埋めるよう徹底しています。

 

 

 

パート①はここまで・・・😌

 

箱入れさんのお仕事紹介✨パート➁❕では、

実際の梱包の手順をご紹介します♪

 

 

気温の変化で体調を崩しやすい時期ですので、

みなさまお身体にお気をつけてお過ごしくださいね🍵

 

 

それでは、また次回お会いしましょう~🥰

お人形の背景のあれです!

こんにちは!ふらここスタッフHです🐶

 

「立秋とは名ばかりの厳しい暑さ」もそろそろ打ち止めでしょうか?
いつまでも終わらないかのような寝苦しい夜
「残暑」というより「OVER SUMMER」💦
今年は紅葉の見頃も遅くなりそうですね

 

さて、前回私が執筆担当いたしました記事では五人囃子(ごにんばやし)についてとりあげました。
その際にはサラッと流してしまいましたが、

 

 

大鼓」のことを「おおかわ」って読むってこと、

私はふらここ入社後に知りました!

 

大鼓(おおかわ)・・・読めなくても安心してください!
日常で見かけない使わない漢字は読めない人が多くて当然だと思うのです。

 

ふらここでお仕事をしていると
そんな「日常ではレア!」な漢字を読むだけでなく書く必要も出てきます。

 

今回は「入社後に漢字で書けるようになった✨節句用語」についての小話シリーズです!

 

 

🐶🐾🐾🐾

 

 

ということで、今回はコレです!

 

「屏風」

 

びょうぶ」と読みます!

 

「屏」って「屏風」以外で使ったことがない、
「風」を「ぶ」と読ませるのも少し変則的!
なので読めるけれど意外と書くとなると
あれ?っとなる方もいらっしゃるのではないかと思います。
そもそも屏風とは?という記事はふらここコラムにもあるのでご参考にどうぞ!

 

屏風といえば折りたたむものを想像される方も多いと思いますが、
ふらここには、「衝立式(ついたてしき)」として
折りたたまないデザインの素敵なものがたくさんあります。
では、私のお気に入りの屏風のご紹介します。

 

めいめい」ちゃん・「うらうら」ちゃんのこのデザイン!

 

 

格子細工(こうしざいく)が特徴的!
窓からのぞく枝には色とりどりの実がなり、
子供のころ読んだ絵本の世界のような優しい柔らかな「温度感を感じます。
燭台(しょくだい)も合わせてベージュに統一された色味が、
現代的でお部屋を「飾って」くれそうなので大好きです!

めいめい 京刺繍・春爛漫(きょうししゅう・はるらんまん) ME-01141200

うらうら 京刺繍・雪輪に松竹梅(きょうししゅう・ゆきわにしょうちくばい) UR-01241300

 

 

五月人形では「睦(むつみ)・満(みつる)」のこれも素敵です。

 

 

雲や山を思わせるもこもこした形に、
手すき和紙の上には金色のラフな線の鯉のぼりが「自由」に泳いでいます。
台もまあるくて、開かれたデザインがお家の空間に馴染むので、
緊張しすぎず「楽しくお部屋に飾れる魅力がありますよね。

睦(むつみ)T-000021001

満(みつる) T-000021101

 

 

他にも色々素敵な屏風があるのですが・・・あれもこれもあるのですが!
長くなってしまうので、今回はこの辺で。
いろんな屏風を見て選びたい!という方には紙のカタログがオススメです!
カタログのご予約開始しています!こちらからどうぞ!

 

実は2024年度の新作で、
私の好きな「さやさや」ちゃんにも新しい素敵な屏風が登場します!
落ち着いた和室の雰囲気が「幸せな時間」を感じさせてくれて素敵なんですよ~!

 

 

🐶🐾🐾🐾

 

 

ふらここといえばかわいいお顔!ですが、
ショールームなどで実物を見たとき「これ!飾りたい!」と思わせてくれるのは、
背景にあって、お人形の魅力を最大限に引き出す、
屏風へのこだわりによるところも大きいと思っています。

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
入社後に漢字で書けるようになった✨節句用語」はまだまだあるので、
今後も折を見てご紹介させていただきます!

 

それでは引き続き人形工房ふらここブログをよろしくお願いします。

 

五月人形ってどうやって選べばいいの?

こんにちは!ふらここスタッフOです。

 

ひな祭りが終わり、端午の節句に向けて準備に追われていました(゚д゚)!

blogの更新が久しぶりになりましたが、

今回は、ふらここの五月人形についてご紹介します!

 

ふらここの五月人形は、兜飾・鎧飾・大将飾があり、

どれを選べばいいのだろう?

そもそも、どうやって選べばいいのだろう?

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かわいい雛人形・五月人形の商品撮影📷

こんにちは!ふらここスタッフOです。

今回は以前にも少し話題に挙げていた商品撮影についてご紹介します🌸

 

6月、7月の2週間で

カタログやWEBサイトに使用する商品の撮影をしました!

 

来年度は改良商品や新作の商品がたくさんあるため、時間をかけての撮影となりました。 続きを読む